無言という圧力

9月3日 火曜日 晴れ

ひょんなことから「アイス」と呼ばれる類のものが食べられるようになった。とにもかくにも、甘いものはまったく食べられなかったのだが。そんな訳で最近、冷凍庫には「アイス」が常備してある。そしてご多分に漏れず、食べ過ぎて調子が悪い。まったくもって、自分で経験しないと学ばないことだけは変わらないようで。

ハマってしまった干物を食べるのはいいけれど、こちらも、どうやら食べ過ぎなようで。干物を焼きながら、アイスを食べるはどうかと、その食い合わせはどうなのよ、と自分でも思う。お腹痛い。

てな、くだらないことを語るのと同じように、オリンピック招致に対するものすごい違和感(オレだけ?)とか、汚染水の垂れ流しというまったくもって信じ難い問題をフツーに語っちゃいけないのだろうか。それができない無言のプレッシャーが存在していることをひしひしと感じる。スタジオに居ても、街を歩いていても、汚染水の問題と真剣に向き合ってるのは現場で自分の手を汚し、危険の中で働いている人だけじゃないのか、と思うほど他人事のような御仁、そして御仁。忘れた方が楽だしね、触れない方が都合がいいしね。このようなことが更にお腹の調子を悪くさせる。

先日、外国から来た若い女子を娘のように接してみて。この子が希望を持って生きていくことができる世界にするのは自分の責任だと、心から思ったのだよ。こっぱずかしくても、そう思ったのだよ。

違和感を人にブツけることはしないけれど、今、心で感じている腹痛も表現を促すためのエネルギーではある。明日、一日限りのCHABO先輩とのリハーサルなのだけれど、それをどうやって豊かなものに換えるのか、偉大な先輩の胸を借りてみようと思う。何のためにツアーに出るのか。それを言葉で説明することはしない、でも、感じて欲しいことは山ほどある。そして、どんな風に感じてくれようとも、完璧に自由です。

部屋の中をブンブン飛んでます。

部屋の中をブンブン飛んでます。

 

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無言という圧力 への4件のコメント

  1. うっちゃん より:

    時が経てば、何とかなると思っていた。ことが進むと思っていた…(願っていた…)悲しみを消す時薬はなかった。オリンピックやアベノ…も話題になるが、肉声が聞こえない。「生きてていかったのかな…」とある被災者の言葉。癒したい人の卑しさは、化けの皮が剥がれつつある…私は、何度でも立ち上がりRensaにチャージ行く!

  2. Froggy II より:

    想像力の欠如ほど心を貧しくさせるものはありません。自分が他者の立場になって想像してみること、この超シンプルなことすら物質主義の世においては忘れられがちですよね。わたしにとってHWの曲は問いを投げかけ、心を揺さぶり、人生について未来について想いをめぐらすトリガー。なので大切な音だと思っています。
    ヘリコプターめちゃくちゃ可愛い!これは欲しくなるなあ…

  3. Yumiko Omori より:

    都合悪いことは忘れよう、なかったことにしよう、の雰囲気は、私の住むいわきにも存在します。今回の汚染水の問題も、本当だったら連日しつこく報道されてもいい内容だと思いますが、軽く扱われていますよね。住み続けなければいけない人たちの気持ち・・・言葉に詰まります。

  4. nami より:

    同感です。オリンピック招致、違和感ありまくりですよ。もう何年間も何かにつけてオリンピックオリンピックって。ここ2年くらいは、住んでた都内の市民祭りの時、必ずオリンピック招致PRコーナーがありましたよ。すでにどれだけ予算使ってるんだー!!そしてまさかまさかの東京に決まるとは。。。orz 

    ここ数日、怒りと悲しみと絶望感で気分が悪かったのですが、たまたま「満月の夕べ」を聴いたら、涙が出てちょっとすっきりしました。泣きたかったんですよ。

    震災後、色々夫婦で話し合って、東京から実家のある九州に戻ってきたのですが、気持ちはあんまり変わらないでいます。汚染地域の現実、原発の現実、他にも数え切れないほどの問題を抱えていること、忘れたくないですよね。だって、我が子の方がもっと厳しい現実が待っているんじゃないかと思うと。つなげていかないと。この悲惨な気持ちも一緒に。

    ヤサホーヤ♪

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