かえる新聞

11月19日 土曜日 大雨

僕らのプロジェクトはその規模の小ささゆえ、刻々と変わる状況に素早く対応することができます。でっかい事業はできないけれど、こつこつと素早くバントをして、走者を二塁に送る。そんな気持ちでやってきました。
関わっている相馬市へのサポートはまた次のステップに入ったと感じています。大まかに云って、今求められているのは「モノ」ではなく、気持ち、そして継続する志だと思います。

プロジェクトの現地大将、相馬人Mからいわき市で発行されている「かえる新聞」なるものが送られてきました。これがね、素晴らしい。子供をもつお母さんたちが、居ても立っても居られず、放射能に関する正しい知識や、地域の情報、線量計の貸し出し、迷子になっている犬情報、エトセトラ。そのような情報を発信しています。っていうか、フツーのお母さんがこんな努力をしなければならないこと自体がイカれてるんですけどね。実物を観るまで、僕は「今どき、ネットで事足りるじゃん」なんて無責任なことを云ってましたが、これが紙に印刷され、実際に手に取ってみると、伝わってくるものが違うのです。一言で云えば、官報と違って、そこに「愛」がある。「愛」に裏打ちされた「危機感」がある。それに尽きます。発行をサポートしているのは地元の商店や有志の人たち。僕らは一瞬のうちに、同時多発的に閃きました。こりゃ「相馬かえる新聞(とっても仮称)」をかえる新聞と連帯して、発行したらいいんじゃねー、と。あっという間に子を持つイケてるお母さんが手を上げてくれ、僕らはデザイナーを手配し、配布の方法を考え、動き出しました。軌道に乗るまでの金銭的、精神的サポートを継続的に僕らのプロジェクトが請け負う。つまり、皆さんが寄せてくれた気持ちをそこに投入したいと思ってます。事後承諾でごめん。
非常に小さなエリアで起きていることを、全国に伝える。それもまた僕らの役目です。まだ始まったばかりですが、応援よろしゅうに。

以下、いわき市で発行されている「かえる新聞」のweb版です。是非。CD1枚分くらいの金額からサポートもできるよー。
http://kaeru-web.com/

追伸
明日はヤス先生と富山県高岡市に参ります。みんな待ってろよー。

かえる新聞。ぐっと来ました。

かえる新聞。ぐっと来ました。

この序文、読んでください。

この序文、読んでください。

おかんの愛に胸を打たれるんすけど、何で一般ピープルがここまでやんなきゃいけないんだ、と。

おかんの愛に胸を打たれるんすけど、何で一般ピープルがここまでやんなきゃいけないんだ、と。

温かく、そして複雑な気持ちになり、やれることは俺たちもやろう。そんな気持ちにさせてくれる新聞ですたい。

温かく、そして複雑な気持ちになり、やれることは俺たちもやろう。そんな気持ちにさせてくれる新聞ですたい。

ううっ。オレが引き取る。そう云ってしまいそうな自分が居ます。

ううっ。オレが引き取る。そう云ってしまいそうな自分が居ます。

応募したい。着れないっつーの。

応募したい。着れないっつーの。

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かえる新聞 への1件のコメント

  1. ゆか より:

    福島からわたしの住む街へ避難してきた方のお話を、少しだけですが聞くことができました。「原発は避難してきた私達と、今も福島に暮らしている人たち、同じ命を守ろうとしている人間同士の間に大きな溝をつくりました」という言葉が印象的でした。とてもデリケートな問題だと想像できます。「相馬かえる新聞(とっても仮称)」に、その溝を埋めるきっかけをつくれうような場所もあると良いかもしれないな、と思いました。

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