ライヴと云う魔物

12月9日 金曜日 曇り

強行日程だったけれど、昔から好きなミュージシャンだったから、会場の近くの駐車場で仮眠してでも観に行った。

感想なんて野暮なことは書かない。書けない、いや、書きたくない。ライヴってのは恐ろしい場所だ。嘘をついてもバレる。いろんな意味で、受け取ったよ。普段オレたちを観に来てくれるファンがそうしてくれるように、自分でチケットを取り、立ったまま開演を待ち、音楽から何かを受け取る。逆の立場になってみると、思うことは山のようにある。

ひとつだけ。ライヴ中のオーディエンスのスマートフォンでの撮影がどれだけイメージを阻害してくれたことか。ライヴはさ、君の網膜に刻みなよ。音楽はこころに刻めよ。その写真には何も映ってやしないさ。

首都高の黒豹になって、家に帰り、ツアーから帰ってきた楽器を受け取り、やりきれなかったから飲みに行ったさ。

誠実で居たい。ファンにも、音楽にも。自分にも。

 

 

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ライヴと云う魔物 への4件のコメント

  1. nazare より:

    お疲れ様です。。
    初単独・ライアン大好きです♪
    ライアン関西にも来てほしかったな・・

  2. misato より:

    同じ場所にいました。
    そして同じことを感じていました。
    素晴らしいライブでした。
    でもその瞬間は現実に引き戻されてしまいました。
    うまく言語化できずモヤモヤしていましたが、やりきれない。その通りですね。

  3. Yran より:

    東京のライブ楽しみにしています。
    かつて私はHeatwaveのライブで、ライブの佳境で演奏中にプロのカメラマンの方(いつもの方です)が慌てて撮影場所を移動する際に前を横切られてしかもぶつかられてやりきれない気持ちになったことがことがあります。

  4. 桃子 より:

    ポール・マッカートニーのドーム公演で、まるまる1曲動画録ってる人が前の座席にいました。フラッシュやシャッター音も時と場所をわきまえない人見ると萎えますね。
    今はライヴ終了直後そこかしこで画面の明かりつきますから。大型タブレットなんて使われたら余韻も吹き飛びます(笑)。自分のことしか考えてないんでしょうね。
    行きたい!と思うライヴには、どんなに労力費やしても苦になりません。洋さんもずっとオーディエンスでもあってくださいね。

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