day#007 由仁町へ

7月13日 金曜日 晴れ 

 昼過ぎにケンちゃんが迎えにきてくれて由仁町に向かう。

 車窓がもうなんつーか、やばい。ザ・北海道。でも、こんなとこにお店はあるのか?そして人は来てくれるのか?

 パザールバザールは田んぼと麦畑の真ん中にある。ここだ!と思った店主夫妻が函館から移り住んで店を始めた。建物は110年前に建てられたんだって。自分たちでリノベーションしたんだってさ。まじかよ?

 移住したのなら、わかる。でも、こんなになんにもないところで店を始めようって、その心意気に感嘆。今や、予約しないと入れないんだって。

 知れば知るほど、この店にいる人たちが好きになる。こころを込めて呼んでくれたんだもん。そりゃ、本気でトップギアに入れるでしょ。

 もともと函館の浜ちゃんが繋いでくれたんだけど、こんなことでもなければ、由仁町を知らずに死んでいたのは間違いないわけで。そりゃ、損失だよ。ほんとうに。隣の栗山町の話も聞いて興味津々。明日はこれまた隣の岩見沢でうちの奥さんがフェスに出てるんだけど、オレはひとり由仁町フェス。

 なんだか、むちゃくちゃ楽しい。いやなバイブスが一ミリもないんだもん。

 人々もオープンに迎え入れてくれて、とっても美しい夜だった。

 てか、オレ由仁町も、パザールバザールも、由仁町の人たちも大好きになった。釧路から弾丸で来てくれた青年は無事、サンバーで帰ったかな?心配してるよ。

 また来るからねって。オレはアホだから、明日札幌に入る前にもう一回パザールバザールに行ってカレーを食べる。だって、ほんとに美味そうなんだもん。

 でもって、ふらっとバイクで訪ねてこよう。

 由仁町を知った人生。知らなかったことの10000000倍豊か。

 みんなほんとうにありがとう!!!!!また明日戻ります。笑。

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day#007 由仁町へ への4件のコメント

  1. dig_think より:

    宇宙へ誘われました。
    次回はぜひ、隣町の江別市野幌と、
    そして、釧路へのswing-byを期待しています。

  2. LARGO より:

    サンバーの青年(^^;)(51)です。
    ヒロコさんの云い付けを守り、夕張あたりに停めた車内で明け方まで眠ってから釧路まで無事帰ってきました。
    昨夜は素晴らしい演奏をありがとうございました。素敵なお店とそこに集まる素敵なお客さんに囲まれ大好きな音楽家の演奏を聴けたのだから、こんなに幸せなことはありません。呼んでくれた関係者の方々や気持ち良い音を作ってくれた音響さんにも感謝です。
    1曲目、山口さんのライブのイントロは音源と違っていることも多いので「これは何の曲だろうなあ」と聞いていたら、一番聞きたかったあのカバー曲だったのでやばかったです。特に前半は聞きたかった曲がパレードのように続きました。視界いっぱいのステージに目をやれば、まるで畑から帰ってきた農夫のようなオーバーオールに靴下のいで立ちで熱演する山口さん。そしてその髪型はパーマあてすぎちゃったどっかのお母さんのようでもあるけど妙にハマっていました。
    BLIND PILOTありがとうございます!ほかのお客さんがリクエストしていた色々な曲も聴きたかったのですがSWEET HEART/SHE’S HURTは特に聴いてみたかったなあ。
    日高山脈を軽貨物車で越えて帰ってくるのはなかなか大変な年頃になりましたが、今朝仕事前に無事帰宅し熱い風呂に入ったら、誰かの歌じゃないけど新品に生まれ変わった気分です。

    余談です。この道中で思い出したことがありました。25年前の秋、同じく釧路から札幌まで山口さんの歌の宅配便を見に行ったときは自転車でした。今回と全く同じ道順です。ライブ前日の朝に釧路を出発し日勝峠手前で野宿。翌朝走り出すも峠を越えたあたりでヒザが故障し急遽新夕張駅に自転車置き汽車に乗って札幌のライブ会場へ。シャワーも浴びられずベトベトの短パンTシャツ姿でライブ会場入りしたっけなあ。
    あの頃と現在、変わったことは何だろう。変わらないことって何だろうな。

    今夜のライブも良いものとなりますように。またどこかでお会いできることを楽しみにしています!

  3. Sayumi より:

    LARGOさんが無事に釧路に戻られたみたいで安心しました!
    ライブ情報が出た時、『由仁!?笑 なぜ由仁!?!?』と思いましたが、山口さんのおかげでパザールバザールという素敵なお店も知れて、何よりもあのお店でやる山口さんのLIVEが最高すぎました。『ギターが喜んでいる』と言った意味がよくわかりました。
    インスタのストーリーにもあげてくれましたが、今から15年くらい前に山口さんのことが大好きな高校の担任が高校で山口さんのLIVEを開催してくれたおかげで山口さんに出会うことが出来ました。厳粛なカトリックの女子高だったため、『ライブは静かに座ってみること』という約束のもとライブが始まりました。山口さんはとてもやりにくかったと思います、、、笑
    でも山口さんの歌を聞いていたら、とても静かに座って聞くなんて出来なかったです!!そう思っていたのは私だけではなく、ライブ中に前の席から後ろの席へ伝言ゲームが始まりました。『次の曲のタイミングでステージの前にみんなで行っちゃおう』今だ!というタイミングで一斉にクラスのみんなでステージの前に駆け寄った瞬間のこと、今でもはっきり覚えています。怒られるかもしれない という考えなんて吹っ飛んで、初めて出会った山口さんの歌に魅了され、興奮のドキドキとワクワクが、自分の殻を破った感じがしました。
    まぁもちろんその後、私のクラスと担任は怒られたわけですが笑笑
    担任は小さい声で『お前たち、良くやった』と言ってくれましたよ。

    山口さんのライブはいつも、あの時の興奮を思い出させてくれて、高校生の自分に戻った気持ちにさせてくれます。
    これからもずっと大好きです!!また北海道来てくださいね♩

    p.s. 私がリクエストした、sweet heart she’s hurt 今度は聴けるといいな〜

  4. 中澤 美穂 より:

    山口さん、おはようございます。

    インスタストーリーズやオーディエンスの皆様の書き込みと合わせ、胸を熱くしながら拝読していました。

    どこの町にもキラリと光る印象的な風景があり、山口さんはそれを切り取って私たちに見せてくれるのですが、北海道だけはもう、他の土地と較べ、スケールの大きさが桁違いです。かないません。

    山口さんのソロツアーは、単に日本各地をツアーしましたというのとは違う。人と町を歌で繋いでいるのがわかります。その濃密な旅は、山口さんでなくてはできないものだと思います。

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