ラジオから流れてくる音楽

7月15日 金曜日 雨

正直なところ、さすがのわたくすも陰鬱とする日々だったすよ。ネガティヴなものに引っ張らされないように、常に気をつけてはいるけどね。

うちの隣は小さな里山だったんだよ。いろんな鳥たちがやってきて、いつも屋上から眺めてほっこりしてた。でも数週間前から、突如開発が始まり、山は切り開かれ、木々は壊滅的に伐採。毎日トラックと重機の音が唸りを上げる。業者は工事の前にタオルを一枚もって確かに挨拶には来た。でもね、そういう問題じゃないんだ。家の前には常にトラックが駐車されていて、無惨に木々が運ばれていくのを見て、正直オレは傷ついた。

映画「杜人」で見た世界そのものが、目前で繰り拡げられていることに。ほんとに人間が嫌いになりそうだ。でも、こんなん氷山の一角に過ぎなくて、今も昔もいったい人間はどれだけのことをしてきたんだか、、、。自分も含めてね。

SNSやテレビなんかじゃなくて、世界と自分を繋いでいるのはラジオから流れてくる音楽だけでいいんじゃないか、と思うときがある。

うちではナレーションがなく良質な音楽だけが流れる外国のラジオを流しっぱなしにしてる。で、気に入ったものがあれば、そのアーティストの作品を買う。そういうリレーションが好き。繋がっていないようで、確かに繋がっている。そんなリレーション。オレがぐっとくる音はちゃんと先達をリスペクトしてるのがわかる。

この数日、ぜんぜん知らないアーティストだけど、そうやって知ることになった人たちを紹介しておくね。ラジオから好きなタッチの音楽が流れてくると、ほんとに救われる。

お願いがあるんだけど、サブスクでもいいや。聴いて気に入ったら、作品を手に入れてほしい。じゃなきゃ、アーティストはコの中じゃ生きていけない。サブスクっておそるべき搾取の構造でね。あれはこれからの音楽を確実に殺していく。ま、その話はあらためて。

どれも素晴らしいよ。愛ってか、こころがある。

 

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ラジオから流れてくる音楽 への2件のコメント

  1. SHO より:

    ラジオから音のメッセージですよね。
    昔はラジオのロッドアンテナの向きを右へ左へ、いい音を求めて格闘していましたね。
    そんなことも忘れていた今日この頃です、私の音の感度が鈍てきているかも
    ビビッビとくるのが減ったような気がします。
    音楽はデーターじゃないんですから、便利すぎて、世の中ちとおかしいね。
    ”口に甘きは腹に害あり”は食べ物だけじゃなさそうですね。
    便利さと大事なことが、逆転していく世の中に溺れんように生きていかねばです!

  2. ReaMo より:

     曲の紹介、ありがとうございます!
     3曲ともグッときました。中でも特にグッときたのが、3番目のJosh RitterのJoy To You Baby です。
     シンプルなメロディーに、きめ細やかなサウンドが、心地良いです。
     アコギとガットギターとウッドベースというトリオ編成も、シャレていて良いですね。
     これ、盤を買いますよ。
     これからもいろんな曲、そして、映画や書籍などなど、教えてくださいませ。

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