日別アーカイブ: 2015年3月10日

明日のためのリハビリその1

3月10日 火曜日 晴れ アメリカから成田への飛行機の中で、敬愛するショーン・ペン監督の「INTO THE WILD」を観た。むろん、封切り時に映画館で観たし、ジョン・クラカワーの原作も随分前に読んだ。けれど、今回は日本語の字幕も、吹き替えもなく、英語で観るしかなかった。自分の今の心象とも相まったんだと思うけれど、圧倒的な映像美とともに彼が描きたかったテーマがこれまでで一番伝わってきた。不思議で、そして実にタイムリーな経験。金も名誉も育ちも何ひとつ不足のない23歳の青年が何故独りでアラスカに向わねばならなかったのか?僕は51だけど、彼の気持ちとほぼ同じだよ。 ショーンといえば、いちばん好きな作品はデビュー作の「インディアン・ランナー」。どうしてこの人はオレの気持ちをこんなに描けるんだろう、と。でも、exガールフレンドに「主人公の生き方は間違ってる」と感想文をもらったことがあるす。苦笑。間違ってることは100も承知だからして、何と云ったらいいのか、まったく。 明日のためのリハビリを開始。ギブスのまま走るのはなかなか大変だったけれど、ひとつきぶりに海沿いを走る。身体を動かすのはいいね。 そして食事。人間は食べたもので出来てるからね。某国で食べられなかったものを「全部」作って食べた。意地汚いねぇ、我ながら。土鍋で炊いた白い新潟のご飯、だいこんの味噌汁、静岡のしらすがたっぷりのっかったしらすおろし、徳島の菜の花のからしあえ、きんぴら、めかぶ、沖縄のもずく、茨城の納豆、和歌山のうめぼし、韓国のキムチ、北海道の鮭、そして世界で一番好きな食べ物、た・ま・ご・や・き。はぁ。この国の食べ物はほんとうに素晴らしい。 合言葉は「リハビリに近道なし」。地道にいきます。  

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