8月22日 月曜日 曇り
たまには他愛のない話でも。
山に逃げようとした日の朝、関東は土砂降りでした。その降りっぷりに1200キロ運転する気力が折れました。つーか、あの状態では無理。それから国内某所に引きこもり、走り、本を読み、鋭気を養うことに集中しました。どーも具合が悪いと思っていたら、貧血でした。忙しさにかまけて鉄分の補給が足りなかったようで。大量にひじきを喰って、復活しました。
さて、再び闘いの日々の前に、気分を変えたかったのです。「ヒロシー、ムシャクシャした時はねー、ぱーっと洋服を買いに行くのよー」と教えてくれたのは某会社のCEO(ちょっと・えらい・おばさん)K子です。以来、ときどき真似をします。走り始めてすっかり体形が変わってしまい、昔の洋服は全部ガバガバになってしまいました。おまけに既成服はまるでサイズが合いません。身体の変化もようやく落ち着いてきたので、根性入れて洋服を作っているともだちの店をおしゃれタウン(何だそれ)に訪ねました。「えーっとね、白ひとつと黒ひとつ、あともうひとつは全部君に任せる」。こんな無茶ブリにもプロフェッショナルは平然と「分かりました」と応えてくれました。か、かっけー。彼は僕の身体の寸法をくまなく計り、てきぱきと仕事を進めていきます。どんな道であれ、職人って格好いい。僕はツイードが好きなのです。冬のジャケットを作るためにツイードの見本を見せてもらっていたら、彼の店にはドニゴール・ツイード(アイルランドの逸品)がありました。こんなおしゃれタウン(しつこい)にあんなド田舎の素材があるとはね。ここで作ってもらって、ドニゴールの連中に見せたらびっくりするだろうなぁ、とか。あー、愉しかった。出来あがり、愉しみにしてるね。
それからプロジェクトの打ち合わせをして、某ジュエリーショップで、ターコイズを全部出してもらって、「切れるまで外さないから、ブレスレット作って、今すぐ」みたいな無茶ブリがプロ魂に火をつけたのか、僕が選んだターコイズはネックレスだったので、分解して、組み立てて、ふたつのブレスレットを作ってもらいました。ありがとね。何だか、気分が変わったぜ。また闘う気力が湧いてきたよ。
すごく綺麗なチェック柄ですね~。
夜中に辿りついて見とれてしまいました。
闘い て・・・