”それぞれの10年”、メッセージを募集します

3月8日 月曜日 雨

”それぞれの10年”。メッセージを募集します。力を貸してください。

昨年の8月、大型二輪免許を取得するため、山形県長井市の人たちにお世話になりました。それまでなんの縁もなかったけれど、短い時間とはいえ、その町で生活するうちに、人々のシャイネスやそれを育む自然が大好きになりました。

 

ある日。

僕が通っていた自動車学校に男性が訪ねてきました。聞けば、僕がインスタグラムに投稿した最上川の写真だけで、ここにいるに違いないと。おそるべき、洞察力と行動力。笑。

その方は震災と原発事故によって福島から避難を余儀なくされ、長井市で暮らしていらっしゃると。その激動の日々に、僕らの音楽やMY LIFE IS MY MESSAGEの活動が響いていた、と。

とても、こころを動かされる出会いでした。

 

2014年の映像ですが、僕に会いにきてくれたのはこの映像の中の「村田さん」です。僕がここに書くよりも、映像が端的に彼らの長井市での日々を伝えてくれているので、ちょっと長いですけど、まずはぜひ観てくださいまし。

YouTube Preview Image

 

長井市で造られたお酒、「甦る」。そのプロセスに深い感銘を受けました。これこそ、”MY LIFE IS MY MESSAGE”だと、思います。

 

今回、村田さんから“東日本大震災復興10年「甦る」感謝の集い”を催すので、長井市でぜひ歌って欲しいとオファーがありました。MY LIFE IS MY MESSAGEとして、喜んで引き受けさせてもらうことにしました。ただ演奏するだけではなく、みなさんから寄せられた想いもここで還流させたいと思っています。

 

被災した方も、被災した方を受け入れた方も、どちらでもなかった方も、そして僕にも。等しく10年の月日が流れました。10年だから、ということではなく、すべての人にとって「毎日がEVERYDAY」で、どんなときもひたむきに、日々と向き合ってきたからこそ今日があると思っています。そして今、コロナ禍は分け隔てなく、僕らの暮らしに重くのしかかっています。

 

未来をつむぐために。

みなさんの”それぞれの10年”をメッセージにして、僕に送ってくれませんか。それを僕が宴会場のステージで代読し、曲を演奏したいと思います。人の数だけ、違った10年があると思うのです。”それぞれの10年”が語られることで、未来がおぼろげに浮かんでくる気がしています。

3月13日土曜日に行われる“東日本大震災復興10年「甦る」感謝の集い”。当日の模様は僕のインスタグラムのアカウントで中継する予定です。中継と言っても、いつものように、iPhone8ひとつで、ワンオペのため、不確定要素がありますが、詳細は追ってお伝えします。

———

“それぞれの10年”はこのblogのコメント欄にどうぞ。木曜日いっぱいまで受けつけています。長文でも短文でも、震災に関わることでも、そうでもないことでも。自由に書いてください。

1. 名前(ニックネームで構いません)
2. だいたいの年齢、性別、お住まいの地域
3. ライヴで聞きたいHWの曲
4. “それぞれの10年”、その曲を聞きたい理由、メッセージ、質問、アイデアなど遠慮なくどうぞ!

 

僕の靴を作ってくれている浜ちゃんから送られてきたMY LIFE IS MY MESSAGE。忘れずにいてくれて、ありがとう!

 


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”それぞれの10年”、メッセージを募集します への10件のコメント

  1. 村上幸雄 より:

    1. 村上幸雄
    2. 50代、男、埼玉県
    3. 満月の夕
    4. 東日本大震災があった日、両国から埼玉県朝霞市まで歩いて帰宅しました。
    広島県尾道市出身なので阪神・淡路大震災は他人事でないと思っていたのですが、自分で体験してみないと自分ごとに思えないということを痛感しました。
    リクエストした曲は、自分がリクエストしなくても歌われると思いますが、山口さんが歌う満月の夕は、外部からの思いが感じられ大好きな曲となっています。

  2. かつらぎ より:

    1.かつらぎ
    2.50代 女性 兵庫
    3.満月の夕
    4.阪神淡路の震災当時、私は神戸市灘区で一人暮らしをはじめて2ヶ月も経っていませんでした。爆弾が落ちたのかと思う地鳴りの音とともに、恐怖が体に染みつきました。私は、次の日、半日かけて、3つ隣の市まで、国道2号線に沿って自転車で逃げました。そんな中、地震の二週間後の2月、社会福祉士の資格をとる大学に三重県の通っていた妹は、8日間、社会福祉協議会の委託を受けて、避難所に行かず半壊の家に暮らす人たちに、救援物資の肌着などを持って、家を一軒ずつあるきまわったそうです。何もできなかった悔いが、ずっと心にのこりました。東日本大震災で、マイライフの活動が始まった時、微力でもなにかできることができたことに感謝しています。マイライフを通して知った温かい福島県相馬市にゆかりの人たちに、支援をしたいとおもってうごいたはずが、倍返しでいつも、温もりをいただき続けています。10年続けていると、志を同じくする人たちと、ネットワークがうまれました。あちこちに顔を出して勝手に動いていたはずが、話してみると知人だったと、後から知って驚くことがあります。じぶんのコンパスに従い、じぶんの予算内で、じぶんの手をよごして動いたご褒美だと、それは人生の宝物です。行動する時、満月の夕が、通底奏音で、いつも流れています。

  3. かつらぎ より:

    三重県の大学に、学生寮から通っていた妹  
    でした、訂正すみません、

  4. Masako より:

    長井蔵の映像から、伝わってくるものがありました。「甦る」きっといいお酒なんだろうなぁ。
    前を向き、諦めないで、進んでいること。ドキュメンタリー映画「盆唄」が思い出されます。ミチロウさんの映画も思い出しました。相馬の松川浦の海、また行きたいなぁ。10年という日々は風景を様変わりさせてしまったけれど、人の心は強いんだなぁと思いました。iPhoneで、全国に繋がるといいですね。

  5. YUJI より:

    1 ゆうじ
    2 55歳 男性 福岡県京都郡苅田町
    3 starlight
    4 最期に立ち会えなかった父を思うとこの歌が頭を支配し、笑顔が苦手ではにかむ顔を思い出します。静かで言葉少ない父でした。この歳になって、今となっては言葉足らずながら、僕に何かを伝えようとしたんだろうなとしたんだろうなと感じた場面を、なぜかふと思い出します。
    今朝3月8日の新聞の記事に〈知らない人から何かしてもらった子どもたちは やがてきっと知らない誰かに対しても、何かしてあげられる大人に育つはずです〉とありました。あらためてstarlightは、55歳の僕はそんな大人なのか自問自答させてくれる曲で、でも亡くなった父を身近に感じさせてくれる曲なので、リクエストします。

  6. 1. 考える人ドリー
    2. およそ50、男、埼玉・浦和
    3. 銀の花
    4. “それぞれの10年”
     震災を経て、春を迎える心持ちがずいぶんと変わったように感じています。
     一年が巡り、また花が咲く季節を迎えられることの切実な有り難さ。
     そして、私たちは首の皮一枚、ぎりぎりのところで生き残ったに過ぎないという苦い危機の感覚。
     私はずっと関東に居て、いわゆる「被災者」と呼ばれる立場ではないのですが、原発の爆発を知って一睡もできなかった夜のことを今でも時折思い出します。あの夜から、もう私たちのすべてが大なり小なり「被災者」であり、運命を共にしている「生き残り」なのだという思いが確かにあります。
     年を追うごとに温暖化による猛威は熾烈になり、全国各地で災害が頻発。他方で、この国の抱える原発の問題は未だに終息したとは言えない状況にあります。もう災害に無関係でいられる人は誰ひとりとしておらず、すべて私たち自身の問題なんだということを日々感じています。
     だからこそ、まだ残されているこの命を大切に生きていこう、そんな思いをあらためて強く噛みしめる十年目です。

    「銀の花」は、たしかもう30年以上前にラジオで初めて聴いて以来大好きな曲ですが、震災以降とりわけ心に強く響いてきます。
     長い冬のなかで雪を踏みしめ歩く多くの人々に、この歌を届けて頂けるととても嬉しいです。

  7. eri より:

    1. eri
    2. 51、女、神奈川県
    3. 地平
    4. 目まぐるしい10年間でした。関西→米国→東京→神奈川と住まいを転々とし、名前も何度か変わりました(爆)。何かから逃げるように山登りに明け暮れる、極限の美しい音を求めて蓄音器にハマる、書店で読みたくもない平積みの本を毎日買う、家に帰らず暗闇をいつまでも歩く、軽くお酒におぼれる(笑)・・・など、なかなか迷走していました。
    そんな中、もっとも衝撃的な出来事は約2年前の2019年4月にHWに出会ったことでした。魂にダイレクトに響く音とメッセージはこれまで知っていた音楽とは全く異っていました。夢中で聴けば聴くほど、その音に刻まれていることには何の虚飾もなく、すべて山口さんの人生そのものから発せられるメッセージなのだと気付きました。ご著書Rock’n Roll Diary 2011.3.11〜を読んで事後的に震災時の活動を知りましたが、そこにとどまらず昨年からのインスタライブ、そして今回の長井市でのイベント。。どんな状況にあってもfor the betterへの行いがずっと一貫していることに驚嘆しています。
    村田さんとの出会い、偶然のようでいて何かに導かれているようにも思えます。素晴らしいイベントになることをお祈りしています。リクエストは「地平」です。迷える魂を解放したいです。よろしくお願いいたします。

  8. げっこ より:

    1、げっこ
    2、50代、女、福岡県
    3、満月の夕
    4、10年前のあの日、東北から遠く離れた福岡県に居た私は、信じられない光景にただただ途方に暮れるばかり…。
    私にはハンデがあり、直接ボランティアに行くこともままならぬ状況でした。
    そんな中、ファンであるヒートウエイヴの山口さんがMY LIFE IS MY MESSAGEを立ち上げてくれました。MY LIFE IS MY MESSAGEの活動を応援していくうちに、いろんな出来なかったことを乗り越えて行き、10年経って振り返ってみると、当時よりいつの間にか沢山のことが出来るようになっていました。
    そして何より、東北、特に福島の方たちとのご縁が生まれ、その温かい心に触れ、多くの愛情を頂きました。あの大震災や原発事故で失ったものは、言葉に出来ない位のものだったと思いますが、得られたものも、尊くて何ものにも変えがたいものだと思っています。
    満月の夕の中には、そんな全ての尊い想いが詰まっていると思います。
    最後に、MY LIFE IS MY MESSAGEを立ち上げて下さった山口さんに、心から感謝申し上げます。そして、私に思いやりや愛情の尊さ、大切さを教えてくれた東北、福島の人たちに心からお礼申し上げます。
    この10年、本当にありがとう。
    そして、これからも宜しくお願いします。

  9. tsuyakesi より:

    販売の仕事をしているので、思い浮かぶのは、様々なものの買い占めが忘れられません。震災の後の食料、水、ガソリン、電池、紙類。 19年の台風の後も、そしてコロナ禍の今も、マスク、消毒液、、、
    みんな、私も、生き延びるために必要以上に、買い占める。という、習性が記憶によみがえります。
    まずは自分からという。家族もいるし、みんな必死です。
    こんな私です。振り返ると、ほんとに成長してない、、

    リクエストは 歌を紡ぐとき 
    かんれき 千葉に暮らす女の子です。

  10. yu@polepole より:

    3月13日の“東日本大震災復興10年「甦る」感謝の集い”と同じ日に広島県福山市のポレポレで「東北復興応援ライヴ」の121回目を行ないます。
    10年前のテレビから流れる震災の被害の状況を見続け自分たちの無力感に沈んだ日々。
    なんとか前を向く為に始めた「東北復興応援ライヴ」でした。
    出演者が500円募金して3曲演奏するというスタイルで、落ち込んでいた大勢の人が参加してくれ「気持ちの持って行き先を作ってくれてありがとう」って喜んでくれました。
    それによって私も救われました。
    初めは募金を赤十字に送りましたがMY LIFE IS MY MESSAGEを知り、その理念とピンポイントで相馬を応援するという活動に賛同して参加しました。
    そのおかげで相馬での「熊本地震復興応援ライブ」に参加したり、石垣島での「東北復興応援ライヴ」に参加させてもらうというでっかいギフトもいただきました。
    そういった活動の中で相馬・南相馬の人たちと友達になり、福山に招いていろんな話を聞かせてもらったり、唄ってもらったり、芋煮会をしてもらったりと楽しいこともたくさんありました。
    そして一人一人違う生活が有り、違う感じ方考え方が有るということを知りました。
    当たり前のことですが遠くから眺めていると見過ごしてしまう一番大切なことだと感じました。
    それでも最悪な津波と原発事故の被害を受けていながらも「悪いことばっかりじゃなかった」となぜかみんな言ってたことが救いになりました。
    「甦る」の映像を観て同じように「悪いことばかりじゃないな」って、本当に素敵だと思いました。

    自分たちを救う為に始めた「東北復興応援ライヴ」ですが、今は自分たちが忘れない為、東北の友達に「忘れてないよ」って伝える為にこれからも続けていこうと思ってます。
    コロナが落ち着いたらまた福山に招いて楽しい時間が作りたいと思っています。

《考える人ドリー》ヒガシ への返信 コメントをキャンセル

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