日別アーカイブ: 2017年8月20日

痺れる経験、TOKYO1351。そしてツアーリクエスト受付開始。

8月20日 日曜日 曇り 痺れる経験。 ジョー横溝くんの司会進行で、弁護士の安田好弘さん、映画監督の森達也さんとともに、「死刑」について語り、最後に僕が歌うというイベント。下北沢にて。ヘビーだけれど、この世界が内包するさまざまな問題がそこに集約されていることは知っていたし、それが向こうから近づいてきたとき、僕に逃げるという選択肢はなかった。 いつものように無茶ブリの発端はジョーくん。けれど主催者の「TOKYO1351」から送られてくるメールは真摯で、ヴィジョンがあり、世界を愛に満ちた場所にしたいという強い想いに溢れていた。これは、ますます逃げられん。笑。彼らはこのイベントを開催することで、ヘビーな問題をカジュアルに、一般ピープルにも考えて欲しいと。堅苦しいフォーラムではなく、音楽を通じて、自分の問題として考えて欲しいと願っていた。 図式としては、安田さんと森さんが「経験」と「体験」から語ってくれ、オレが素人としてそこに存在する、みたいな。ならば、出演する意味はある、と思ったのだ。荷は重いけど。 安田さんも森さんも、目がロッカーなのだ。僕が知っているどんなロッカーよりも。当たり前か。くぐり抜けてきた修羅場の数が違うもんね。極限状態のニンゲンと向き合うってことは、自分も極限に置かれるってことだもんね。真面目な話、ディランとニール・ヤングと接してるような錯覚を覚えた(会ったことないけど、ほんとうにそう思った)。覚悟が違う。 それでいて、主催者も含め、ヴァイブスは「コンパッション」に満ちていたのだった。真摯で、ヘビーだけれど、決して堅苦しくはない。エゴを捨てたところにある愛に基づいているというか。 安田さんと森さんが東京拘置所にある死刑執行場のスライドを用いながら、僕が知らなかった(知ろうとしなかった、かも)リアルな現状を伝えてくれる。重い。あまりにも重い。今、書いていても重い。あのボタンを果たして自分が押すことは出来るのか?でも、あれを押さなきゃいけないのは刑務官ではなく、ほんとうは僕であり、君じゃないのか?そう考えたとき、世界は違って見えてくる。 その後に歌うってのはね、、、、、。でも、音楽には不思議な力があるのだった。歌っていて、詩の一節がいつもと違う響きを持っている。きっと、命の根源について、短時間で深く考えたからだろう。 痺れる経験、アゲイン。 知らないことは恥ずかしくないと思う。知ろうとしないことが恥ずかしいだけで。 主催者諸君が「知る」ために僕に送ってくれた素晴らしい資料を最後に紹介しておきます。興味を持った人は是非、TOKYO1351のイベントに。悩み多き君の毎日が違って見えてくる可能性はあると思う。 森達也さんの著書 「死刑」 角川文庫 安田好弘さんの著書 「死刑弁護人」 講談社 映画 「死刑弁護人」 東海テレビ制作の安田さんのドキュメンタリー そして前日に 森達也さんの映画「FAKE」を観ました。今日は「A2」を観ます。 ちなみに、僕は仕事と恋愛に悩んでいるともだち(女性)を敢えて誘ったのだけど、感銘を受けていました。どうしてかって、「今を生きてる」ことが何よりもたいせつなんだもん。きっと、彼女はそこにフォーカスしたんだろうね。それは僕も同じだよ。 ————————————————— さぁ。10~11月に渡って行われる、今年最後の僕のソロツアー、山口洋(HEATWAVE) solo tour 2017 autumn『YOUR SONG-2』今日から9月30日までリクエストを受けつけます。 このツアーはすべて、みなさんのリクエストで構成されます。 このblogコメント欄に 1. 参加する会場名 2. お住まいの地域 3. 氏名(ニックネーム可)年齢(サバ読み可)性別 4. リクエスト曲 5. 何よりも、それを聞きたい理由(きちんと書いてくれた方が採用率上がります) を書いてください。できるだけ最新のコメント欄に書いてください。古いものだと、見落とす可能性があります。売り切れ間近な公演もあるので、チケットはお早めにね! ツアーの詳細はこちら。 2017年10月20日(金) 札幌 円山夜想(マルヤマノクターン) 2017年10月22日(日) 函館 喫茶・想苑 … 続きを読む

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