日別アーカイブ: 2016年3月6日

沖縄県石垣島にて day#002、人を想う気持ち

3月6日 日曜日 晴れ 島滞在2日目。静かに深い感動をしています。島の人々の思いやりに。その気持ちを託す相手に僕らを選んでくれたことに。実際に足を運んで観なければ分からないことだらけでした。来てよかった。 日本で一番遠い場所から東北を想って開かれるコンサートは今年で6回目になります。書けばこれだけのことだけれど、それが平易な道のりでないことは書かなくても分かる、よね? 島をファンクションさせるためのほぼ、ありとあらゆる職種のミュージシャンたち。むろん、僕は初対面の人ばかりだったので、名前を覚える前に彼らが普段どのような仕事をしているのか知りたいと思ったのです。モーレツに。どうやって、みんなが音楽で繋がっているのか。漁師、泡盛醸造、警備会社、床屋、牛飼い、公務員、水配達、介護士、新聞記者、飲食店経営、会計事務所、エトセトラ、えとせとら。総勢40人超。そんな彼らが募金(出演料)を払って演奏します。音楽のジャンルは多岐に渡ります。漁師のハードロックにこころを撃ち抜かれ、牛飼いはマルチに楽器が演奏できて、プロデューサーとしての手腕を発揮し、市役所勤務のドラマーはいろんなバンドで確かなグルーヴを刻み、床屋はハサミをギターに持ち替える。普段、音楽を生業とする人間と演奏することが殆どの僕にとってはかなり衝撃の光景かつ体験。しかも動機が純粋で、こころから音楽を楽しんでいるので、いいヴァイブスに満ちている。 普段は血液が酒で出来ているような連中だけど、慰霊の日や、こういうことになると、エゴを捨てて、傷ついている誰かのために何かをしようとする。笑いと酒を忘れることなく。そのこころに僕はモーレツに打たれます。昨日も書いたけれど、コンパッション=思いやるこころ、がアイルランドにとっても似てる。お客さんとしてやってきたひとりのおじいさんをロッカーみんなで普通にケアする姿。 誤解なきよう。奏でられていた音楽は素人の発表会レベルではないのです。充分にお金を払ってエンターテイメントとして楽しめる。選曲もしかり。最後にたくさんのミュージシャンと「満月の夕」を演奏したんだけれど、それはかつて体験したことのない新しい、その曲でした。 僕の役目は彼らの思いを全国に、福島に伝えること。その想いを還流させて、また来年島に戻ってくること。島のみんなの気持ちがどう使われ、愛が形に変わったのか、伝えること。音楽の寅さんの重要なミッション。島のたいせつな想い、¥132,000、それに2月21日に行われた音楽交流会ライヴvol.58さんからの支援金¥4,618を合わせて、合計¥136,618を確かに僕が受け取りました。優しくて重く、尊い気持ちです。今日中にかならずMY LIFE IS MY MESSAGEに届けます。 島のみなさん。ほんとうにありがとう!どうか、身体に気をつけて。来年元気にまた会いましょう。みんなの想いに恥ずかしくない生き方をします。多謝&再見。

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