理由なき開墾、「夜明けのジョニー農園」

8月2日 土曜日 晴れ

(どっちみち、連日レコーディングは続いているので、今日はその話は割愛)

その男とはひょんなことで知り合った。

奴の夢を聞かされて、記憶が正しければオレはこう云った。今みたいに、奴に気合いが入っていなかったときの話。

「諦めない限り不可能なんてないんだよ、バカ野郎」

でも、正直なところ、人前でちゃんと自分の夢を語る若者に久しぶりに会って、オレは嬉しかった。

たまたま、なのだが。

オレはMY LIFE IS MY MESSAGEのイベントを遂行するために、スポンサーを獲得しなければならなかった。確か1000万近く必要だった。オレは名刺を作り、企画書を書き、ジャケットを着て、とある会社の会長室に行くのが翌日の話。自分にプレッシャーをかけるためにも、奴にこう云った。

「オレもさ、誰かに頭を下げて、スポンサーになってもらったことなんてねーよ。どうやったらいいのかぜんぜん分かんねー。でも、このイベントを福島でやるためにはどーしても金が必要だから、オレもイチかバチかチャレンジしてくる。正々堂々想いをブツけてくる。道を作るってこんなことだと思うぜ。結果は明日、電話する」。

結果がどうだったか、と云うと。奇跡のオッケー。

それから奴は会うたびにいい顔になっていった。闘う男の顔、自然という存在に対して謙虚な顔、自分のやるべきことを知っている顔、汗をかくことの意味を知っている顔。要するにいい男になったってことです。オレはこういう男が好きだ。

1年間、ドがつくくらいのビンボーに耐えて、農業の修行に励んだ。結婚もした。そして、開墾して農園を開いた。奴の言葉を借りれば「理由なき開墾」

昨日、初めての野菜と玉子が送られてきた。何だか、目頭と胸が熱くなったぜ。てめー、ほんとにやりやがったな。始まったばかりだけどな。薄っぺらい、口先だけの、誰かに乗っかるだけの、傷つくことを恐れてるだけの、そんな奴ばっかりのこの世の中で、てめー、ほんとうにやりやがったな。オレは嬉しいよ。

情熱の味がしたよ。ありがとう。

そんな訳で、「夜明けのジョニー農園」、どうぞよろしく。フザケてるけど、奴は本気だよ。見てくれれば分かると思うけど。Facebookはこっちだよ。

郵便屋さんが、嬉しそうに大事に運んできたぜ。

郵便屋さんが、嬉しそうに大事に運んできたぜ。

いつだって。食卓は笑顔で溢れるべきだろ?

いつだって。食卓は笑顔で溢れるべきだろ?

てめー。美味すぎて、泣けたぞ。

てめー。美味すぎて、泣けたぞ。

応援するぜ。

応援するぜ。

 

 

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理由なき開墾、「夜明けのジョニー農園」 への2件のコメント

  1. ochamego より:

    いつだって、食卓は笑顔で溢れるべきですよね~!
    すてきなロゴの段ボールで届く旬のお野菜に、新鮮な卵
    素材が良いと、身体もほんとの美味しさを素直に受け入れるんでしょうね!
    洋さんの手料理も、見るからにほんと美味しそう(*^^*)
    ワクワクした気分で、これから晩ごはんの準備します。

  2. Koike より:

    胸が熱くなった。仕事がうまくいかずフラフラだけど、もう一度足腰に力入れて踏ん張ってみます。野菜試しまっす。

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