なぜ惹かれるのか?

8月5日 月曜日 曇り

なぜ惹かれるのか?

三日間体験してみて、ようやくわかった。

町の人たちによる、町の人たちのための祭りだから。そこに侘び寂びや、情熱や情念が込められているから。金の臭い、つまり企業や代理店の臭いがほぼないから。

音楽フェスだって、始まりはそうだったはずなんだけれど。これはものすごいヒントに溢れていて、今や、正直な話、オーディエンスが金銭で入場券を買った安全な羊にしか見えないことがある。

ただ、ここに到達するには関東から来ると、それなりの金がかかる。来年のためには「ねぷた貯金」をしなきゃいけないくらいには。

五所川原と青森のねぶたが同時期に存在することによって、このスピリットの純潔さが保たれているんだと思う。人々の意識が分散するし、企業の金が入った祭りの方が大げさに見えることは間違いないから。良し悪しではなくね。好き嫌いの問題。

ただし、それを伝えるのはとても難しい。あまりの素晴らしさにインスタライヴをやってみるのだけれど、スマホを通じてだと、東北の普通の祭りにしか見えないのだった。視聴者もぜんぜん伸びない。

でも、それで気づいた。それがいいじゃんって。んなもの、生で体験しなきゃぜったいわからない。オレが無理に伝えようとしなくていい。

あの空気感。打ち鳴らされる太鼓のグルーヴは骨に刻まされた。近頃見たどんなドラマーよりもこころに響いた。

なんだか、なにをたいせつにして生きていくのか、改めて考え直すきっかけになったし、滞在した3日間、総じて津軽の人たちはとんでもなく優しかった。

オレはいろんなことを音楽にフィードして、また戻ってこようと思う。そして、たぶん祭りが終わったら、彼らは一旦燃えかすになって、長い冬への準備を始めるんだと思う。その気持ちを切り替えるために、美しい秋がご褒美として準備されているのかな。

ありがとう。素晴らしい経験でした。

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なぜ惹かれるのか? への5件のコメント

  1. Masako より:

    昨年のHWツアー弘前公演。津軽藩ねぷた村に行きました。太鼓叩いてましたよ。その前は津軽三味線。素晴らしかった。ねぷた祭りと桜祭りはいつか行ってみたいですね。今年は6月に弘前に行きました。青森空港から弘前駅まで、乗客ひとり。念願の弘前城と岩木山。岩木山神社や岩木山8合目まで行きましたが、なんだか人もまばら。でも、温泉♨️宿とかあって、また行きたいなぁと思いました。岩木山の頂上も登りたいなぁ。
    8月3日は、各地で花火大会やお祭りも沢山あって、家族で出掛けていたんじゃないですかね。スポーツ好きな方はTVに釘付けだと思うし、みんなそれぞれの夏を楽しんでいると思いますよ。インスタライヴより、家族の時間を大切にしてくださいね。
    まぁ、フリーな私でも、時間大切にしたいと思っています。だからインスタ必要ないかなぁ。
    15日のライヴチケット、何とか取れました。楽しみにしています。9月は長井に行きますよー。

  2. よしあき より:

    自分も20代の頃一人旅で北海道に行く途中青森市で観ました。

    響き渡る太鼓の低音。巨大なねぶたの睨み顔、跳人と言われる若い子達のジャンプと鈴の音と掛け声。パワフルでした。

    跳びまくって汗諾々になって。東北でこれほど激しく動く祭りは無いでしょうね。

  3. 煮たまご より:

    弘前生まれ弘前育ち弘前在住です。
    洋さん、ねぷた見て来てくれてありがとう。

    他県の皆様、雪の降らない地域にお住まいの皆様には理解し難いかもしれませんが、
    長くて厳しい冬を生き抜いたご褒美にねぷたがあって、
    これから来る辛い冬を乗り切るためにねぷたがあります。
    また来年ねぷたがあると思えばどうにかこうにか1年頑張れるのです。
    ねぷたは生きるためのエネルギーです。

    洋さん、弘前に来てくれてありがとう。
    弘前を好きでいてくれてありがとう。

  4. YUJI より:

    運良くインスタライブ観れました。ずっと地元の祭に携わっている身にはグッときました

  5. ながのしのしろし。 より:

    普通に生きてたら、人と人とが想いを共有出来ることなんて少ないんだと思います。

    でも、自分が感じた「熱」を自分の作品に昇華させ我々シロートにまであたかもこちらも経験したかのように感じさせてくれるのがプロの凄いところだと常々思っています。

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