days / inc 能登便り

3月16日 土曜日 晴れ

国内時差ボケを解消するのには「洗車」が一番です。雪道を走ったので、ひどく汚れています。これを綺麗にすると、次のチャプターに向かうことができます。

ひたすらクルマを洗うその時間が好きなんです。

NO REGRETS社には「Seize The Day 今を生きるための音楽」ボックスセットの部材がどんどん届いています。もはや足の踏み場もありません。売れれば、すべてなくなってしまうのですが、まずは頭を使ってアッセンブリーするためのスペースを作り出す必要があります。あとは本そのものが届くだけなのですが、なにせ400ページもあるがゆえ、相当な重さになるんです。これをどう配分して、効率よくアッセンブリーしてみなさんに届けるのか、日々頭を悩ませておりマックス。

今回、発送には初めてレターパックプラス520ってやつを使うことにしました。これだと土日も配送してもらえるし、速いし、追跡も可能。今日はドバドとキジがそれに宛名を貼り、発送シールを剥がす作業をやりました。こちらは売れた数に追いつきました!

みなさんへのメッセージカードもようやく売れた数に追いつきました。もちろんシャチョーの直筆です。てなわけで来週からはアッセンブリー、発送作業が本格化します。もうちょっとだけ待っていてくださいまし!

山口洋初のエッセイ「Seize The Day 今を生きるための音楽」
ボックスセットとしてカモネギ書店で予約受付中!

 

 

閑話休題。

えー、山形ー福島4daysの旅で、旧知の女性に会うたびにかなりの高確率で質問されたのが「どうして結婚したんですか?」と「どうやって出会ったんですか?」でした。これは、真面目な話、かなりびっくりしました。不思議なことに、男性にそういう質問をされることはほぼないんです。ふーん、これは女性にとっては本能的な疑問なんだろうなぁ、と。なので、ちゃんとお応えしましたよ。ここにはぜったい書きませんけど。笑。

というのも。大谷選手にまつわる報道がtoo muchにクレイジーだからです。あれだけみんなをその活躍でハッピーにしてくれてるんだから、たいせつなパートナー見つけたのなら、そっとしておいてあげればいいじゃん、って。かくいうオレだって、テレビがないから生では観ないけど、彼がホームラン打ったら後でネットで見ますもん。すげーなぁ、って。

てか。彼の、彼固有のLIFEなんだから、彼に群がって、彼に無駄な圧力をかけるのはもうやめたらどうなんだろう、と、こころから。有名税という言葉で片付けるには余りあるヒドさだと感じています。

彼だって、奥さんと手を繋いで散歩くらいしたくなると思うんですよ。だったら、そのくらい叶えてあげたらいいのに、、。仮にそんな光景を見かけたら、もちろん知らないフリをします。それが彼のやったことに対する感謝ってもんだと思うけどなぁ。

アルバム「1995」を作っているとき、野茂さんがひとり海を渡り、三振の山を築いてる姿にどれだけ励まされたことか。彼が孤軍奮闘してる姿を見て、オレは思いました。「オレもがんばろう!」って。あのアルバムにはかなり直接的に野茂さんのエネルギーが封入されていると思います。そういう風に連鎖していくのがいいと思うんだけどなぁ、オレは。

 

休題、アゲイン。

 

能登半島、輪島の職人さんから便りが届きました。まだまだ復興には程遠いことを知ってもらえたら嬉しいです。大谷選手もいいけれど、こういうことをちゃんと人々に伝えてほしいっす。マスコミ、、、。

福島県浪江町は帰還率が10%。若い人はとっても少ないんです。いちど町を離れてしまうと、町が元に戻ることは難しくなります。政治に期待できることがほぼない以上、我々が気にかけ、働きかけることで少しでも力になれれば、と思います。

 

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こんにちは。
久しぶりに現状報告をさせて頂きたいと思いましてご連絡致しました。

こちら、能登半島地震の影響で流通事情はまだまだ悪い状況です。
ここ最近に郵便配達が始まったという報道はあります。
ただ例を挙げると、注文していた、何とかブックスの品は「ご注文につきましては現時点で配送を担当する日本郵便から、
配送可能との連絡が届いていないため、発送を行うことができず商品を保管させていただいております。いつ頃配送可能になるか明確なご案内ができず申し訳ございません」 という感じで未だ届いていておりません・・・

そういうことで、こちらのライブCD発送のお願いは、まだできない状況をご報告致します。

輪島の現状報告ですが、水道は街の中心部は通水しましたが、高台や郊外などはまだまだ断水で不便をしています。
たとえ通水できても自宅敷地内の漏水があり、工事業者待ち、という方がたくさんいます。
さらに、せっかく水道が使えても下水管の不具合で、詰まって逆流して使えない、という事例もあります。
市内は水が本格的に使えないので、壊れた建物の解体をする際の放水もできず、せいぜい主要道路をふさいだ建物が撤去できたのみです。下水管が相当破損したことが全体の復旧を妨げている印象です。

発災から2ヶ月以上経ち、仮設住宅が完成しても抽選があり、入れるか不安な方々でいっぱいです。
そういうことで能登に見切りをつけて金沢などに転入する人が増えており、
今後さらに年度末などで転校する子供さんにあわせて能登から去っていく人が増えそうです。

小さな地方の町はゆっくりと高齢化して過疎化が進むと思っていましたが、10〜15年一気に人口減少が早まったという感じです。

誰がいい、悪いではなく、自分の持ち場で精一杯に身の振り方を模索しています。
最近の東日本大震災の現状を報道でみていると復旧復興は長丁場になると感じていますので、健康に気をつけてあせらず生き抜こうと思います。

最後に、山形県長井市「甦る」試飲会の配信を観覧しました。
言葉で表現することが難しいですが、苦難を乗り越えた皆様のやさしい思いが励みになっております。
村田さんのお話で、佐野さんの詩を思い出しました。思えば私のHEATWAVEを知ったきっかけは、佐野さんが数曲プロデュースされた「1995」でした。
ここでも、繋がっているのかと嬉しい気持ちになりました。

配信をしていただきありがとうございました。

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このメールは山形県長井市の仲間たちに転送しました。

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わたくすが60歳になった日の実況録音盤。予約販売開始しております。

曲目はすべてリクエストにより構成されています。

オフィシャルストア「カモネギ書店」にて。

OFFICIAL BOOTLEG #011 20231226 (HWNR-034)
“Triple Anniversary Tour 2023″ Live at duo MUSIC EXCHANGE (Tokyo)
“The Boy 60, Towards 45 Years”

 


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days / inc 能登便り への3件のコメント

  1. 青森のロマンティック・ダンディ より:

    ここにはぜったい書かないんか~い!!(笑)。いやいや男だって口には出さないだけで興味津々でしょう。とはいえ訊くも野暮なら答えるのも野暮。だって答えは決まっている。Because I love her.何か曲のタイトルっぽいなあ。新曲のタイトルにどうでしょうか?ニューアルバムに収録お願いします!!

  2. のり より:

    大谷選手の報道がtoo muchというのには激しく同意します。
    見ている側がうんざりする(僕だけ?)ほどの報道なんだから本人はもっとうんざりでしょうね。
    でも、そんなそぶりを見せないところが「できた人間」ってやつなんでしょう。器が違う!?
    世界的に有名なバイクのレーサーがずっと地元を拠点にしているのですが、その理由は街の人が自分を見かけても騒ぐこともなく普通にしていてくれるからだそうです。
    大谷選手にもそういう場所があれば良いけどなって思います。
    ちなみに僕は街で有名人を見かけても何もしません。ビビリなんで(苦笑)
    もしヒロシさんを見かけたとしてもきっと声もかけられずにいると思います。ビビリなんで!(泣)

  3. 中澤 美穂 より:

    山口さん、こんにちは。

    山口さんは愛のある人。人を愛し、自分が思うよりもずっと愛され、幾つになっても最愛の伴侶と出逢い、結ばれるのは当然の気が、私にはしています。

    女子(おなご)には恋バナは飯(メシ)のおかずみたいなもん。誠実に答える山口さん。真っ向勝負だわ。逃げないのね。山口さんらしくて、よかです。

    そんなふうに思っています。

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