Recording day #019

8月2日 水曜日 曇り

クレイジーなレコーディングの日々に復帰。にしても、何かあるたびにスタジオにメンバー全員が揃って、エンジニアが居て、アシスタントが居て、メーカーのディレクターが居て、マネージャーとローディーが居て、仕事が終わると全員で飲みにいく、なーんて時代が懐かしい。(遠い目)

制作にかけられるバジェットは真面目な話、全盛期の10分の1くらい。それでもクオリティーは上げなきゃいけない。この状況に泣き言を云うくらいならミュージシャンなんてヤクザな稼業はとっとと辞めるっつーの。やってみせますとも、ホトトギス。つーか、オレの意地だね。マジで。時給に換算したら、労働基準法違反だよ。てかほぼ無収入だよ。笑。でも、思うんだな。これは労働じゃないんだ。夢なんだよ。DREAM HARDER。

スタジオでバンドでガスっと録ったら、もうあとは誰も居ないのです。ただ、ひたすらに僕が自分のスタジオで、独りで音楽と向き合う。ウルトラ・ちょー孤独な作業。最近のHWのアルバムと違うことがあるとするなら、今回は僕が日本一素晴らしいと思っているレコーディング・エンジニアの森岡氏がミックスを担当するってことだけです。僕がやってたら、到底リリースが間に合わないし、曲数が多すぎて、たどり着く自信がない。

その森岡氏に送るファイルでさえ、drop boxを通じてなので、彼と会うことはありません。彼が自身のスタジオでミックスしたファイルがまた僕のところに送られてくる。修正はネットを通じて。さすがにフィニッシュだけは二人揃って僕のスタジオでやるつもりだけれど。そんな時代なのです。ロックンロール、何だかなぁ。そう思うけれど、血が通ったものを創るために、譲れない意地があるってことですたい。いや、ほんとうにね。意地。

そんな訳で、ようやく5曲めをエンジニアに出荷しました。それから6曲目の歌をうがーーーーーーーっと歌い、ライジング・サンでのライヴの構成を考え、ランニングをしながら曲を身体に入れ、空いた時間に原稿を書き、夜は録音した歌のエディットをする。相変わらずOUTPUTばかり。今日のINPUTはカレーが喰いたいっつー望みだけ。

それでもとある人物が放った一言が僕を励ますのです。「ヒロシは好きなことやって、幸せすぎて怖くない?」って。そうだね。きっと幸福だと思うんだ。充実してるよ、だって日々、これ以上もう何もできないもん。笑。

LIFETIME WARRANTY!

光が見えるまで

ひたすら向き合う

6120買ってよかった!しょちゅう使ってる。

 

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Recording day #019 への1件のコメント

  1. 萩原晋也 より:

    山口、サイコーだぜ。
    ニューアルバムはこの夏の匂いを刻みこんだ
    サイコーのアルバムだろう。
    山口洋はとんでもない幸せもんであり、
    とんでもない夢の配達人だと本当人思う。
    この夏を共に乗り越えましょう!

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