権利を放棄する実験

12月24日　金曜日　晴れ

クリスマス・イヴ。

こちらはまるで色気なく、息抜きにバイク屋さんでオイルとバッテリーを交換した以外はなんだかんだ、シャチョー業に追われております。でもこの時代、ミュージシャンでいることができる時間はプレシャスだからね。たいせつにします。

 

はてさて。もうちょっと、ギターアルバムのこと、書かせてください。

 

ともだちのワンダフルなギタリスト、コーちゃんがこう記してくれました。こんな風に感じてくれて、わたしゃ本望です。むっちゃ励まされたよ。

今日インスタにアップしたけど、ともだちのアーティストが都会から自然の真ん中にアトリエを移したんだけど、その空間を浄化するのに、まずはじめにギターアルバムを流してくれたんだって。これも、とっても嬉しかったんす。

 

で、前々から考えていたことを実行してみようか、と。権利を放棄して、もっと大きな円環を目指してみる実験。

創った音楽は「いちおう」著作権で守られてます。でも、その実態はね、、、。これについてはややこしいし、思うことは山のようにあるので、今回は割愛。いつか書きます。

 

思ったのです。歌のあるものはともかく、今回はインスト。権利を放棄して、演劇、詩の朗読、映画、写真、絵画、動画、SNSでの表現、エトセトラ。アルバムを自分のお金で買ってくれた人には、それがアマチュアであれ、プロであれ、なんであれ、ありとあらゆることに使ってもらったらいいんじゃないかって。例えば、あなたのインスタに使う？おっけーです。お店の宣伝に使う？おっけーです。喜んで。

とある映画監督にはもう使ってもらってます。公開されたらアナウンスします。さっき、詩人に朗読してもらおうってアイデアが閃いたんで、近々採取してきます。まだ連絡してないけど。笑。

とにかく開かれたものでありたいんです。誰にも規制されたくない。公共財としての音楽。だって、オレがゼロから創ったんじゃないし。いろんなこと継承していけたら嬉しいんす。

 

まとめておくと。

1. 使う場合はアルバムを「買って」ください。実際に買ってるかどうかなんて、チェックしないし、できないけど、僕は創作者を信じます。

2. その音楽の出典について、簡単でいいので、クレジットを入れてください。music from “Still Life with my GTR / Yamaguchi Hiroshi” みたいな感じで。

1月にはみなさんとコラボレート（これも死語だな）したイベントを考えています。いろんな人が参加できるように年明けにはアナウンスします。

 

なにはともあれ、2日後の渋谷duo。どうかお見逃しなく。音声配信はお聞き逃しなく！

HWの不沈がかかっておりまする。オミクロンには負けられまっしぇん。

NO REGRETS社、アルバムへのオーダーは土日も郵便局の本局で投函しますが、普通郵便は土日は配達されなくなりました。なので、週末にオーダーされた方はちょっと待っててくださいまし！

ギターアルバム。オーダーはこちらからどうぞ。もちろん発売日の渋谷duoでも手にしてもらえます。（無人販売だけど。詳細は昨日のblogを参照してくださいまし！）。