こころに引っかかるもの

3月15日 日曜日 晴れ

リアクション薄かったんだけど、せっかく創ったので、もう一回貼っておきます。ダイジェストってあんまり効果がことはよくわかりました。いわゆる、ショート動画ってやつに勝ち目なし。インパクト勝負の舞台に登る気はないし。創るなら、PVってことだな、と。日頃から素材を撮影しておけば、自分が出演しなくても説得力のあるものを創ることはできる気がします。まぁ、始めに音楽ありき、だから。まずはそこから。

 

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忙しさにかまけて、すっかり失ってしまったルーティーンを取り戻す努力をしています。なんだか、とんでもない日々だった。笑。でも、そんな日々の中、いくつかの地方を訪ねてみて、そこに暮らす人たちの「丁寧な」暮らしにとてもインスピレーションをもらいました。芋の剥き方ひとつで、それはわかる。米の炊き方なら、もっとわかる。

オレは自然の中に身を置きたいです。もういいかな。

 

青木理さんの「百年の挽歌」を読みました。飯館村の102歳の古老がなぜ自ら命を絶たなければならなかったのか。渾身のルポルタージュ。原発、戦争、美しき自然。忘れてはいけないものが確実に描かれています。

どうしてこの本を手にしたかって。

2011年の冬、誰もいなくなった飯館村を一人で訪ねました。その美しい自然と、全員が拉致されて(実際には避難を余儀なくされ)人が一人もいないアンバランスな風景。出来の悪いSF映画のような。訳もわからず涙が止まらなくなったこと。一生忘れません。自分が使った「たかが電気」のせいで。

そのとき、一枚の写真を撮りました。この気持ちを忘れないために。ずっと、その風景がこころに引っかかっています。それは、とてもたいせつなことです。

青木さんの本はその「引っかかり」を深く描いてくれました。腑に落ちて、なんとも表現し難い感銘を受けました。

今回の無茶な旅でも、久しぶりに柏崎の原発を遠くから見ました。今年、再稼働し、トラブルが起きて、現在は停止中。あれもまた「東京電力」。都会で我々が無駄に消費する電気を賄っています。僕は働いている人を愚弄したいんじゃない。廃炉に向けて、どれだけの人が働いてるかって、5000人だって。

そうじゃなくて、国民の未来を決して向いてはいない「国策」に関してです。ほんとうに舵取りが狂ってる。

人にとってのハピネスとは?永遠に経済が発展することなのか?僕は違うと思う。

今回、ある場所でお米と味噌を手渡されました。帰って、すぐに食べてみるんだけど。ものすごく深い味わいがある。60年も生きてきたら、その違いは如実にわかる。質素でも、持続可能な生き方は実現できる。

ロックンロール・ミュージックの中で、それをどう表現するのか。考えています。

 

 

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こころに引っかかるもの への4件のコメント

  1. より:

    私は今、
    『廃炉―「敗北の現場」で働く誇り―』稲泉連/著 新潮社
    を読んでいます。とても大切な記録です。
    誠実に取材して、文章で残してくださっていることは
    とても大事ことだとつくづく感じています。
    その場にいた一人一人の気持ちと行動の記録。
    自分も考えるだけではなく、行動しなければと思います。
    山口さん、毎日日記読ませてもらってます。ありがとうございます!
    とにかく元気でいてください。福岡でのイベント楽しみにしています。

  2. カジ より:

    カエル発見♡こころがほっこりうごきました♡そしてさいごのシーンにグッときました。今日、11月10日からやっていた、今シーズンのみかんの収穫が完全に完了しました。倉庫にぎちぎちのみかんを選別して出荷したら、行き先も決めず、旅に出ようと思います。ありがとうございます!

  3. 村田 孝 より:

    作詞:友部正人 作曲:山口洋の作品に僕らの栽培する「さわのはな」と「カエルくん」の映像が使用されるなんて光栄です!
    ありがとうございます!

  4. 中澤 美穂 より:

    山口さん、おはようございます。

    「百年の挽歌」読みました。

    土が人を育んでいた。飯舘村は母なる大地だったのだと思う。大久保文雄さんは土と切り離されたら生きていけない自分を分かっていたし、土を見捨てることもできなかったのだと思う。

    同時に、土の中には文雄さんの両親や弟も眠っている。硫黄島で戦死した弟への負い目も、ずっと抱えて生きてきたに違いない。その土を見捨てて自分が別の土の上で生きる自分を、文雄さんは許せなかったのだとも思う 

    こんな思いはもう、誰にもさせてはいけないし、そのためにはエネルギー政策を原子力発電に頼ってはならない。改めてその思いを強くしました。

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