8月11日 金曜日 曇り
ようやく暴風雨がおさまったから。
ボーボーに伸びた草を刈ることから始めた。とてもじゃないけど、1日でできる量じゃない。結構体力も使うので、満タンにした混合ガソリンがなくなるまで、と決めている。
「荒刈り」(そんな言葉ないと思うけど)呼んでいる状態で、まずはあらかた刈っておく。毎日やっても、しばらくはかかりそう。
雨は止まないのだけれど、高低差300メートルある峰まで走る。往復10キロ。これまでも決して楽ではなかったけれど、こんなに地獄のようにキツかったっけ?行きは5キロをノンストップで延々と登り。息も絶え絶えというよりは失神寸前。峰で30分くらい死んだなら、帰りは下りのみ。これがまた違う筋肉をつかうので、しんどい。
んー。たった一年だけれど、確実に老化したな。滞在している間、できるだけ抗ってみるつもりではいるけれど、これ、毎日できるかな。ちょっと不安。以前はこのあたりを平気で20キロ走ってたんだけどな、、、。
朝。ロビー・ロバートソンの訃報を聞いた。
彼にはどれだけ影響を受けたかわからない。ものすごく好きで、ものすごく嫌いなところもあった。でもソングライターとして、ギタリストとしての才能。彼がいなければThe Bandがあそこまで芳醇な音楽を創ることはできなかっただろう。彼がリイシューものを彼が監修すると、驚くべきクオリティーになる。耳が抜群にいいんだと思う。
ソロの2枚目、Storyvilleはロックミュージックのある種の最高到達点だと思う。オレにとってはポーラースターみたいな作品。
ただ、セレブになったロビーより、どうしようもなく野に生きたレヴォンやリック、なによりもリチャード、最後の生き残り、ガース。彼らの生き方の方が好き。音楽家としては。
彼が晩年、スコセッシと創ったThe Bandの映画はオレにはちょっと許しがたいものだった。死人に口なし。あ、これラストワルツのことじゃないからね。誤解なきよう。彼がこの作品を自画自賛しているのを知って、ますます嫌いになった。
90年代の頭。NYでロビー抜きのThe Bandを観た。小さなクラブだった。レヴォンはだいぶ衰えていたし、リック・ダンゴは肉団子みたいな体型になっていたけれど、バンドの演奏は素晴らしかった。
ロビーを除くメンバーはThe Bandを続けたかったのだと思う。出世欲もなく、ただ音楽を愛しているようにオレには見えた。
そして、あの5人が作った芳醇な音楽は永遠。
夜。追悼の気持ちも込めて、Storyvilleを聴いてみたのだが。あらためて、その素晴らしさにのけぞった。楽曲、演奏、ミキシング、ストーリーテリング。あれほどの作品を創ったなら、次作への欲なんて湧いてこないと思う。ロックミュージックの金字塔。
このところ訃報続きですがロビーはショックです。ギター仲間とスタジオでよくロビーのピッキングハーモニクスを真似て遊んだ事が懐かしいです。ECより断然ロビーの方が凄かったと個人的には思っています。ただロビーの自伝には個人的にはかなり否定的です。おそらく洋さんが映画で感じた事と同じ理由だとおもいますが・・・
それでもロビーが残してくれた音楽は永遠です。こちらも継承していかないといけませんね。 とうとう私もコに感染してしまい本日社会に復帰しました。熱はさほどではありませんでしたが 聞いていたとおり喉に何か刺さったかのような痛みと全身の関節痛は酷いものでした。皆様もお気をつけください。
THE BAND。ラスト・ワルツは大好きなライヴ映画でした。
放牧モー君、あんなに近くでモグモグ、可愛いいですね。ハートランドはいい場所ですね。
Made in Aso持ってないので、再販があったらよろしくお願いします。