月別アーカイブ: 10月 2013

10月8日　火曜日　曇り 大好きな福山市のポレポレです。オーナーのユウさんは音楽の長い旅で出会った、とてもたいせつな人です。そして街にとっても、寅さんのような流れ者のミュージシャンにとってもたいせつな人です。 ユウさんは震災後、お客さんが500円を払って歌う「ポレポレ東日本大震災応援ライヴ」を始めました。あれからずっと続けてくれています。500円払うってところが大切なのです。それによって、西日本の人たちの心の呵責とストレスが救われるのです。そのお金を僕らのプロジェクトに託してくれます。今回もまた、￥65,267。単純計算で今年の4月から9月の間に行われたライヴでの130人の歌と想いの集積なのです。ううっ。ユウさんの取り組みは各地に飛び火して、今や日本のあちこちでこのシステムは採用されています。 今回オープニングをつとめてくれた広島のバンドTHE KAZEASHIは僕のblogを読んで、このライヴへの出演を決めたのだそうです。そして、彼らもまたずっと出演を続けている。何が難しいって、続けることです。だから、僕は嬉しい。ポレポレに集う人たちからエネルギーをもらっています。 それにしてもTHE KAZEASHI。オリジナリティーに富んだいいバンドです。いや、まじで。まだポレポレでしかライヴをやってないみたいだけれど、是非。僕が失ったものを彼らは持ってます。いや、まじで。アゲイン。 何だか、初めて経験するようなライヴだったなぁ。不思議だなぁ。ポレポレに来るたびに思うのだけれど、同じライヴは一本もないのです。たっくさんのエネルギーをありがとう。みんなの気持ちは確実にプロジェクトに届けて、循環させます。また必ず戻ってきます。それまで、どうか元気でね。 多謝&再見。 追伸 あなたが小さな城下町、福山を訪れたなら、ふらっとポレポレに行ってみんさい。コーヒーも美味いし、キューバン・ライスは絶品だし、何よりも流れてる空気が違うよ。僕は僕になれるんだよね、ここで。 追伸その2 明日のラジオ出演情報。 1.　RNC西日本放送　音楽堂　　15:05~生放送ゲスト出演 2.　FM高松　ACTION 815 17:00~生放送ゲスト出演 つーか、台風で俺は四国に渡れるのかーーー。それが問題だ。  

10月7日　月曜日　雨 本来は高知から福山までの移動日だったんだけれど、同じ場所で疲労を抜くことを選びました。たまりにたまっていた雑務をこなし、洗濯をし（このあたりは長期出張のお父さんとまったく同じ）たくさんの不義理を詫び、ものごとを前進に向けて、動かす努力をしました。 そんな中、映像チームから情熱のこもった作品が送られてきました。何つーか、情熱って元気出る。高知では台風の中、戻りガツオが初水揚げ。その魂を頂いてきマックス。明日は大好きな福山ポレポレ。オープニングで演奏してくれる人たち（何とバンドみたい）も居るそうです。愉しみにしてます。みんな来てね。

10月6日　日曜日　曇り 一年に一回しか会わない（会えない）人たちだから、欲を云えば、自分の成長を見てもらいたいと思うし、そうでなければならん、とも思う。「オレは元気です」ってことを伝えに行ってる訳ではないしね。 音楽を通じて、この一年間に感じたことをポジティブなものに転化する。一番変化したのは、ものごとの捉え方だとおもう。起きたことを、どの角度からどう捉えるかによって、受け止めるものはかなり変わってくる。ずいぶんヒドい目に遭っているなぁ、と感じたとき、角度を変えて観察してみると、実は自分に多大なものをもたらしてくれるチャンスだったりもする。こういう時代だからこそ、高知の人たちにはそれを伝えたかった。何故なら、僕の高知のともだちは地域のことを考え、遠くのことも自分のこととして考えているからね。ミュージシャンも、PAマンも、オーガナイザーも、議員も、新聞記者も、アマゾネス（ひひ）も、みんなそれぞれの立場で。 いつもありがとう。みんな元気でね。

10月5日　土曜日　雨 小さな街に居ると、人の営みがダイレクトに見えてくる。それが新鮮。今日、起きたことは、ここに記さなくていいんじゃないかな。と、そう思う。一日や二日じゃ言語化不能。でも、そういうことがこの街に興味を持ってくれるきっかけに、なーんてことを夢想したりもする。だって、それだけの街で人なんだよ。愛媛県八幡浜市。 ひとつだけ書いておくね。瀬戸内は海、そして急な丘や山。段々畑にみかん畑。あと何があると思う？お墓なんだよ。わお。陽当たりはみかんに、そしてご先祖様に、って瀬戸内では当たり前のことみたいだよ。それALL JAPAN的にはぜんぜん当たり前じゃない。学ぶこと、あるよね。俺が小さなガキだったら、段々畑で祈ったこと、忘れないと思うよ。そして彼方に穏やかな海。残念なことに原発があることも。 また来るからね。みんなそれまで元気でね。ほんとうにありがとう。愛してます。   追伸 ライヴが終わって、いい感じでビールを飲んだ頃。スタッフに手紙とお金を渡されました。「お金？」。読んで目が覚めました。僕は原文のままお伝えすることが、いちばんこの人物の思いを伝達することだと酔った頭で思いました。そこには¥29,000が包まれていました。ほんとうに何と云ってよいのか。同行のかえる新聞記者を通じて、確実にプロジェクトに届けます。ありがとうございました。 ————————– 山口洋様 山間の小さな小学校が来年の3月で閉校になります。62年の歴史が刻まれた思い出の学校に地域の方々在校生の方々が、いつも以上に訪れています。 私も閉校記念の催しがあり、何度かコロッケ、からあげ、ポテトとかを販売させて頂きました。 地域の方々からいただいた収益を最後に福島の相馬を応援していらっしゃる。MY LIFE IS MY MESSAGE (命がけで支えておられるその姿に感動しています）に作って頂けたら幸いです。 わざわざ900キロを駆け抜けて来てくださり、たくさんの愛を届けて下さいましたお気持ちに感謝します。ありがとうございました。 10月5日。(原文まま）　代筆、山口洋 ————————————————————– そして会場で集められた「そうまかえる新聞」への募金。¥5.514。前述のかえる新聞記者にそのまま渡しました。ほんとうにありがとう!!!!!  

今日の高知新聞の夕刊に詩集のこと書いてくれたんだと。ありがとう。嬉しいぜ。  

10月4日　金曜日　曇り 地図で四国をよく見てみると、佐多岬へ伸びるくちばしのような半島がどれだけ変わった形かってのが分かる。熊本から東京へ向かう飛行機からも見えたりするけど。その付け根にある小さな街、八幡浜。安住紳一郎氏の説によると、別府から海路で伝わった名物「八幡浜ちゃんぼん」、そしてみかん、優しい人柄、エトセトラ。この国は小さいようで、広いんだよ。これだけ全国を飛び回ってるオレだって、八幡浜から宇和島廻りに四万十ってルートは行ったことがない。来年こそ。てなことを実感するために、独りでの自力の移動900キロがある。ちょっとしんどいけどね、みんなが待ってくれてる。だから、行くよ。喜んで。

これ、明日のライヴの主催者が作ったそうなんだけど、ロマンチストだね。嬉しいよ。この街で演奏できること。

10月3日　木曜日　晴れ 何はともあれ、健康だけが取り柄。それゆえ久しぶりに発熱（たぶん4,5年振り）なんかすると、みなさんの思いやりが身にしみました。ありがとう。ようやく、少しだけ走れるところまで回復しました。 明日から旅に復帰です。いきなりの東京-愛媛。900キロの移動にびびってますが、道中たくさん雑務をこなしながら、ゆっくり行くとします。八幡浜、高知、福山、高松のみなさん。会えるのを愉しみにしてるぜよ。 今日は一日これを聞いてました。オランダのJunkie-XlによるLou Reedのサンプリング音源。すこしだけ明日が見える、この感じ。この人会ったことないけど、感覚的に通じ合える。インスピレーション、ありがと。 追伸 ぜんぜん話は変わるけど、MY LIFE IS MY MESSAGEでいつも写真を撮影してくれている富田くんから写真を頂きました。つーか、去年のじゃんか。でも、もう忘却の彼方にあったことをリアルに思い出させてくれたんで、感謝を込めて掲載!!

10月2日　水曜日　曇り チャボさんから学んだことのひとつ。 彼はデジタルなものを殆ど使わないので、大きなノートを持っている。そこに何が書いてあるのか、詳しくは知らないけれど、たぶん歌詞の断片だったり、気がついたことだったり、スクラップだったり。それが僕には「今の時代」ひどく理にかなっている気がした。 だから、さっそく真似た。今、まさに、自分の思考を整理しなければならない時だったから。日付を書いて、[to do]や気がついたこと、エトセトラ。次々に書いていく。これ、素晴らしい。パソコンのキーを叩くのと、字を書くのとでは、少し思考が異なる。何よりも思考の変遷を簡単に辿れる。 昨夜から仕事場の新しいシステムで初めてのミキシング。すべて機械を入れ替えたので、かなり手こずる。夕方、作業完了。 体調が回復せず、まったく運動ができていない。そんな時間もないんだけれど。負のスパイラルに陥らないように、気をつけている。何が起きたとしても、それをポジティヴに捉える訓練をしている。

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