日別アーカイブ: 2023年8月25日

次の世代に遺すべきもの

8月25日 金曜日 晴れ   帰るときが近づいてきたようです。身体じゅう、虫に喰われてます。危険を察したともだちが東京から処方箋で薬を送ってくれたんだけど、これがなかったらかなりヤバかったと思われ。というのも、なにに喰われたのかまったくわからないし、喰われたのがいつなのかも不明なんだけど、とにかく痒い。しつこくて強力。笑。  離れてみてわかること。  今回、故郷である福岡に2度立ち寄ってみて。日本中、そうなんだけれど、特に福岡の都市開発が酷すぎて、目に余ったのです。  たとえば。僕が育った町は金物屋があり、時計屋があり、って感じで小学校のともだちにはすべての職種の子供たちが揃っていて、それで町がファンクションしていた。  町を出て34年。店が残っていたのはたった2軒。それ以外は完膚なきまでに破壊され、新しい道ができ、鉄道は高架になって寸断され、賑わっていた商店街は100%消滅、レコード店と楽器店は駆逐、遊んでいた池はでっかい道路で埋められ、そこにはスターバックス!!FUCK!。なにもないペカペカな町だけが残ったのです。同級生がいてくれなかったら、もう2度と帰りたくない。  渋谷も下北沢も外苑もしかり。なぜ、ここまで開発しなければならないのか?豊かな緑を切り倒さなければならないのか?これってアジア人の特質だと思うんだけど、日本人はバカなのか?悲しみを超えて、絶望します。  ヨーロッパの人は町を大事にします。数百年、町の風景は変わってないのです。看板ひとつにしても町と調和しています。そこで育った子供たちの原風景は祖父母と共有できるってことです。  汚染水の海洋投棄も同じ図式。なしくずしで政治家にむちゃくちゃなことをされても、日本人怒らない。町をめちゃくちゃにされても怒らない。  ほんとうにそれでいいのか?  オレはどうしても許せない福岡市長とチャラチャラして大嫌いな男(その人物とたいそう仲がいいらしいので)を通じて、サシで話しができないか交渉してみます。  あんたはいったい何を考えて、こんなことをやっているのか?と。三世代先、100年は見越して、この町の素晴らしいところをちゃんと次の世代につないでいけ、と。

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