明日のためのリハビリその1

3月10日 火曜日 晴れ

アメリカから成田への飛行機の中で、敬愛するショーン・ペン監督の「INTO THE WILD」を観た。むろん、封切り時に映画館で観たし、ジョン・クラカワーの原作も随分前に読んだ。けれど、今回は日本語の字幕も、吹き替えもなく、英語で観るしかなかった。自分の今の心象とも相まったんだと思うけれど、圧倒的な映像美とともに彼が描きたかったテーマがこれまでで一番伝わってきた。不思議で、そして実にタイムリーな経験。金も名誉も育ちも何ひとつ不足のない23歳の青年が何故独りでアラスカに向わねばならなかったのか?僕は51だけど、彼の気持ちとほぼ同じだよ。

ショーンといえば、いちばん好きな作品はデビュー作の「インディアン・ランナー」。どうしてこの人はオレの気持ちをこんなに描けるんだろう、と。でも、exガールフレンドに「主人公の生き方は間違ってる」と感想文をもらったことがあるす。苦笑。間違ってることは100も承知だからして、何と云ったらいいのか、まったく。

明日のためのリハビリを開始。ギブスのまま走るのはなかなか大変だったけれど、ひとつきぶりに海沿いを走る。身体を動かすのはいいね。

そして食事。人間は食べたもので出来てるからね。某国で食べられなかったものを「全部」作って食べた。意地汚いねぇ、我ながら。土鍋で炊いた白い新潟のご飯、だいこんの味噌汁、静岡のしらすがたっぷりのっかったしらすおろし、徳島の菜の花のからしあえ、きんぴら、めかぶ、沖縄のもずく、茨城の納豆、和歌山のうめぼし、韓国のキムチ、北海道の鮭、そして世界で一番好きな食べ物、た・ま・ご・や・き。はぁ。この国の食べ物はほんとうに素晴らしい。

合言葉は「リハビリに近道なし」。地道にいきます。

某国でわたしに贈られた手作りのマスコットです。名前考え中。

某国でわたしに贈られた手作りのマスコットです。名前考え中。

しばらく飛行機乗りたくない。

しばらく飛行機乗りたくない。

door to doorで24時間以上はかかったかな。

door to doorで24時間以上はかかったかな。

ええ、成田から友達の店に直行しましたとも。わたしには味噌汁が必要なのです。わたしの血は味噌汁でできてるのです。

ええ、成田から友達の店に直行しましたとも。わたしには味噌汁が必要なのです。わたしの血は味噌汁でできてるのです。

ショーンは世界で一番好きな監督です。

ショーンは世界で一番好きな監督です。

いつかショーンの映画の音楽創りたいんす。

いつかショーンの映画の音楽創りたいんす。

感覚が他人だと思えない。

感覚が他人だと思えない。

あらためてぐっと来ました。

あらためてぐっと来ました。

INTO THE WILD

INTO THE WILD

山の次は海かいっつー突っ込みはなしで。

山の次は海かいっつー突っ込みはなしで。

 

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明日のためのリハビリその1 への6件のコメント

  1. chiyo より:

    山口さん、お帰りなさい。
    ご無事で何よりです。帰ってこられるまでの日々、
    ダイアリーを読みながらとってもハラハラ心配でした。
    どうか、雪崩が起きませんように、
    元気に帰ってこられますように。
    ショーンさんの映画も当時、山口さんの影響で観ました。母親目線で観てしまうせいか、やっぱり、何で
    貰った命、そんな風に!と思ってしまう自分もいました。とにかく、とにかく、おかえりなさーい♪

  2. はっち より:

    猫ちゃんかわいい。お帰りなさい。

  3. なおみ より:

    お帰りんしゃい。
    ひとまずご無事で何より。

  4. めっっしゅ より:

    お帰りなさい。正しいものより間違ったことに心動かされる、分かる気がします。
    たまごやき、たくさん食べてしっかりリハビリしてくだされ。

  5. Y. Omori より:

    おかえりなさい。リハビリ、あせらず。食事メニュー、どれも美味しそうです。

  6. 甲斐 より:

    お帰りなさい。

    納豆足りてますか〜?

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