10月9日 水曜日 晴れ
広島県福山市のファミリーレストランでこれを書いています。独りのご飯はさびしーぞ。
今日は敬愛する仲井戸”CHABO”麗市せんぱいの63回目の誕生日。アニキ、生まれてきてくれてありがとう。さっき香川のともだちに聞いたけど、ジョン・レノンの誕生日も今日なんだと。すごい日なんだね。10月9日。
そんな日に彼と情熱を込めて演奏した「新・相馬盆歌」の映像を公開できることを嬉しく思っています。先月行われた「MY LIFE IS MY MESSAGE TOUR 2013」。アニキと僕は言葉ではなく、全力の音楽で伝えることを目指したので、みなさんの想像力の邪魔をしない程度に経緯だけをお伝えしておこうと。
「相馬盆歌」についてアイデアが僕にもたらされたのは今年の3月11日、福島県いわき市にて。遠藤ミチロウさんからでした。いわく、相馬盆歌は福島県の浜通り、中通りでは広く盆の歌として浸透している。未だ家に帰れない仮設暮らしの方々もこの歌を聞くとぐっと、いろんな感情がこみ上げてくる。この歌で福島を繋ぎたいから手伝って欲しいとのことでした。何と云っても、僕の本分である音楽で貢献することができる。それが嬉しかったのです。とはいえ、いろいろな困難があったのですが(ものすごく中略)、夏にはミチロウさんと相馬で鎮魂の「相馬盆歌」を演奏することができました。
僕は来年の盆に向けて、次の旅に出ることにしました。CHABOさんも僕も日本の民謡を演奏することは「ほぼ」ありません。でも初めてこの曲を二人で演奏したとき、互いの血の中に何かがあるのを発見したのです。ブルースなのか、祈りなのか。具体的に言語化はできないけれど、二人にとってそれは新鮮な驚きでした。その音楽の中に込めた想いは語りません。見てくれた人の数だけ受け止め方はあると思うからです。ただ、もし何かが伝わったなら、誰かに伝えてくれませんか?拡散に協力してくれませんか?僕はミチロウさんの想いを、そしてこの曲を世界に広めたいと思っています。そのための行動も(具体的には決まったらお伝えします)していくつもりです。福島が忘却の彼方に霞んでいく今、「NO」と云って中指を立てるのではなく、世界からスポットをあてるひとつの方法だと思うからです。どうぞ、よろしくお願いします。
それじゃぁ、愉しんでください。監督は林ワタルさん。映像チームの情熱と仕事をするのはとっても楽しかったです。この場を借りて感謝MAX。
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追伸
昨日、オープニングをつとめてくれた広島のバンド、THE KAZEASHIからブ厚い手紙をもらいました。いわく「ラヴ・レターなんで読んでください」。男たちが書いたブ厚いラヴ・レター。このファミレスで開けてみてびっくり。そこにはラヴ・レターと共に、彼らが音楽活動で稼いできた(たぶんすべての)お金が入っていました。まったくよう、朝からオジさんを泣かせるんじゃないよ。このバカ野郎。まったくよう。でも、オレも男だ。分かった。受けとります。東京に帰ったらプロジェクトに必ず渡します。ほんとうにありがとう。今度会ったら全員、延髄斬りだー。バカ野郎。
こりゃー、魂の狼煙だっちゃーー!命の宴だがねーー!
お前ら、強張ってたらいかんぞ!ともに歌うべーー!
なに、その素敵な関係?!もー泣けてくらあ~
誰も傷つかない優しいことを示すことが
愛を繋ぐ行動になると思います。
北風と太陽の教訓っすね!
新・相馬盆歌、これまじでやばいです!!!!!
かっこよすぎる。素敵すぎる。
鳥肌が戻りません。
民謡のDNAてありますよね、日本人が居きるために作業を始めた時の鼻唄からずっと続いている、つまびらやかに筆のかすりの中にある宇宙のような何かが。産まれて歩けるようになって初めて飛び出したのがアスファルトで鉄の町育ちの僕には理解するのに時間がかかりましたが。素晴らしい若者達ですね。ロックロールに世界を変えられないわけがない。子供の頃ラジオから流れてきたジョンのシャウトを聴いたときからそう信じてる。
うーむ、すごい! 感動で体がぞくぞくしています。
なんですか、このかっこよさは。
まさに、ジャパニーズソウルですね。
10月のいわきburrows楽しみにしてます。
響き合う魂と魂… 思いよ、時空を越えて届け!
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