12月2日 木曜日 晴れ
昨夜、縁あって女性シンガーソングライターのライヴに招いてもらったのです。
到着したとき、階下から聞こえてくるバンドの音に、かつて小学生の頃、音楽が大好きで近くの高校から聞こえてくるブラスバンドの音をずっと電柱の影で聞いてたのを思い出したんす。それがとってもよかった。町に音楽があることが。溢れてくるところが。
会場に入って、その音楽を体験してるうちにいろんな風景が見えてくるんすね。前もってアルバムも聞いてたんだけど、伝わってくる情報量がその100倍はあったかな。いや、ほんとうに。シンガーの人となり、ヴィジョン、魂の深さ。そんなことまで。
だから、ライヴは素晴らしいけど、怖い。
にしても、圧倒的な歌唱力。なんだか、地球と魂が繋がってる感じ。プリミティヴ。それ、CDじゃわかんなかった。
あとね。バンドはもちろん、支えるスタッフの愛も素晴らしかった。彼らがライヴを観てる姿がね。僕は配信スタッフの隣にいたんだけど、一人でオペレートしてる彼の仕事に愛がありすぎて、なんだか泣けてきたっす。愛って見返りを求めないことだとつくづく。
終わったとき、なんとも言えない幸福感があったんす。音楽ってすげぇ。バイク、寒かったけど行ってよかった。
楽屋に挨拶に行ったなら、ベーシストはアマチュア時代に一緒によくライヴをやってた人だってことが判明。にゃんと35年くらいの時を経ての再会。
んー。
ライヴ、嘘がつけない場所。それゆえ素晴らしく、そして恐ろしい場所。
帰りの寒すぎるバイクの道中でいろんなことを考えました。で、冷え切って1時間半風呂に入ってたけど。なんだか、とってもよかった。こうやって音楽のエネルギーが伝馬していくこと。
そうそう。明日は元住吉でモジャモジャ・タイジとパーカションのコースケに呼ばれてライヴなんす。ここ、なんていうんだろ日常の延長でライヴができる場所なんす。なんかクサクサしてる人は気軽にきてください。たぶん、関東ではあまり見ることができないグダグダ感満載になるのでは、と。あ、でも実験もしますよー。