11月28日 月曜日 曇り
続、三多摩。
わたくす、興味のあることにはネコ、まっしぐらになります。三多摩、何も知らないので。土曜日にライヴ2本を終えて、地元の人々にその奥深さを教えられます。
国立でのライヴには三多摩出身、音楽界のキューピーちゃん、評論家の平山雄一さんが観に来てくれて、久しぶりに痛飲しました。愉しかったなぁ。遥か昔に知りあって、たくさんインタビューを受けて、戦火をくぐりぬけて、音楽業界が一回転して、それでも音楽を伝えるためにフントーしている彼の目は今まで一番きれいでした。でもって、一句頂きました。
「干柿の音符が窓に揺れてをり 雄一(63)」
キューピーちゃんの著作、「弱虫のロック論 なぜ日本の音楽はマーケティングを誤ったのか」。音楽の歴史の趨勢を見つめてきたキューピーちゃん渾身の一作。是非。
コレクターズの言葉を借りれば、人生はミリオン・クロス・ロード。確かにそうだけど、それを体感できるには、どう生きたかが問題だよ。分かれ道でどう判断したか、打算か、挑戦か、闘うか、逃げるか、何も考えないか、エトセトラ。
ズルい奴は苦手だ。
事故後のもろもろを心配してくれて、国立の気功師を紹介してもらったんだ。もうね、入り口からイケてた。病は気からって、ほんとうにその通りだと思ってるから。でも彼は気功だけじゃなくて、独自に編み出した療法、既知の方法、すべてを使って僕を治療したんだ。最後には口琴も吹いたよ。ほんとだよ。うっすら僕は宇宙に行ったよ。「僕のいろんなもの、受けさせてすいません」と謝ったら、「だいじょうぶです。あなたが良くなれば、わたしも良くなります、」と。ライヴと同じだね。「おいくらでしょうか?」。「ドネーションです。いくらでも構いませんから、その壷の中に入れてください」。わはは。愉快。狂ってるぞ、国立(褒めてます)。
そこを出たとき、すべてのバランスが良くなってるのが分かったんだ。前日の腰痛はなくなり、ダブっていた視界もクリアになっていた。ふーむ。おそるべし、国立。
奥多摩に行ってみたんだ。多摩川の源流近く。こりゃ、確かに知ってる東京じゃないね。福生に連れていってくれて、旧いレストランで食事した。悪くなかった。
ぜんぜん帰れないけど、被災した阿蘇の山の家。20cm傾いていたものを直してもらっています。ジャッキアップして、少しづつレベルを取って行くんだそうです。これからほとんどぶっ壊れた窓や建具をサッシに換えていく作業だって。ようやく見せても哀れじゃない姿になってきたので、初公開。いろんな人の協力で、復旧は進んでいます。はは、たいへんなのは支払いだけど、治すってことにはモチベーション上がるよね。ベス美にも早く会いたい。がんばって働け、ロックンローラー!
弘前から今年のリンゴが届いた。箱を開けたら、あの街と岩木山の香りがして、ぐっと来たんだ。嬉しいよ、ありがとう。大好きなクリーニング屋のおばちゃん(おばちゃんタメ口、オレ敬語)に「さっき、弘前から届いたんです」ってお裾分けしたら、花が咲いたみたいに喜んでた。すごいね、リンゴの力。たいせつに頂くよ、ありがとう!
明日には来年のいくつかライヴのアナウンスが出来るか、と。そんでもって、今週はいよいよHWツアーのリハーサルが始まる。曲順を考えて、聞きながら海沿いを走ってんだけど、強力にいい感じだよ。みんな来てね!
建築に携わってる人間の一人として…。
熊本の職人さん、建築士さんの気概にあっぱれです‼︎