北から南から

4月26日 金曜日 晴れ

取り柄と呼べるかどうかは分からないけれど、この国じゅうに、あるいは世界のあちこちにともだちが居る。彼らは思いがけないときに、いろんなものを送ってくれる。それらが同時多発的に起こるとき、世界やこの国の広さを実感したりもするのだワン。

小さな伊豆の旅から帰ってきたら。

まずは北海道からギョウジャニンニクが届いていた。知ってる?北海道の人は知ってるだろうけど、本州の人はあまり知らないと思う。この強烈な食べ物はアイヌネギとも呼ばれていて、喰うと身体にエネルギーがみなぎってくる。何つーかその、自分がゴジラになったような気がするのだよ。しかも今回のブツは山中に自生していたもので、採取した人物そのものがイカレポンチときた日にゃ、タダモノではない。危険が危ない。ピーポー、ピーポー。せっかくのブツだから、鹿児島の黒豚のバラと鉄のフライパンで炒めて喰った。北と南の合わせ技一本。一言で書くなら、

「そんなに滋養をつけてどうするヒロシ」。つーか滋養つけすぎて、その使い道がなくて、鼻血だして、写真撮り忘れた。ごめん。

ギョウジャニンニクを食した後は「食卓に花」。

ギョウジャニンニクを食した後は「食卓に花」。

続いて。函館のパン屋さんから「ヒロシパン」が届いた。うまそうすぎる。もったいなくて喰えん。この夫婦パン屋さんはルー・リードを聞きながら、パンを作っているらしい。その音楽は決して発酵を促進しないと思うが、モーツァルトを聞かされたパンよりこっちを食べたい。偏見。ところで、このパン、角度によっては「ヒツジパン」とか「汗パン」に見えるところも素晴らしい。問題はいつ包丁を入れるかってことです。果たして、心が脆弱なオレに出来るのか?とにかく、ありがとー。

陽光に輝く「ヒロシパン」。なかなか包丁が入れられない。

陽光に輝く「ヒロシパン」。なかなか包丁が入れられない。

傾けると「羊パン」、角度を変えると「汗パン」にもなるよん。

傾けると「羊パン」、角度を変えると「汗パン」にもなるよん。

最後に。びゅーんと南に飛んで。

八重山諸島、石垣島から「ぴらつかるてっと」のアルバムが届いた。シンガーの具志堅陽子とギターのヒデオ君、それにベースのミッフィーとは、魚さんと島を訪れたときに、一緒に演奏したことがある。

すっばらしい!!!!!!!

すっばらしい!!!!!!!

何というか、具志堅陽子の放つ「不思議パワー」とヒデオ君の確かなギターとの組み合わせはかなり奇跡的だったのだ。つーか、今すぐこのバンドに入れてくれ、あるいはプロデュースさせてくれって話だった。そうもいかないので、魚さんも乱入して、その夜延々と演奏したが、ほんとうに素晴らしい才能だった。

それが日本と云うより、殆ど台湾に近い石垣島で現在進行形で行われていて、レコーディングも、オレが愛する「あの地下室」で行われ(おもわずベースメントと呼びたくなるのだが)。そこから、この素晴らしい音楽が発信されていることがオレはたまらなく嬉しいのだよ。

made in 石垣島。2013年、今の音楽だよ。是非、聞いてね。

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北から南から への10件のコメント

  1. 甲斐 より:

    行者ニンニク旨いっすよね〜♪
    醤油付けにして保存も可能だから、カツオの刺身を食べる時に薬味としても重宝するし、旨味のつまった醤油はチャーハンの味付けにも最適ですよ♪
    以上マチ針料理研究所より。

  2. 林檎 より:

    ギョウジャニンニク、知ってま~す!美味しいですよね。
    子供の頃から卵と炒めるか天ぷらでいただいてましたが、こちらでももうじきお店に並びますので、黒豚のバラとの炒め物真似してみます(*^^*)
    「ヒロシパン」も美味しそう!(^^♪

  3. Kumiko より:

    先日の記事を読んでde buyerの鉄フライパンが欲しくなりました。
    行者にんにくと黒豚バラ炒めはGoodですね。美味しかったでしょうね!
    焼き餃子にしても美味しそうだとな~おもったのですが・・・ビールが進みそう♪
    洋パンですがロシアの黒パンですか~?切れないのは洋と書いてあるからでしょうね。自分の名前ですもの・・・Ne。

  4. 麗(olala) より:

    洋パン、丸くて可愛くて美味しそう( 〃▽〃)
    そー云えば古くからのオイラのダチに、洋を羊に見間違えて山口さんにハマった逸話の持ち主が居ます(笑)

  5. 愛ぴょん より:

    今日も愛がたっぷりで、幸せ♡ですね。

    ビッグなヒロシパン、うまそうすぎる内に、ビッグなヒロシさん、早目に喰うてあげて下さいませ☆

    「ぴらつかるてっと」さんのアルバムのジャケット、美しいさー 聴いてみましょうね♪

  6. Froggy II より:

    青森に行く際に必ず寄る、道の駅・碇ヶ関。ここの「マタギ餃子」が大好きで。自然薯が練りこまれたモチモチの皮と、行者にんにくの具が美味。マタギらしさを満喫したくて、一度だけあえてモケモケの服を着て食べに行き、友人にバカと言われました。洋パンはラスコー洞窟に残された象形文字みたいでクールだなあ。

  7. 愛ぴょん より:

    先程は「ヒロシパンを早目に…」と述べてしまい、ごめんなさい。
    作られた方のヒロシさんへの気持ち、ヒロシさんがそれを想う気持ちを全然汲み取っておりませんでした。

  8. 函館ゆうげん より:

    アイヌネギを採りに行くことがソメイヨシノよりも先に訪れる春の風物詩です。
    残雪や枯葉を突き破ってくる生命力が精力の源です。
    皆さんそれぞれ決まった場所に採りに行くことが多いのですが、
    この時期の山は、枯れ草の中にキクザキイチゲやカタクリ、エンレイソウやエゾエンゴサクなどが咲いていて、とても素敵なのです。

    アイヌネギの醤油漬けを細かく刻んで食べるラー油を作るのも楽しいです。

  9. まりぼう より:

    >愛ぴょんさん
    私もパンを焼くので、作った人は焼き立ての美味しいうちに食べてほしいなぁ〜って思ってるん違うかなぁと思いますよ♪食べ難い山口さんの気持ちもわかりますが…f^_^;

    私も今度ヒロシパン焼いてみようかな☆

  10. 愛ぴょん より:

    まりぼうさん、お返事が大変遅くなってしまい、ごめんなさい。
    あたたかなメッセージをありがとうございました。
    ヒロシパン、焼いてみてくださ~い☆

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