12月19日 火曜日 曇り
12時間くらい爆睡してました。すっかり元気。子供か!
関西から帰るときは、「のぞみ」で名古屋まで移動して、そこから「ひかり」か「こだま」に乗り換えて(めんどくさいけど)小田原で降りて家に帰ると、なんていうんだろ、超高速で普段の生活に「叩きつけられる」感覚ではなく、暮らしにソフトランディングできるってことを発見しますた!いろんな列車の組み合わせがあるんで、ちょいと研究します。JRはなかなかに狡猾なので、こちらも頭を使わないとね。
長年にわたってステージに立っていると、世相みたいなものをビンビンに感じます。我々が選んだアホな政治家によって、人々の暮らしが苦しめられてる、みたいなことまでね。それはヴァイブレーションになって、伝わってくるものなんです。
親の介護、子供を育てること、巣立っていくこと、家庭や仕事の状況、勤務先での立場、エトセトラ。ビンビンに感じます。オーディエンスも難しいお年頃。
でも、かつてみんながティーンだったわけで。信じてたものだって確実にあったわけで。棺桶に片足突っ込んだぼくらがどんなロックンロールを鳴らすのかってこと。それが問題なのです。
昨日、キース・リチャーズが80歳になりました。彼が超人だったとしても、僕に20年分の道標を示してくれるわけです。同じ道は歩けないけど。
そんな風にして受け継がれていくんじゃないかな。
磔磔みたいな場所に足を運んでほしいのは、そこには50年に渡る「音楽の執念」みたいなものが宿っていて、受け継がれているからです。
ライヴが終わったあと、ステージはスタッフたちによって完全に清められて、次の日のためのまっさらなステージに変貌していきます。その繰り返しがすごいのです。なかなかできることではない。それでもいろんな念みたいなものが蓄積します。その想いの集合体みたいなものを味方につけるにはそれなりの経験と修練が必要ってわけです。
とってもやりがいがあるんです。お互いにね。
もうひとつだけ。ライヴはこちらが一方的にエナジーを放ってるのではありません。オーディエンスから飛んでくる一言にこちらがどれだけ励まされるか。じっと黙って受け止めている人、同じ瞬間に体を揺らしている人。一様ではないその受け止め方から、エナジーを受け取って、さらにそれをグルーヴとして客席に放つのです。
ちびくろサンボが木の周りをぐるぐる回ったみたいにね。
「民謡深掘りシリーズ#002」、昨日から22日まで年内発送の通販受付をしています。今回取り組んだ山形民謡「花笠音頭」の作詞無茶振りを引き受けてくれた村田孝さんがblogに書いてくれました。先日のMY LIFE IS MY MESSAGEでCHABOさんに「たかしー!」と連呼されていたその人です。笑。
ぜひ。
磔磔でのライブ、何度目の前が水っけで滲んだことか…。有難い経験をさせていただきました。磔磔は、やっぱり超特別な場所ですね。来年初夏の演奏
唐突ですが山口さん!ライブ観たいです。
僕は今42歳で、高校生の頃から山口さん(ヒートウェイヴ)に惚れて歌の宅急便で出雲や広島に来られた時は必ず行ってました。
そして時は流れて二児の父となりました。
今日高校生2年生の長男を車に乗せて走らせていた時、たまたま僕のiPodからヒートウェイヴの曲が流れた時、なんと長男がこの人のライブ行ってみたい、って申したのです…どうして?って訊いたら、「すごい良いこと(歌詞が)言ってるじゃん」って言いました。(そこから車中で僕のヒートウェイヴ愛について長男に語りまくってやりましたー!笑)
今広島に在住しておりますので、ぜひ中国地方でのライブをお待ちしております。長男にも山口さんのライブを見せてやりたいです!宜しくお願いします。