5月8日 日曜日 晴れ
外国のラジオから流れるデビット・ボウイが歌うキンクスの「ウォータールー・サンセット」で目を覚ました。外ではうぐいすが鳴いてる。ボウイとうぐいすとキンクス。そして今日はおかんの命日。期日までに法事もやってやれなかったが、それは多忙に免じて許してもらおう。ごめんね。
とつぜん思い出したけど、彼女が死んだ日は母の日でね。市場に花はなかった。でも、彼女のリクエストは「私をオールド・イングリッシュ・ローズで埋め尽くしてちょうだい」だったから、ともだちに助けてもらって、集めるの、ド偉い苦労したっけ。死装束、自分でドレスを用意してたけど、腹水たまって入らないとか、ヘアメイクの人用意してた、とか。どこまでスタイリッシュなんだよ、あんた、みたいな。でも出棺のとき、うちのバンドの連中に抱えてもらって、最後はヤクザみたいな連中に運ばれてんのが最高だった。人生は思い通りにならないんだよ。ざまみろ。笑。
何にしろ、彼女が産んでくれたから今があるわけで、その一点に於いてだけでも、感謝するに値するのかな？
昨夜。グレイプバインを横浜の港の近くに観に行った。このハコ、浮世離れしてて好き。元町・中華街から延々歩いてたどり着く感じもね。なんだかバンドの連中の頭蓋骨の中に入ったみたいなんだ。
彼らは他の誰にも似ていない。比類なきオリジナリティー。バンドのフラットな人間関係。アイデアがパイみたいに幾つもの層になって重なり合ってる。これがバンドだとオレは思うよ。すごいバンドだよ。全員が音楽に没入していて、MCは一言もない。潔く美しい。いろんな風景を見たよ。能動的にね。それは明日を生きる力だよ。表のサウンドがとっても音響的でね。いい音なんだ。デカくもなく、小さすぎることもない。言葉すら音響的に響いてくるから、浮かんだ風景に身を委ねることができる。ありがと！元気でたよ。
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はてさて。5/28のライヴ。いつもお世話になっているTHE MUSIC PLANTが協賛してくれました。（すいません、わたくし会社とかバンドの名前に「さん」をつけるのが苦手です）感謝です。
ありがとうございます！
今日の1曲。RADIO HEADの新曲。グレイプバインに負けず劣らずクリエイティブ。素晴らしい。
お会いしたことはないですが、勝手に山口さんのお母上のことを一緒に思ってお祈りしました。私にとって山口さんの音楽はライフです。ありがとうございます！
クリシュナムルティ
純真さとそれがもたらす繊細な感受性、それこそは人が持つことができ、また持たなければならない唯一の宝なのである。
山口さんのお母様は素敵な宝物をお持ちだったんですね。
去年に続き、GRAPEVINE＠横浜BAY HALLにいらしてたんですね！
もしかしたら、とは思ってましたが、また同じ空間でライブ体験できていたことが嬉しいです(^o^)♪
バインも昔から大切なバンドですが、一番愛してやまないのはヒートウェイヴですよ☆
念のため（笑）。
法事を期日までにしてくれなくても、母の日のお花をプレゼントしてくれたり、命日を忘れず亡くなった日の事を思い出してくれるだけでお母さんは嬉しいんじゃないかなと思います。死ぬほどの痛みで大変な思いをして産んで、お腹の中にいる時から大切に育ててきた息子さんが今を生き生きと過ごしていてくれればそれが一番！と微笑んでいらっしゃる気がします。
オールド・イングリッシュ・ローズ、とても綺麗で美しいお花ですね(*^-^*)
偶然、ヤマハのお店で「音遊人」という雑誌をめくっていたら、山口さんのtextに出会いました！ いろんな年代の方が読まれる雑誌なのかな、山口さんの文章は間口が広くて、そして深いところに連れていってくれて、数分間、夢中になって読みました。
山口さんのお母様に、「洋さんが放つ光がとても好きです。この世界でどんなダンスをしたらいいか、いっぱい影響されています」とお伝えしたいです。
ローズ、山口さんの気品と繋がるなぁ…☆