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THE YOKOHAMA SESSIONS VOL.3
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HEATWAVE OFFICIAL BOOTLEG SERIES #008 / 2021122640 Years in a BLINK HEATWAVE
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2022.3.18 Release
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2019.11 ReleaseOfficial Bootleg #007 “THE FIRST TRINITY” 181222 HEATWAVE
2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
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HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
2011.2.9 Release
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タグ別アーカイブ: Mr. OUTSIDE
長野へ
3月7日 土曜日 晴れ さて、長野へ向かいます。たぶん今年5回目。 今夜、長野のネオンホールからインスタライヴをお届け予定です。21時20分くらいから開けています。ネオンホールにはスクリーンがあるらしいので、山口洋監督の作品群4作(笑うところです。4作目も特別に)を一気に放出予定となっております。 本日、映像の3作目を公開。素材の少なさゆえ、ついに本人登場。自分の映像を編集するのはたいへんに苦痛な作業でした。まぁ、でもこれらの曲はこういうイメージで描いたので、これがいちばん伝わるのかな、と。楽しんでいただけたら嬉しいです。HWを聴いたことのない人にはこれらの映像で勧めていただけると嬉しいです。そのために創ったので。「火を熾すとき」は実際の映像に含まれていた、阿蘇の虫たち(数万匹!)とのデュエットで収録しておきました。 日頃からもっと素材を録っておけば、いろんな映像は創れるなと思いました。って、また音楽と関係ない仕事が増えるんだけど。 明日、長野でみなさんに会えるのを楽しみにしています。ぜひ、ちょっと無理してきてください。
映像#002、公開 !
2月21日 土曜日 晴れ というわけで映像の第二弾公開です。 素材の少なさゆえ、若干の息切れ感は否めませんが、作者が素材をすべて撮影しているという意味では、曲で伝えたかったことを可視化できているかな、と。なによりも偶然目にして、アルバムをゲットするところまで到達する手助けになってくれたら嬉しいです。 今日は19時からインスタライヴの第2回です。アルバムで使った楽器を実演交えて紹介します。こちらもいつものように超絶ワンオペ運行ゆえ、いろいろと至らないことはあるかと思いますが、楽しんでください。モノを創るという行為を多角的に理解してもらえたら嬉しいです。 本日2/21(土)、19時から。アカウントは 「heatwave1979」 です。 いつものように18時50分くらいから開けています。 アルバムの購入リンクはこちらです(あとで映像の概要欄にも貼ってもらいます)。 ついしん 質問にありましたが、タワーレコードで買うとポスターが特典としてついてきます。ライヴ会場で買うと特製ステッカーが。なによりも年末にHWサイトでゲットしてくれた方には僕のサイン入りカードと、3段活用になっております。
Mr.OUTSIDE #011、火を熾すとき
2月18日 水曜日 晴れ 阿蘇の山の家にともだちが焚き火台を残しておいてくれた。たぶん数千円のチープなやつ。 ある日、夕暮れとともに焚き火をしてみて、ハマってしまった。この愉しさは何なんだろう?原始の歓びとでも言えばいいのかな? 毎日続けてるうちに上達していく。燃やすものはそこらに落ちている木だし、焚き付けは落ちている杉の葉。数時間楽しんだあとは灰しか残らなくなった。振り返ってみたなら、子供の頃から火が好きだった。庭でマッチを大量に擦って母親にいつも怒られてたっけ。笑。 薪ストーブの火を見るのも好き。でも焚き火はもっとプリミティヴ。揺らぎと生命の根源があって、それを「護る」ことに使命を感じたりもする。もはや都会では焚き火をすることもできない。阿蘇でさえ、見つかると警察に怒られるらしいけど。もし、自分に子供がいたなら、これは経験させるな。十分な学びがある。火を熾し、それを護ることには。 みんなが思っているほど簡単ではないし、若干の危険も伴う。類焼の可能性は常にあるし、風には気をつける必要がある。それでも、原始の世界で人類が火を知ったとき、その生活が劇的に変化したのはよくわかる。 まるで原始人のようなシンガーのともだちがいる。アイルランド人だけど。彼は音楽でようやく家を建てた。でもある日火事になって全焼。そのときに、「うちに火の神が来た!」と喜びすぎて離婚に至ったという笑えるような笑えないような話があるんだけど、オレはわかるよ。その気持ち。笑。 このアルバムは福岡のJUKE RECORDの松本康さんに捧げられている。彼はティーンのオレに本物のブルースを教えてくれた。この経験は財産以外のなにものでもない。10代にして、黒人の哀しみが奏でる音楽を知り、それが血肉になったのだから。 そのとき、自分に課したことがあって。ブルースを演奏しないってこと。それをやっちゃあいけない、と。10代なりに思った。それほど、身体の深いところに沁みる音楽だった。 オレも60を超えて。火を熾しながら思った。このフィーリングを自分なりのブルースにして表現してもいいんじゃないかって。実に40年以上の時間が流れてたけど、それは礼節でトラディション。誠実さって書いてもいいのかもしれない。 レコーディングは一発録りで。それにわずかに音を重ねただけ。この曲は早期に録音されて、ゲットした瞬間、このアルバムはイケると確信した曲でもある。 というわけで、インスタライヴ第2回は今週末2/21(土)、19時から開催。アカウントは 「heatwave1979」 です。 アルバムへの質問、感想も同時にお待ちしています。2/19(木)いっぱいまでblogのコメント欄で受けつけています。どしどしお寄せください。たくさんあると幅が拡がって嬉しいんです。アルバムの発売がなければ、インスタライヴもやらないと思うんで、遠慮せず投稿してくださいまし。創った本人がお応えします。タンバリンの質問、嬉しいなぁ。そういうこと、聞いてくれるとマジ嬉しい。 続いて番組出演速報です! FM福岡 「Hyper Night Program GOW!!」 生出演(電話) 2月19日(木) 19:13頃~19:30頃 ぜひ!
Mr. OUTSIDE #010、ボーダーライン
2月9日 月曜日 天候不明 日本人ってバカの集合体なんだろうか。 でも一般的に言えば、オレが本物のバカってことになるんだろう。選挙の結果を見て、腰を抜かした。予想はしてたけど。ここまでとは。。。すごいね。もはや、言葉も見つからない。 でも、ひとこと言っておきたいのは。あなたの子供が戦場に送られるかもしれないんだぜ。そして奴はそこには「絶対に」行かないぜ。で、その分岐点はここにあったのかもしれないんだぜ。見せかけだけの、強くもなんともないクソリーダーに「お願いします」って半ば盲目的に託したあなたの判断がそれを招いたってこと。 なんで人と人は争わなきゃいけないわけ?殺し合わなきゃいけないわけ?軍備を増強しあわなきゃいけないわけ?いつになったら過去から学ぶわけ?どうして「違い」を受け入れて、平和的に話し合うことができないわけ? オレは理解できない。そして胸クソが悪すぎる。 こういうこと書いて、ファンを失ったらって。んなもん、ぜんぜん構わないよ。 おっと、危ない。ジャーナリストのともだちが教えてくれたんだけど、これってトランプと同じ分断支配なんだってさ。まんまとオレもその罠にはまるわけにはいかないね。彼がいう通りこの国もいよいよ分断社会になるだろうけれど。 知っての通り、オレはまったく政治的な人間じゃない。でもね、今回は本能的に危機感を感じた。あいつはヤバい。かつて見たことがないくらいヤバい。オレの身の回りに自民党を支持してる人間はほぼいない。ってことはどれだけマイノリティーで、どれだけ偏った場所にいるのかってことも示してる。日本的に言えばね。 でもね。「日本列島を強く、豊かに」って、この数十年で弱く貧しくしたのはどこのどいつだよ。お前らだろ?そしてそれを選んだのがオレたちというこの、いつもの構図。 こんなクソみたいなロジックさえ見破れないことに絶望感はある。そりゃ、あるよ。電通あたりが立てたであろう作戦にまんまと負けた気がしないでもない。ほんとに忸怩たる想いってこういうことを言うんだろうね。 まあ、ありえない大勝の振り子の揺り戻しはあると思う。この日本人の不和雷同っぷりを見ていたらね。 でも、オレたちは生きていかなきゃならない。希望をもって。 だから。頭を冷やしてきます。雪山で。 ちょっと、これはオレにはキツすぎる。。。国家ってもんから本気で離脱したいとすら思う。。。 ————————— Mr. OUTSIDE #010、ボーダーライン 一昨年、割と身近なというより、自分に降りかかるリアルな問題として孤独死を体験した。会ったことも話したこともない人だけれど、真夏だったゆえ、数ヶ月発見されることがなく、その状況がどのようなものだったか、書くまでもないと思う。痛ましかった。 人としてソングライターとして。しばし深く考えた。 あなたに起こり得ないと思っているのなら。それは想像が浅すぎる。事実、オレには起こり得ないと思ってたんだから。 こういうことが起きると、さらに責任のなすりつけあいが始まるのが人間社会。亡くなったことよりもさらに痛ましい。オレはソングライターだから、すべて体験することにした。 彼はなにも悪くない。昔、実家の庭の棚で真冬に野良猫がカキンコキンに凍って死んでた。もちろん庭に葬ったけれど、それと同じことじゃん。命としては。 だから彼の人生を想像して歌を書くことにした。僅かな「希望」を込めて。 歌わなかったワンブロックがある。それを歌わないことで、歌の深みが増すと思ったから。あぶりだしみたいにね。 この人が育った家の前の道は舗装もされていなかった。中学校に上がるころ、ついに舗装された。すべて想像だけれど、そのワンブロックはこの人の人生を語る上でとても重要なファクターだから、今日は特別にそこを載せておきます。 この歌は明るくないけれど、とてもたいせつな歌。マイナーコードのAメロからサビでメジャーコードになるところに僅かな希望を託した。 ボーダーライン 右肩上がりの神話に踊らされ すべて失った者に 帰る場所はない 「今さら誰かを恨む気もないし」 そう語る君の目に 夕陽が沈んでゆく 孤独な鳥たちが くちばしを天に向け ラストシーンは遠くないと思い知るとき 「時代や運のせいじゃないのさ」 誇り高く 進んで歯車になったこと … 続きを読む
Mr. OUTSIDE #009、Money
1月27日 火曜日 晴れ 能動的に曲を書こうとしなくても、自然に書けてしまうことが稀にあります。 いつもの飲み屋からの帰り道。川沿いをほろ酔い気分で歩いていたら、「Money」が降りてきました。帰る頃にはほぼ出来てた気がする。 翌日、コードをループさせて歌詞を仕上げました。偉そうなこと言ってるくせに、その実行動が伴わないとある誰か。とびきりダサいと思ってました。結局、カネに巻かれてしまう人生。ダサすぎる。死んでもこうなりたくないという自戒も含まれています。 Moneyをどう使うか。人格と品格が問われます。綺麗に使ってこそ、それは生きてくる。使わなければ流れない。それはなかなかな技術だと思います。 オレは売れていないから、もっと貧乏じゃなきゃいけないらしい。そういうこと、面と向って言う輩もいます。リッチではないけれど、ちゃんと生きてます。どうしてかって、Moneyの使い方を身をもって学んできたからです。それが正しいのかどうか知らないけれど、じぶんのところでせき止めないからです。 売れなかったことで、じぶんの承認欲求は粉々に砕け散りました。認められたかったのです。でも認められなかった。それが良かったのだと、今となっては。その価値観から離脱できたのです。じぶんのやることに集中して生きていれば、他人がどう思うかなんて、ほんとうはどうでもいいことなのです。そこに到達したのは大きかった。 うちの愚母の名言。「貧乏はいいのよ。でも貧乏くさいのはダメ」。大した母親じゃないけど、これに関してはよくぞ言ってくれた、と今も思っています。 老後の資金2000万とか。ほんとにメディアはテキトーなこと言うけど。そうじゃない人生もあるってことを証明したいとは思います。 ついしん 昨日、紹介したルシンダ・ウイリアムスの新曲。反応ないけど、彼女、オーバー70歳です。でね、なににこころ打たれたかって。アメリカは銃社会なんです。州によってはスーパーに銃が売ってるような国です。そこでこの表現を貫くって、どれほどのことなのか分かります?あなたにその勇気ありますか?僕はそこに感銘を受けたのです。いくつになっても長いものに決して巻かれないこと。尊敬します。
Mr. OUTSIDE #008、大雨洪水警報
1月17日 土曜日 晴れ 今日は水戸へ。歴史あるジャズバー、bluemoodsの最後のコンサート。もちろんオファーを受けたからには全力です。体験した人はただ音を浴びるだけではなく、bluemoodsの復活までぜひ見届けてほしいのです。よろしくお願いします。 ————————— Mr. OUTSIDE #008、大雨洪水警報 長谷川さんが書き遺した曲の中でも、特別にたいせつな曲。 互いによく話し合ったネイティヴ・アメリカンのイメージがずっとあったのです。ロビー・ロバートソンが創ったネイティヴへのサントラがあるんだけど、それにイメージは近い。でも、なるだけジャパネスクでもありたい。彼は小樽だし。それを人力トランスで表現したかったのです。もうコンセプトがめちゃくちゃ。笑 トランス感はもちろん同期ものなんか使いません。魚ちゃんのオルガンの左手。もちろん生演奏です。それを僕がミックスでステレオに振った。これ、アナログだと針が飛ぶので無理なのです。CDならではのミックス。振ったというか、ファイルを二つ作って微妙にずらしてLRに配置。 謎の鳴き声をどうやって創ったかは秘密。コンセプトは象です。象が危険を仲間に知らせる鳴き声を表現したかった。なかなか、うまくできてる。実は全編にわたってうっすらと入ってます。もはやどうやってリズムをゲットしたか忘れたけど、もちろんクリックなしで、ドラムとオルガンと生ギターと歌を録音。そして、ドラムとオルガン以外はすべて僕が一人でダビングしてやり直し。ギルドのギターでアルペジオのリフとリズムカッティングを作り、おかんのストラト(1万円!)でオブリを弾く。例によって、一人で黙々とコーラスを入れて、「悪魔を憐れむ歌」並みにマラカスとタンバリンを振る。この曲のためにスライベルを2回買い直して、アルバム最後の録音はこの曲のスライベル!もちろん人力で僕が演奏。音楽が完成するまで、3回くらいコンセプトからやり直してると思うけど、そのおかげでnowhereなものに仕上がったかな、と。 いつだって大雨洪水警報は出てると感じているのです。いや、まじで。 数年前、関東に数センチの雪が降って。東京から車で帰ってくるのに6時間くらい要したわけです。そのリスクマネージメントのなさに愕然としたのです。いや、だから、大雨洪水警報はいつだって出てるって。ほんとに。 警鐘を鳴らすというより、そんなつもりでこの世を生きてる方がいいと思うのです。それゆえ、トランスで仕上げたかったってわけです。 長谷川さん!伝えたよ。笑。
Mr. OUTSIDE #007、裸足のマリー
1月12日 月曜日 晴れ たくさん感想をありがとう。みんなの日々で力強く響いていて、とっても嬉しい!引き続き、聞かせてください。 まず、たいせつなお知らせから。 ニューアルバム「Mr. OUTSIDE」の先行通販は今日いっぱいまで。通販の窓口は一般発売の日まで一旦閉じます。どうしてって、昨日も説明したけれど、こんな時代にバンドを支えてくれた人たちに「自分の手で」ちゃんと届けたいからです。 それをきちんとやり終えてから一般発売、そして最後に配信。世の中と逆行します。笑。でも、これはオレに言わせれば当然。一般発売の日もまだ決めていません。なんだ、それって、時代の中で自分たちの「意志」をもって生き抜き、そして責任をもって届けるには、こちらも考えて行動したいからです。 毎日たくさんのオーダー、ほんとうにありがとう。シャチョー、ひとつひとつにサインを入れて発送しています。残念ながら未だ真っ赤な赤字でございます。次に繋げていくためにも(最後かもと言っておきながら、またアルバムを出したいと思っている 笑)、みんなが働いてゲットした尊いお金でゲットしてくれたら嬉しいです。 本日24時まで。明日までには発送します。オーダーはこちらから。 ———————— さて、6曲目「裸足のマリー」。たいせつな長谷川さんのロマンチシズム。 どうしても表現したかった。曖昧模糊とした世界がずっと頭の中にあったから、形にするのはとっても難しかった。モロッコなのか、鳥取なのか。笑。砂漠と砂塵と素肌と未来へのヴィジョン。作っている間、僕は風景しか見ていなかった。 バンドのメンバーにはなんにも説明しなかった。そうやってヴィジョンをピックアップして、さらに強固な「曖昧の世界」を構築する確信だけはあったから。魚さんはさすがな人でギターを弾くと言い出した。なので、左がオレ、右にうっすら聴こえるのが魚さんのギター。いきおい、ただでさえベースがいないのに、ベーシックトラックはスッカスカで揺れ揺れのものが出来上がる。テンポもヴィジョンも揺れ揺れ。それゆえ、完成させるのは難儀だけど、面白いものになるとは思った。 まずは歌って、芯を定めた。それはそんなに難しくなかった。次に揺れてるものを支える柱が必要で、ベースを弾いた。ふにゃふにゃなものから、強固なものまで。ベースまで曖昧にしてしまうと「クラゲ」みたいな音楽にしかならない。ここはどうしてもいい楽器が必要だったので、家人が留守の間に、64年のジャズベースを勝手に弾いた。揺れるリズムにベースで柱を立てるのはなかなかな高等技術だった。もちろん曲の途中で繋いだりはしない。スルーで弾くのには相当時間がかかった。 調べた。12テイク弾いてた。 最初から「なんだかわからないギター」が頭の中で鳴っていた。「曖昧の世界」にはマストで必要。クリス・ウィットリーのアルバムでマルコム・バーンが弾いてるようなやつ。そういう演奏、長谷川さんが愛していたから。ともだちが貸してくれてるレスポールのゴールドトップを思いっきり歪ませて弾いた。それにナショナルのドブロを加え、最後にパーカッション類、大量のコーラスを独りで(悲しい)。 なにが悲しいって、コーラスを独りで録ってるときが一番悲しい。ほんとに身近に歌える人がいない。。。トライセラトップス、抜群にコーラスが素晴らしくて、オレは羨望の眼差しでライヴを見てる。笑。 音楽が完成したところで、ミックスがまた困難を極める。楽器のバランスが超絶に難しい。たかがロックンロール。でも、絶妙な塩梅ってものがある。これがいちばん時間がかかってる。マスタリングも低音が出過ぎて、一度やり直してる。 この曲がアルバムにあるかどうかはオレにとってはでっかい問題ゆえ、収められてとってもよかった。実は左から出てくるギターを弾き出した瞬間、これはイケると思ってたけど、完成させるのは難儀だな、と。気づいていて、その通りになった。ははは。 やり遂げたよ。長谷川さん! このアルバムに収められなかったたくさんの曲がある。中でも「収穫の季節」という曲は第一次産業に従事するともだちから多大なインスピレーションをもらったから、どうしても収録したかった。完成させたのに、どう曲順を考えても、場所がなかった。。。。。 なので、どういう形でか、聴いてもらえるようにします。 アルバムの到着後の問題、未到着など、トラブルは遠慮なく連絡してください。マッハで対応します! 楽しんでね!
Mr.OUTSIDE #006、EMPTY (空)
1月6日 火曜日 晴れ 世界の警察?、大国の大統領ならば、他国に攻め込む暴挙が許されるのか。そのクソみたいな大統領にノーベル平和賞をと言った首相のことを、オレは決して忘れない。 胸クソが悪すぎる。 宝、勇気、信じる力、命、自由、知恵、愛、信念、心、未来、宇宙、忍耐、野生のバラ、記憶、軌跡、太陽、ハングリーさ、愚か者、覚悟、淡い悪意。 世界は相変わらず君と共にある。 労働の尊さを。逞しい腕に知性を。 ↑ 詩の断片を書き留めておくノート。早朝にこう書かれていた。脳みそを使うべきだ。暴挙に対峙するには。 ————————————————— 新しいアルバムの5曲目、Empty (空 )。 書いたという記憶がない。その自覚もない。不思議な曲。でも、アルバムにとってはなくてはならない中核をなす曲でもある。 Nothingは無。それはない、のだ。でもEmptyは空。実在する。空っぽだからこそ、そこにはなにかが注がれる。決して作為ではない。 その境地に至るまで、バンドを始めて46年もかかった。素晴らしい演奏をしているとき、空っぽなのだ。なにも考えていない。勝手に身体が動いて、勝手に歌が身体から湧き出てくる。近未来も予測できる。決して作為じゃない。こうやってやろう、なんて考えて、うまく行ったためしがない。流れるのだ。流されるのではなく。それが「空」の意味。 空っぽでいれば、それはなされる。ただし、空っぽでいることはとても難しい。それを表現しようと思ったから、自ら空っぽになることが必要だった。 そして、それは割とあっという間に形になった。歌詞もまったく悩んだ記憶がない。オレはただ、なにかの受信機だっただけだと思う。 録音するとき、魚ちゃんが珍しく音符ではなく、歌詞カードを鍵盤の前に置いて演奏していた。池畑さんは2小節目の1〜3拍目にどうしてもシンコペーションを入れたがった。最初オレは意味がわからなくて、それがあるがゆえに超絶歌いにくかった。でも、慣れたらしっくりきた。要するに、それぞれが空っぽになっていたんだと思う。 最後にグレッチを思いっきりフィードバックさせて弾いた。ガラスの向こうで魚ちゃんが立ち上がって「丸」のサインを出した。こういうときはテイクワンでいいのだ。実際聞き返す必要もなかった。 この曲はこのバンドがたどり着いた最新型の表現だと思う。それゆえ、ライヴでは最後に演奏するべきだと思っている。観客はその余韻の中に自らの未来を見つけてくれると思うから。 アルバムの予約はこちらから。1月中旬に発送予定です。
Mr.OUTSIDE #005、ディスタンス
12月31日 水曜日 晴れ 1ミリの後悔もなく2025年を終えられることに感謝しています。2025年は全力で走るのだ、と決めて最後にちょっとだけ息切れしたけど、グンと前に進んだ気がしています。いろんな意味で。老成する、とか、ゆっくり過ごす、とか。そういう種類の生き物ではなかったってことを実感しています。 旅路の中で強く感じたことを2025年最後のblogに記しておきます。 人は誰だって、誰かの希望になれる。 望んでなれるものじゃないけど、たしかにそういうことはある。 そのことをもう一度考えてみてくれたら嬉しいです。 誰かが誰かの希望になって、支えあうこと。 それは金や名誉より遥かにたいせつなことだと思うし 互いの人生はより実り豊かなものになると思う。 アルバム4曲目、ディスタンス。 これはコと別離がもたらしてくれたもの。「かけがえがないからこそ 離れていなくては」。この一行を書けただけでも、アルバムを出してよかったと思う。コって果たしてなんだったのか?究明されることもなく、世界はどんどんそのことを忘れて進んでいく。それもまた、たまらなく気持ち悪かったのだけれど、一矢を報いたいと思ったときに、怒りをそのまま表現したくなかったから、とっても難しかった。自分の脳みそを通過している以上、豊かな表現にしたかったし。 もともと書いたときはとてもゆっくりした曲だった。それゆえ、スローバージョンも実は完成している。それをプリテンダーズだな、と言ったのは魚ちゃんで。毎回、彼の感受性にはびっくりするけれど、左手でそのようなベースラインを弾いてくれた。おかげで僕の頭の中にはプリテンダーズがキンクスをカヴァーしているイメージ(実際にそんな曲はある)が湧いてきたので、12弦や、おかんのストラトを使って表現した。ドラムはいい音で録れていたものを敢えてEQで痩せた音に削った。なんでもかんでも太ければいいってものでもない。 僕とあなたの間の絶妙な距離。あなたと世界の間の微妙な距離。誰かと世界の絶望的な距離。エトセトラ。ディスタンスはいつだって難しい。 もう一点だけ。メディアやSNSによって、日本人から「間」がどんどん失われていってると思います。矢継ぎ早に自分の言いたいことを言うのではなく、「間」で語ることもできるんです。句読点、だいじ。個人的にそこに気をつけたいと思っています。 2025年、みんなのサポートにこころから感謝します。ほんとうにありがとう。良いお年を迎えてください。
善きものたち
12月30日 火曜日 晴れ 見事にぎっくり腰と発熱を併発して、年末のともだちとの行事をすべてキャンセルせざるを得ませんでした。まぁ、身体があなたも老体なんだから、休んでくださいってメッセージだと受け止めることにします。数年前、新年1月2日にコを発症するって正月がありまして、ほんとに年始からひとつき最悪の時間を過ごしたので、2026年はスタートからコケないようにしたいと思います。 ええ、わたくし。元旦から走る気満々です。 正月はスタッフと話しあって、楽しんでもらえる企画も考えたので、お楽しみに。元旦からblogに遊びにきてください。今年は「カモネギシャチョー」のセールをやる余裕もないので。 アルバム音源の試聴環境ですが、もちろんすべての環境に対応できるよう制作しています。家のステレオセットはもちろんのこと、車、ヘッドフォン。ヘッドフォンだと音の分離とパニング、奥行きが楽しめるようになっています。「大雨洪水警報」はヘッドフォンで聞くと魚ちゃんが弾くベースラインがステレオで180度開いています。これはアナログでは針が飛ぶので、ぜったいにできないミックスなんです。もし、アナログ化することがあれば、この曲はモノラルミックスにせざるを得ないので、それもまたCDならではの楽しみ方ってことで。 製作者としてスマホでの試聴はお勧めしません。なぜって、スマホで聴くことを前提に創っていないからです。いまどき、マスタリングはスマホで聴かれることを想定して行われたりするのですが、我々は断固拒否しております。笑。まぁ、もちろん聴けないことはないし、聴く人の自由なんですけど。我々のコンサートをプロモートしている某イベンターの長にアルバムを送ったら、なんと彼は「聴く機械がないのでまだ聴けてないんです。すいません」って。おいおい。プロですら、そうなのかい。。。そりゃ、CDなんか売れるわけないよね。トホホ。 なので、年末企画。 長谷川博一さんとは事あるごとに会って、飲んで、夢を語ってました。彼と僕が「善きもの」だと思っている音楽を紹介しておきます。あえてどれも有名なものばかりだけれど、知らない人もいるだろうしね。大きな海に漕ぎ出すきっかけになればいいな、と。 Bobby Womack – Daylight World Party – Way Down Now Robbie Robertson – Shake This Town Jerry Garcia Band – Waiting for a Miracle … 続きを読む