俺たちの場所

3月6日 金曜日 晴れ

コータローくんとツアーを終えて、吉祥寺で旨い酒を飲んで、ホテルで仮眠して、家に帰って、スノーボードと小さいギターをクルマに放り込んで、びゅーんと数百キロ運転して、ホテルにチェックインして、居酒屋を探して、ビールを飲んで、冷奴食べて、ホテルに戻って、死んだように寝て、今起きたところです。

ややこしい。笑。

50/50のツアーは音楽人生史上もっともストレスフリーなものでした。重要な決定は池袋の飲み屋で行われ、リハーサルは1日限り、最低遂行人員でツアーは敢行(コーちゃんと、エンジニア兼ツアーマネージャーの佐藤くんに俺)、待ち合わせに遅れるものは誰ひとりおらず、一人が数人分働き、ハコや地方の人々の愛に恵まれ、笑いが絶えず、毎晩まったく違う風景を描くことができました。

愉しかった。

続けてきたことへのギフトのような日々。また新しいスタート地点に立てたような、一周したような、そんな不思議なツアーでした。

コーちゃん、佐藤くん。ほんとうにありがとう。なによりも、きてくれた人たち。ほんとうにありがとう。たくさんいい顔見たよ。ステージから。

そしてコロナちゃんがやってくるわけですが。

なんだか「俺たちの場所」って言葉がどーんと目の前にクローズアップされてきました。すげーな、古市コータロー。ほんとうにこの言葉に集約されてるっていうか、書かなくてもわかると思うけれど、それはみんなの場所でもあるのですよ。

槍玉に挙げられてるライヴハウス。スターパインズのスタッフが僕にこう言いました。「アニキ、一回こころ、折れました。今日、ライヴやれなかったら、気持ちが持たなかったかもしれません」。いつもの三浦さんの写真、見てくれたら、その会場にどれだけ愛があったか、わかってもらえると思います。

ほんとうに、、、。

今回、来れなかった人もいろんな事情があったことと察しています。僕らは僕らの道を削って、またいいヴァイヴスでみんなと再会できるよう日々を生きておきます。

それまで、元気で。

ほんとうにありがとう。

 

では、雪山に消えます。しゅるしゅるしゅるー!

写真、三浦麻旅子さん。キャプションなしでどうぞ!

 

 

 

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俺たちの場所 への6件のコメント

  1. 風にハモ太郎 より:

    会社のテレワークを利用(悪用?)して、吉祥寺へ直行、当日券をゲット。行ってよかった、開いててよかったスターパインズカフェ、「俺たちの場所」。
    着席スタイルでも身体をスイングしてのヒロシさんのリズム、いつものレッドシューズが、ライブ会場の2Fからみると、何度となく蹴り上げられるのを確認。
    コータロー氏のギターの音色は、飼いならされない野生の白馬のような美しいメロのイナナキをあげて・・・好っきやー。三浦さんの写真3枚目がそのイメージ!最初の曲がニールヤング「泣くな涙をふけ」だったからか、「ZUMA」のジャケットが二人に重なり候(笑)。日本発英国田園経由カリフォルニアの青い空、で辿り着いたのは池袋のあの書割の壁画前(←支離滅裂)、そんな音楽好きな50/50の生業ルーツミュージックを存分に楽しみました!
    追伸:
    何より、ラストに、あの日本の伝統ララバイをやってくれて、感動。SEが始まった時、思わず声を挙げてしまった!コロナちゃんも泣いて帰ったと思う。
    ノーウェアマン4曲入CD持ってて、本当良かった・・・。
    そして何よりグルーブ佐藤さんの開演前音楽が最高でした。スマホ「これ誰の曲?」機能で調べまくりでした笑。ツアーのセットリスト、全会場BGMリストも佐藤さんのブログに全てUP、感謝感激。
    春よ来い!Here Comes The Sun!(こんな素晴らしい締めくくりのライブ会場、ある?)

  2. Y.HAGA より:

    最高でした!演奏は勿論、お二人の汲めども尽きぬMCに笑いっぱなし。カバーも同世代感たっぷりで頷けるものばかり。幸せだったなあ〜。こんなご時世だからか、エンディングSEの「Hear Comes The Sun」も、なんだか凄く胸にこみ上げてきて泣きそうになっちゃった(笑)。

    至る所に消毒液が配置され、SPCのスタッフさん達は見えない敵と必死に戦ってました。ほんと頭が下がる思い。なんだか東日本大震災直後のライブを思い出し、応援の意味もこめてはジンジャ3杯+ナポリターノをオーダー。

    やっぱり音楽って素晴らしい!どんなことがあっても「俺たちの場所」を守らなきゃダメ!色んな意見があると思うけど、僕個人は、自分が媒介者にならぬよう細心の注意を払いつつ、ちゃんと現場に足を運んでお金を落とすべきだと思ってます。コロナは終息しても、見渡す景色は焼け野原なんて絶対嫌ですから…。

  3. rohi より:

    昨今の世の中の状況で楽しみにしているライヴが当たり前のようにおこなわれなくなってきた今、今回の50/50ツアーに参加出来てよかった。
    吉祥寺は仕事の都合で行けなくなってしまいましたが、初日の浜松は参加できました。
    山口さんとコータローさんによる奇跡のユニットによるライヴ。
    初日と最終追加公演でどのくらい変化があるか楽しみにしていましたが叶いませんでした。
    また2人によるツアー、やって下さい!

  4. チャロ より:

    どんなにしんどい状況にあっても、自分のいる場所で、自分の信じることを、精一杯誠意をもって、いつも通りにやっていく、そして楽しむ、ただそれだけのことさ~ですね。カッコイイ生きっぷり!~明日地球が滅びるとしても、私は林檎の木を植える~そんな生き方、私もしていきたい。世界中が殺伐としているこんな時にこそ、人間の魂に響く山口さんたちのような音楽が必要だと心から思います。写真からライブの楽しさ、あたたかさが、伝わってきます。三浦さん、いつも臨場感溢れる素敵な写真の数々ありがとうございます。

  5. 山田だんだだん より:

    アップルウェーブ「what’s the craic!」絶賛放送中!!(なんと2時間番組!)
    https://www.jcbasimul.com/?radio=%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%96

  6. Masako より:

    ラジオ2時間、楽しい時間ありがとうございます。ラジオいいですね。ゆっくり聴けますから。CREEPSの成田翔一さん。山口洋さんの突拍子のない話を交わしてくれて、MC上手だなぁと思いました。選曲も、弘前の雪の情景が浮かびましたよ。山口さんとのエピソードも(山口さんは、全然覚えてない?)思い出のアイルランドの話。アイルランドの町の人たち。本当にいいなぁと。「誰もいない庭」が久しぶりに聴けました。パチパチ。

    三浦麻旅子さんの写真ありがとうございます。お二人は東京が似合いますね。50/50 また進化を観てみたいなぁ。初日公演は思い出です。昭和のTV番組の名テーマ曲「太陽にほえろ」毎週欠かさず観てました。また、弾いて欲しいでーす。今度は間違えないでね!

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