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2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
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HWNR-012 ¥2,500(税込)『OFFICIAL BOOTLEG #003』 HEATWAVE
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山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
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日別アーカイブ: 2015年4月13日
風化と風紋
4月13日 月曜日 雨 今日は真面目な話です。 あれから4年が過ぎて、良い意味でもそうでない意味でも「風化」が激しいと実感しています。かく云うMY LIFE IS MY MESSAGE。実のところ、僕が立ち上げたのではありません。誘われたのです。そして、僕を誘った人間たちは全員居なくなりました。風のように。笑。 ほえ?みたいな。でも、去る者は追いません。責めることでもありません。真剣にやればやるほど、見なくていいものを見ることになる。そして一度見たなら、良心のある人間ならば、それを「知らなかった」とは云えなくなる。だから、深く関わらないで生きていく方が楽なのです。理念だけで、行動が伴わないと、やがて辻褄が合わなくなって、自分で自分の首を絞めることにしかならない。「MY LIFE IS MY MESSAGE」とは読んで字の如し。生き方そのものがメッセージなのです。良くも悪くも。 そして、それらはやがて、顔に表情となってたち現れてきます。怖いくらいに。政治家の顔を見てごらんなさい。あれもまたひとつの「LIFE IS MESSAGE」なのだと、反面教師として学んでいます。 偉そうなことを云うつもりはありません。かくいう自分だって、絶体絶命のときは周囲に何度も助けられ、そして家族が居ないから続けられただけです。 4年前のあの日。「明日があるのは当たり前じゃなかったんだ」ってことに戦慄を覚えたのです。それは深く深く胸の奥に刻まれています。そしてあの原発で作られた電気を使っていたのは、まぎれもなく関東に生息している僕だったのです。つまり僕自身の問題だってことは、死ぬまで、いや、死んでも消えないのです。未だ家に帰れない人たちがたくさん居る中で、僕はオリンピック開催に熱狂する気にはなれないのです。「お・も・て・な・し」を初めて観たとき、自分との感覚の違いに気が遠くなりました。かと云って、生きている間に終わらないであろう廃炉作業に従事する訳でもない。だから、自分のできることをやるしかないのです。声高らかに書くことじゃないです。それこそ「粛々と」、生きている限り、ずっと。風化は仕方ないけど、何とかして、次の世代に風紋くらいは残しておきたい。最後の一匹になっても、それをやるつもりでいます。 関東に住んでるあんたに何が分かる?って分かる訳ないっす。でも、分かりたいと思っています。今も昔もこれからも。そして、そう思ってる人は少なからず居るんです。住んでいる場所から動くことができない全国の人たちから、たくさんの気持ちを託されます。正直、毎回荷が重くて、胃が痛いです。でも、その気持ちを循環させて、小さなひかりを作ることが僕に課せられた、残りの人生の役目のひとつだと思っています。だから続けます。 多くを語りたくないけれど、僕らは伝え続けたいことがあって、ツアーをやっています。いちばん面倒なやり方を選んだけれど、それを続けます。是非、足を運んでもらって、そこで感じたことを日々の暮らしで役立てて頂ければ、と思っています。 http://mylifeismymessage.jp/tour2015_twoofus/index.html