Recording day #085、九州へ

10月12日 日曜日 晴れ 

 午前中にミキシング。

 連休でごったがえす中を飛行機で帰郷。機内でも曲順を考えて聞いてみる。だいぶ、近づいてきた感あり。

 レンタカーを借りて、大分山中の「勝手に実家」へ。今日から民陶祭が始まっているので、ファミリーが全員揃っているのを初めて見た。えっと、何人いたのかな?総勢12人か。もちろんオレには大家族の経験がないから、超絶に新鮮。いつも絶滅系の家族だったから。こうやって受け継がれていくDNA。目の当たりにすると、思うことたくさんあるよ。それもこれも「実家」が実家として成り立っているから、還る場所があるわけで。まったく血縁ではないオレまで還らせてもらってるわけで。娘たちもそれぞれの家族を築いていて、とっても感慨深い。孫たちが家を走り回ってるのがオレには映画みたいに見える。

 今日はたっぷりこの里に恩返ししたいと思います。ぜひ、来てくださいまし。

 ところでね。福岡空港で衝撃的なことがあったから書き記しておきます。

 福岡空港、誰が設計したのか知らないけれど、死ぬほど使い勝手がよくない。特に、車に関しては出迎えの車両を一時的に停める場所もない。あったとしても、とても遠い。我々は楽器を持っていたりするので、イベンターも毎回苦労してる。

 今回はオレがレンタカーを借りてきて、大荷物の家人をピックアップしようとしたら、VIPについてる目つきの鋭いSPがうじゃうじゃいて、私服警察官も加わって、ハエを追い払うように(ほんとにその態度がひどかった。奴らにしてみれば、職務に忠実なだけだろうけどね)オレは追い払われる。

 ほんとにね。マジで久しぶりに頭に血が昇った。結局どこにも停められなくて、人民はどえらい苦労をすることになる。観察してたら、出てきたのはもちろん政治家。黒塗りの高級車であっという間に手厚い警備付きでいなくなる。

 胸クソが悪かった。

 あのすべての行為にかかる経費が税金だからね。奴らがどこを向いてるのか、よーくわかるよ。オレが政治家だったら、あんなことはすべて拒否する。当たり前じゃん。人民のために働く公僕なんだから。

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

Recording day #085、九州へ への1件のコメント

  1. 中澤 美穂 より:

    山口さん、こんばんは。

    福岡空港での出来事について。なんて腹立たしい。

    確かに安倍総理の悲劇はありました。同時に、日本の大物政治家とされる人々の中に、他者によって生命の危機に晒されることを懸念しなくてはならないかたがどの程度いるのか、私には疑問です。

    極北の刑務所で獄中死した(ユリア夫人が毒殺との声明を発表しました)ロシアの野党指導者ナワリヌイ氏やノーベル平和賞を受賞したベネズエラのマチャド氏、彼らが民衆の前に立つ時には基本的に丸腰ではないでしょうか。見ているこちらがヒヤヒヤするくらい。彼らは民衆を信じているんだと思います。生命を狙われないと信じるのではなく、そのリスクもひっくるめて信じているんだと思います。「信じる」覚悟が、今回の政治家さんとは違うと思うのです。

    何はともあれ、小鹿田焼の里で山口さんとTOKIEさんの音楽が響き合うなんて素敵です。インスタでおふたりが紹介してくださっている食器も素敵。手に取れない分、ストーリーズガン見しています。ありがとう(ハート)

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>