曲を書く

10月19日 水曜日 晴れ

ようやく標高1000メートル近い山中で、僕はソングライターになることを許された。仕上げることが出来ずに放っておいた曲の断片がたくさんあった。この7ヶ月の間に経験したいろんなことが、僕を成長させてくれた。頓挫していた地点から、瑞々しく曲たちが新しく生まれ始める。違和感、喪失感、焦燥感、無力感、怒り、哀しみ、ようやく歓び、エトセトラ。一連の作業は僕の解毒で、かつ未来と現実をしっかりと見つめることで、大切なプロセスだと今さら気づいた。1995年と2011年は忘れられない年になるだろう。音楽なんかに意味はあるのか?僕はそれに「YES!」と太文字で応えよう。

 

山の中で独りで寂しくないんですか、と。全然。労働は大変だけど、男の意味を教えてくれる。草を刈るとか、家を補修するとか、チェーンソーでジェイソンごっこするとか、薪を割るとか、火を熾すとか、食事を作るとか、珈琲をいれるとか、標高差400メートルを20キロ走るとか、夜に震えながら満天の星を見るとか、思索と詩作に没入するとか、エトセトラ。

本日の山でござる。もうすぐ雲海の季節だね。

本日の山でござる。もうすぐ雲海の季節だね。

空気がキーンとしとります。

空気がキーンとしとります。

ここで曲を書いとります。

ここで曲を書いとります。

たまにピアノも使うとよ。キーはCに限るけど。

たまにピアノも使うとよ。キーはCに限るけど。

後悔なく一日を終えて、火を見ながら酒を飲むとです。至福。

後悔なく一日を終えて、火を見ながら酒を飲むとです。至福。

 

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曲を書く への4件のコメント

  1. あおい より:

    おかえりなさい。

    いいなぁ。
    ある意味理想的な生活。というか憧れる。

  2. 自転車乗り より:

    薪スト-ブ いいっすね~ HW ニューアルバム期待しています!
    7月に自転車の大会で阿蘇走ってボロボロになりました(^_^) 今の時期もいいですね~

  3. min より:

    生を明らめ、死を明らめ、という言葉ではじまる、道元さんの修証義という説法がありました。祖母がもっていたお経文です。今、この明らかにするというのが、とても大切って思います。わたしのかってな解釈です。阿蘇の山奥で、修行僧のように、ひとりで、曲を作られている。いつかわたしが聴ける時が来たら、やっぱり、わたしのかってな解釈で、聴いてるんだろうなあ。なんて思います ^-^ その日が待ち遠しいー!

  4. ファンタグレープ より:

    いいなぁ、僕もジェイソンごっこしたいなー

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