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Mr.OUTSIDE #012、Paddy’s Green Shamrock Shore

4月9日 木曜日 晴れ 追加公演初日。横浜にて。 その前に、アルバムの最後に収録したこの曲のこと、書き忘れてました。すいません。 アイリッシュならきっと誰でも知っているこの曲。もう何十年も頭の中で鳴ってました。サントラでカヴァーして収録したこともあります。でもまぁ、イマイチ浸透しなかった。2000年くらいかな。     これはモーガン・フィッシャーの家を訪ねて、彼のスタインウェイのアップライトを弾いてもらったヴァージョン。     飢饉や大英帝国の圧政によってアメリカに移民せざるを得なかった民。夢を抱いて大西洋を渡ったものの、そこには厳しい現実しかなかった。それをペーソスと皮肉を忘れず描くところが実にアイリッシュだと思うのです。憎しみをさらなる憎しみに転化するのか、それとも笑いやペーソスに換えて文化にするのか。たぶん、ここが僕に長年にわたってインスピレーションを与え続けてくれた理由だと思うのです。自分もかくありたい、と。 この混迷の時代を生き抜くヒント。誰もが現代という大西洋を裸で渡らなきゃいけないわけだから。 パブリックドメインになっているので、歌詞は忠実かつ、僕なりに訳することができました。伝わるといいけど。     阿蘇でミックスを終えたとき。これはアルバムの最後に収録しよう、と。未来に続く道筋がはっきりと見えました。 さぁ、今日は追加公演に向かいます。ぜひ、来てください。   どうしてかわからないけれど、昨日からミルトン・ナシメントの超絶難しいけど「Paddy’s Green Shamrock Shore」のように絶大な影響を与えてくれた大名曲に取り組んでいます。ブラジルの民のコード感って体の中に1ミリもないのです。でも、トライするにはあまりある大きな世界がそこにはある。2小節和音を理解するのに2時間くらいかかるんだけど、そのプロセスがいい。朝起きたら、すっかり初期化されてるのもまた。ははは。      

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アルバム発売日 !!!!!

4月8日 水曜日 晴れ ついに、というかようやくというか。 アルバムの正式発売日!です。レコード店、アマゾンなど店舗でゲットしていただけます。昨日、インスタのストーリーズってとこに載せましたが、タワーレコード新宿店でPOPを展開してくれてるそうで、こういうの久しぶりに見ましたが、それもこれも協力してくれる同志のみなさんのおかげです。ありがとう!えっと、タワーなど店舗でゲットしてくれるとポスターがついてきます。懐かしいっすね、高校生の頃、がんばって新譜を買うとついてきたあの感じでございます。 レコード店、アマゾンなどはこちらのリンクから。 オフィシャル、カモネギ書店も通販を再開しています。 アルバムにまつわる情報をまとめてもらいました。 来週は関西キャンペーンにも行きます。詳細は追って。 でもって、明日、明後日。横浜サムズアップで追加公演です。ぜひ!   これを書くのは最後にするけど。アルバムって12月にはできてたじゃんって。いやいや、CDを作って売るというシステムが完全に崩壊している以上、こちらも頭を使わないと持続可能な音楽を続けることはもはや不可能なのです。なので、産地直送野菜よろしく、できたらすぐにファンに直に届ける → 自力で通販 → ライヴ会場で届ける → お店で一般発売 (いまここ) → 配信。という世の中とは逆行する形になっています。今後、作品の形態によってはすぐに配信するものがある(かも)です。 なんにせよ、アルバムを創るという行為はたいへんだったけれど、かけがえのないことでした。今も新しい曲を書いてるし、もうちょっと抗ってみたいと思っています。 いつも声援をありがとう!!    

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ダイジェスト映像第四弾公開!

3月14日 土曜日 曇り 心配かけてすいません!そして、たくさんメッセージをありがとう。 帰ってきてから、全力すぎる人生を一度立ち止まって考え直しています。次はないと思うからです。なにかが起きてから、クルマを路側帯に停めるまでの数秒間。とても冷静だったし、自分の技術も良かったと思うけれど、ここで学ばなきゃほんとに次はない。なによりも自分が加害者になることは避けたい。その可能性がおおいにあるのなら、いろんなことを変える必要があると思います。まずはガレージには原因を突き止めてもらいます。もちろんちゃんとした保険もかけていたので、等級は上がるとしても、ほぼすべては保険でカバーされるんだけど、そういう問題じゃないというか。安全だと思っていたことが根幹からひっくり返ったことは重く受け止めなきゃと思います。無茶な行程はよくあることなので、堅牢なクルマを選び、常に整備して万全な状態だったのです。考えられることがあるなら、雪山の塩カル。パーフェクトに下部洗浄はできてないけれど、それでもその都度家ではなく洗車場に行って、高圧でできる限り洗っていたのです。 あと、今回は唯一の家族を乗せていたことも大きいです。一人じゃなかったってこと。左ハンドルなので、咄嗟に右手で彼女をガードしつつ左手一本でクルマをねじ伏せるという。。。「甦る」にまつわるいろんなことを知りたいと申すので(その気持ちが嬉しかった)実家の墓参りを兼ねて途中でピックアップして、そこから東北を目指した。普通この遠回りの行程は選ばない。そこに自分への過信はあったと思います。オレならできる、と。 もうひとつ。 どうして、こういうことをわざわざ伝えるかというと。黙っていれば、誰にも知られず処理できるわけで。承認欲求が激しいわけでもありません(結構こういう誤解は受ける)。 いつだって、意味のない経験はない、と思っています。僕の人生はほぼチャレンジしかない人生で、常に崖っぷちを歩いているのがデフォルト。今までもそこから落ちそうになったことは何度もあるけれど、落ちたことがないから生きてるわけです。(正確には一度落ちたけど、生還しました)この性格ゆえ、でっかい失敗もときどきするし。みんなに伝えていないことも含めれば、なかなかな自伝が描けると思います。(書かないけど) アホのサンプルケースとして役立ててほしいんです。それだけです。分かれ道に来たなら、ほぼ困難な方を選んできました。すると、ワンダフルな人生を体験できるけど、かなり危険ではあるってことです。その上で今をどう生きるか。その塩梅は未だに正解がないのか、と。トライ&エラーを繰り返すしかない。 311に。東北でみんなが写真を撮ろうとするから、「これは観光じゃないんだよ」って伝えました。ほんとにごめんね。撮ってもらえばよかったと、後から。でも、そんな気持ちで命懸けできたんじゃないんです。大人になります。 冒険心は減らないけれど、より安全な方法を考えます。還暦になってバイクに乗って。ほぼ同じ歳のコータローくんと話すんだけど、「ここで事故ったらカッコ悪すぎるよね」ってことです。だから、陽が暮れたら乗りません。 そういうことです。また進捗があったらお伝えします。 そうそう。新潟から山形往復は日産の、新潟から湘南まではトヨタの。最新型のクルマが貸し出されました。いやぁもう、なんというか。よくできてる。素晴らしい。乗って1分で自分の足になる。荷物は乗る。燃費はいい。なにも問題はない。そしてデザインが耐えられない。。。これって、今のJAPANを映し出してるかもなぁ、と。デザインといえば、昔からイタリアのクルマが最高だと思っていて。ほんとに今、欲しいクルマがないのです。。。あのiPadみたいなインパネがほんとに嫌だ。地面とハンドルが繋がってるような、小石を踏んだだけでわかるような内燃機関のクルマが好きです。 山の家に買うなら、軽トラだな。。。 ——————— ダイジェスト映像第四弾公開です。 約束通り4つ創りました。こういうのも、がんばりすぎ、かもな。。。 でも、この時代、どうしても映像が必要で、オレが頑張れば、と思ったんです。ド素人なりに、だんだんわかってきて、この第四弾がいちばん好きです。冒頭、「甦る」の酒米である「さわのはな」の田んぼから始まるからかな。長井市のカエル、少年たち、大好きな弘前への車窓、ねぷた、家の近くの江ノ電、エトセトラ。全部オレの携帯に入っていたもので創りました。楽しんでください。 でね。視聴回数ってのが残酷で。笑。数じゃないと思っていても、回数を重ねるごとにそれが減っていくわけです。やる気なくなる。なるほどな、と思います。ユーチューバーが視聴回数を稼ぐために逸脱してしまうのはこういうことか、と。 こういうのもファンに喜ばれないのであれば、今回で終わりにします。こんなことに時間を費やす暇があったら、音楽を創ってる方がいいからです。でも、なかなか気に入ったものができたので、みんなの感想を聞かせてくれると嬉しいです。            

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長野へ

3月7日 土曜日 晴れ さて、長野へ向かいます。たぶん今年5回目。 今夜、長野のネオンホールからインスタライヴをお届け予定です。21時20分くらいから開けています。ネオンホールにはスクリーンがあるらしいので、山口洋監督の作品群4作(笑うところです。4作目も特別に)を一気に放出予定となっております。 本日、映像の3作目を公開。素材の少なさゆえ、ついに本人登場。自分の映像を編集するのはたいへんに苦痛な作業でした。まぁ、でもこれらの曲はこういうイメージで描いたので、これがいちばん伝わるのかな、と。楽しんでいただけたら嬉しいです。HWを聴いたことのない人にはこれらの映像で勧めていただけると嬉しいです。そのために創ったので。「火を熾すとき」は実際の映像に含まれていた、阿蘇の虫たち(数万匹!)とのデュエットで収録しておきました。       日頃からもっと素材を録っておけば、いろんな映像は創れるなと思いました。って、また音楽と関係ない仕事が増えるんだけど。 明日、長野でみなさんに会えるのを楽しみにしています。ぜひ、ちょっと無理してきてください。

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映像#002、公開 !

2月21日 土曜日 晴れ というわけで映像の第二弾公開です。 素材の少なさゆえ、若干の息切れ感は否めませんが、作者が素材をすべて撮影しているという意味では、曲で伝えたかったことを可視化できているかな、と。なによりも偶然目にして、アルバムをゲットするところまで到達する手助けになってくれたら嬉しいです。       今日は19時からインスタライヴの第2回です。アルバムで使った楽器を実演交えて紹介します。こちらもいつものように超絶ワンオペ運行ゆえ、いろいろと至らないことはあるかと思いますが、楽しんでください。モノを創るという行為を多角的に理解してもらえたら嬉しいです。 本日2/21(土)、19時から。アカウントは 「heatwave1979」 です。 いつものように18時50分くらいから開けています。 アルバムの購入リンクはこちらです(あとで映像の概要欄にも貼ってもらいます)。   ついしん 質問にありましたが、タワーレコードで買うとポスターが特典としてついてきます。ライヴ会場で買うと特製ステッカーが。なによりも年末にHWサイトでゲットしてくれた方には僕のサイン入りカードと、3段活用になっております。

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Mr.OUTSIDE #011、火を熾すとき

2月18日 水曜日 晴れ 阿蘇の山の家にともだちが焚き火台を残しておいてくれた。たぶん数千円のチープなやつ。 ある日、夕暮れとともに焚き火をしてみて、ハマってしまった。この愉しさは何なんだろう?原始の歓びとでも言えばいいのかな? 毎日続けてるうちに上達していく。燃やすものはそこらに落ちている木だし、焚き付けは落ちている杉の葉。数時間楽しんだあとは灰しか残らなくなった。振り返ってみたなら、子供の頃から火が好きだった。庭でマッチを大量に擦って母親にいつも怒られてたっけ。笑。 薪ストーブの火を見るのも好き。でも焚き火はもっとプリミティヴ。揺らぎと生命の根源があって、それを「護る」ことに使命を感じたりもする。もはや都会では焚き火をすることもできない。阿蘇でさえ、見つかると警察に怒られるらしいけど。もし、自分に子供がいたなら、これは経験させるな。十分な学びがある。火を熾し、それを護ることには。 みんなが思っているほど簡単ではないし、若干の危険も伴う。類焼の可能性は常にあるし、風には気をつける必要がある。それでも、原始の世界で人類が火を知ったとき、その生活が劇的に変化したのはよくわかる。 まるで原始人のようなシンガーのともだちがいる。アイルランド人だけど。彼は音楽でようやく家を建てた。でもある日火事になって全焼。そのときに、「うちに火の神が来た!」と喜びすぎて離婚に至ったという笑えるような笑えないような話があるんだけど、オレはわかるよ。その気持ち。笑。 このアルバムは福岡のJUKE RECORDの松本康さんに捧げられている。彼はティーンのオレに本物のブルースを教えてくれた。この経験は財産以外のなにものでもない。10代にして、黒人の哀しみが奏でる音楽を知り、それが血肉になったのだから。 そのとき、自分に課したことがあって。ブルースを演奏しないってこと。それをやっちゃあいけない、と。10代なりに思った。それほど、身体の深いところに沁みる音楽だった。 オレも60を超えて。火を熾しながら思った。このフィーリングを自分なりのブルースにして表現してもいいんじゃないかって。実に40年以上の時間が流れてたけど、それは礼節でトラディション。誠実さって書いてもいいのかもしれない。 レコーディングは一発録りで。それにわずかに音を重ねただけ。この曲は早期に録音されて、ゲットした瞬間、このアルバムはイケると確信した曲でもある。   というわけで、インスタライヴ第2回は今週末2/21(土)、19時から開催。アカウントは 「heatwave1979」 です。 アルバムへの質問、感想も同時にお待ちしています。2/19(木)いっぱいまでblogのコメント欄で受けつけています。どしどしお寄せください。たくさんあると幅が拡がって嬉しいんです。アルバムの発売がなければ、インスタライヴもやらないと思うんで、遠慮せず投稿してくださいまし。創った本人がお応えします。タンバリンの質問、嬉しいなぁ。そういうこと、聞いてくれるとマジ嬉しい。   続いて番組出演速報です! FM福岡 「Hyper Night Program GOW!!」 生出演(電話) 2月19日(木) 19:13頃~19:30頃 ぜひ!  

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Mr. OUTSIDE #010、ボーダーライン

2月9日 月曜日 天候不明 日本人ってバカの集合体なんだろうか。 でも一般的に言えば、オレが本物のバカってことになるんだろう。選挙の結果を見て、腰を抜かした。予想はしてたけど。ここまでとは。。。すごいね。もはや、言葉も見つからない。 でも、ひとこと言っておきたいのは。あなたの子供が戦場に送られるかもしれないんだぜ。そして奴はそこには「絶対に」行かないぜ。で、その分岐点はここにあったのかもしれないんだぜ。見せかけだけの、強くもなんともないクソリーダーに「お願いします」って半ば盲目的に託したあなたの判断がそれを招いたってこと。 なんで人と人は争わなきゃいけないわけ?殺し合わなきゃいけないわけ?軍備を増強しあわなきゃいけないわけ?いつになったら過去から学ぶわけ?どうして「違い」を受け入れて、平和的に話し合うことができないわけ? オレは理解できない。そして胸クソが悪すぎる。 こういうこと書いて、ファンを失ったらって。んなもん、ぜんぜん構わないよ。 おっと、危ない。ジャーナリストのともだちが教えてくれたんだけど、これってトランプと同じ分断支配なんだってさ。まんまとオレもその罠にはまるわけにはいかないね。彼がいう通りこの国もいよいよ分断社会になるだろうけれど。 知っての通り、オレはまったく政治的な人間じゃない。でもね、今回は本能的に危機感を感じた。あいつはヤバい。かつて見たことがないくらいヤバい。オレの身の回りに自民党を支持してる人間はほぼいない。ってことはどれだけマイノリティーで、どれだけ偏った場所にいるのかってことも示してる。日本的に言えばね。 でもね。「日本列島を強く、豊かに」って、この数十年で弱く貧しくしたのはどこのどいつだよ。お前らだろ?そしてそれを選んだのがオレたちというこの、いつもの構図。 こんなクソみたいなロジックさえ見破れないことに絶望感はある。そりゃ、あるよ。電通あたりが立てたであろう作戦にまんまと負けた気がしないでもない。ほんとに忸怩たる想いってこういうことを言うんだろうね。 まあ、ありえない大勝の振り子の揺り戻しはあると思う。この日本人の不和雷同っぷりを見ていたらね。 でも、オレたちは生きていかなきゃならない。希望をもって。 だから。頭を冷やしてきます。雪山で。 ちょっと、これはオレにはキツすぎる。。。国家ってもんから本気で離脱したいとすら思う。。。   —————————   Mr. OUTSIDE #010、ボーダーライン 一昨年、割と身近なというより、自分に降りかかるリアルな問題として孤独死を体験した。会ったことも話したこともない人だけれど、真夏だったゆえ、数ヶ月発見されることがなく、その状況がどのようなものだったか、書くまでもないと思う。痛ましかった。 人としてソングライターとして。しばし深く考えた。 あなたに起こり得ないと思っているのなら。それは想像が浅すぎる。事実、オレには起こり得ないと思ってたんだから。 こういうことが起きると、さらに責任のなすりつけあいが始まるのが人間社会。亡くなったことよりもさらに痛ましい。オレはソングライターだから、すべて体験することにした。 彼はなにも悪くない。昔、実家の庭の棚で真冬に野良猫がカキンコキンに凍って死んでた。もちろん庭に葬ったけれど、それと同じことじゃん。命としては。 だから彼の人生を想像して歌を書くことにした。僅かな「希望」を込めて。 歌わなかったワンブロックがある。それを歌わないことで、歌の深みが増すと思ったから。あぶりだしみたいにね。 この人が育った家の前の道は舗装もされていなかった。中学校に上がるころ、ついに舗装された。すべて想像だけれど、そのワンブロックはこの人の人生を語る上でとても重要なファクターだから、今日は特別にそこを載せておきます。 この歌は明るくないけれど、とてもたいせつな歌。マイナーコードのAメロからサビでメジャーコードになるところに僅かな希望を託した。   ボーダーライン 右肩上がりの神話に踊らされ すべて失った者に 帰る場所はない 「今さら誰かを恨む気もないし」 そう語る君の目に 夕陽が沈んでゆく 孤独な鳥たちが くちばしを天に向け ラストシーンは遠くないと思い知るとき 「時代や運のせいじゃないのさ」 誇り高く 進んで歯車になったこと … 続きを読む

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Mr. OUTSIDE #009、Money

1月27日 火曜日 晴れ 能動的に曲を書こうとしなくても、自然に書けてしまうことが稀にあります。 いつもの飲み屋からの帰り道。川沿いをほろ酔い気分で歩いていたら、「Money」が降りてきました。帰る頃にはほぼ出来てた気がする。 翌日、コードをループさせて歌詞を仕上げました。偉そうなこと言ってるくせに、その実行動が伴わないとある誰か。とびきりダサいと思ってました。結局、カネに巻かれてしまう人生。ダサすぎる。死んでもこうなりたくないという自戒も含まれています。 Moneyをどう使うか。人格と品格が問われます。綺麗に使ってこそ、それは生きてくる。使わなければ流れない。それはなかなかな技術だと思います。 オレは売れていないから、もっと貧乏じゃなきゃいけないらしい。そういうこと、面と向って言う輩もいます。リッチではないけれど、ちゃんと生きてます。どうしてかって、Moneyの使い方を身をもって学んできたからです。それが正しいのかどうか知らないけれど、じぶんのところでせき止めないからです。 売れなかったことで、じぶんの承認欲求は粉々に砕け散りました。認められたかったのです。でも認められなかった。それが良かったのだと、今となっては。その価値観から離脱できたのです。じぶんのやることに集中して生きていれば、他人がどう思うかなんて、ほんとうはどうでもいいことなのです。そこに到達したのは大きかった。 うちの愚母の名言。「貧乏はいいのよ。でも貧乏くさいのはダメ」。大した母親じゃないけど、これに関してはよくぞ言ってくれた、と今も思っています。 老後の資金2000万とか。ほんとにメディアはテキトーなこと言うけど。そうじゃない人生もあるってことを証明したいとは思います。 ついしん 昨日、紹介したルシンダ・ウイリアムスの新曲。反応ないけど、彼女、オーバー70歳です。でね、なににこころ打たれたかって。アメリカは銃社会なんです。州によってはスーパーに銃が売ってるような国です。そこでこの表現を貫くって、どれほどのことなのか分かります?あなたにその勇気ありますか?僕はそこに感銘を受けたのです。いくつになっても長いものに決して巻かれないこと。尊敬します。      

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Mr. OUTSIDE #008、大雨洪水警報

1月17日 土曜日 晴れ 今日は水戸へ。歴史あるジャズバー、bluemoodsの最後のコンサート。もちろんオファーを受けたからには全力です。体験した人はただ音を浴びるだけではなく、bluemoodsの復活までぜひ見届けてほしいのです。よろしくお願いします。 ————————— Mr. OUTSIDE #008、大雨洪水警報 長谷川さんが書き遺した曲の中でも、特別にたいせつな曲。 互いによく話し合ったネイティヴ・アメリカンのイメージがずっとあったのです。ロビー・ロバートソンが創ったネイティヴへのサントラがあるんだけど、それにイメージは近い。でも、なるだけジャパネスクでもありたい。彼は小樽だし。それを人力トランスで表現したかったのです。もうコンセプトがめちゃくちゃ。笑 トランス感はもちろん同期ものなんか使いません。魚ちゃんのオルガンの左手。もちろん生演奏です。それを僕がミックスでステレオに振った。これ、アナログだと針が飛ぶので無理なのです。CDならではのミックス。振ったというか、ファイルを二つ作って微妙にずらしてLRに配置。 謎の鳴き声をどうやって創ったかは秘密。コンセプトは象です。象が危険を仲間に知らせる鳴き声を表現したかった。なかなか、うまくできてる。実は全編にわたってうっすらと入ってます。もはやどうやってリズムをゲットしたか忘れたけど、もちろんクリックなしで、ドラムとオルガンと生ギターと歌を録音。そして、ドラムとオルガン以外はすべて僕が一人でダビングしてやり直し。ギルドのギターでアルペジオのリフとリズムカッティングを作り、おかんのストラト(1万円!)でオブリを弾く。例によって、一人で黙々とコーラスを入れて、「悪魔を憐れむ歌」並みにマラカスとタンバリンを振る。この曲のためにスライベルを2回買い直して、アルバム最後の録音はこの曲のスライベル!もちろん人力で僕が演奏。音楽が完成するまで、3回くらいコンセプトからやり直してると思うけど、そのおかげでnowhereなものに仕上がったかな、と。 いつだって大雨洪水警報は出てると感じているのです。いや、まじで。 数年前、関東に数センチの雪が降って。東京から車で帰ってくるのに6時間くらい要したわけです。そのリスクマネージメントのなさに愕然としたのです。いや、だから、大雨洪水警報はいつだって出てるって。ほんとに。 警鐘を鳴らすというより、そんなつもりでこの世を生きてる方がいいと思うのです。それゆえ、トランスで仕上げたかったってわけです。 長谷川さん!伝えたよ。笑。    

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Mr. OUTSIDE #007、裸足のマリー

1月12日 月曜日 晴れ たくさん感想をありがとう。みんなの日々で力強く響いていて、とっても嬉しい!引き続き、聞かせてください。 まず、たいせつなお知らせから。 ニューアルバム「Mr. OUTSIDE」の先行通販は今日いっぱいまで。通販の窓口は一般発売の日まで一旦閉じます。どうしてって、昨日も説明したけれど、こんな時代にバンドを支えてくれた人たちに「自分の手で」ちゃんと届けたいからです。 それをきちんとやり終えてから一般発売、そして最後に配信。世の中と逆行します。笑。でも、これはオレに言わせれば当然。一般発売の日もまだ決めていません。なんだ、それって、時代の中で自分たちの「意志」をもって生き抜き、そして責任をもって届けるには、こちらも考えて行動したいからです。 毎日たくさんのオーダー、ほんとうにありがとう。シャチョー、ひとつひとつにサインを入れて発送しています。残念ながら未だ真っ赤な赤字でございます。次に繋げていくためにも(最後かもと言っておきながら、またアルバムを出したいと思っている 笑)、みんなが働いてゲットした尊いお金でゲットしてくれたら嬉しいです。 本日24時まで。明日までには発送します。オーダーはこちらから。     ———————— さて、6曲目「裸足のマリー」。たいせつな長谷川さんのロマンチシズム。 どうしても表現したかった。曖昧模糊とした世界がずっと頭の中にあったから、形にするのはとっても難しかった。モロッコなのか、鳥取なのか。笑。砂漠と砂塵と素肌と未来へのヴィジョン。作っている間、僕は風景しか見ていなかった。 バンドのメンバーにはなんにも説明しなかった。そうやってヴィジョンをピックアップして、さらに強固な「曖昧の世界」を構築する確信だけはあったから。魚さんはさすがな人でギターを弾くと言い出した。なので、左がオレ、右にうっすら聴こえるのが魚さんのギター。いきおい、ただでさえベースがいないのに、ベーシックトラックはスッカスカで揺れ揺れのものが出来上がる。テンポもヴィジョンも揺れ揺れ。それゆえ、完成させるのは難儀だけど、面白いものになるとは思った。 まずは歌って、芯を定めた。それはそんなに難しくなかった。次に揺れてるものを支える柱が必要で、ベースを弾いた。ふにゃふにゃなものから、強固なものまで。ベースまで曖昧にしてしまうと「クラゲ」みたいな音楽にしかならない。ここはどうしてもいい楽器が必要だったので、家人が留守の間に、64年のジャズベースを勝手に弾いた。揺れるリズムにベースで柱を立てるのはなかなかな高等技術だった。もちろん曲の途中で繋いだりはしない。スルーで弾くのには相当時間がかかった。 調べた。12テイク弾いてた。 最初から「なんだかわからないギター」が頭の中で鳴っていた。「曖昧の世界」にはマストで必要。クリス・ウィットリーのアルバムでマルコム・バーンが弾いてるようなやつ。そういう演奏、長谷川さんが愛していたから。ともだちが貸してくれてるレスポールのゴールドトップを思いっきり歪ませて弾いた。それにナショナルのドブロを加え、最後にパーカッション類、大量のコーラスを独りで(悲しい)。 なにが悲しいって、コーラスを独りで録ってるときが一番悲しい。ほんとに身近に歌える人がいない。。。トライセラトップス、抜群にコーラスが素晴らしくて、オレは羨望の眼差しでライヴを見てる。笑。 音楽が完成したところで、ミックスがまた困難を極める。楽器のバランスが超絶に難しい。たかがロックンロール。でも、絶妙な塩梅ってものがある。これがいちばん時間がかかってる。マスタリングも低音が出過ぎて、一度やり直してる。 この曲がアルバムにあるかどうかはオレにとってはでっかい問題ゆえ、収められてとってもよかった。実は左から出てくるギターを弾き出した瞬間、これはイケると思ってたけど、完成させるのは難儀だな、と。気づいていて、その通りになった。ははは。 やり遂げたよ。長谷川さん! このアルバムに収められなかったたくさんの曲がある。中でも「収穫の季節」という曲は第一次産業に従事するともだちから多大なインスピレーションをもらったから、どうしても収録したかった。完成させたのに、どう曲順を考えても、場所がなかった。。。。。 なので、どういう形でか、聴いてもらえるようにします。   アルバムの到着後の問題、未到着など、トラブルは遠慮なく連絡してください。マッハで対応します! 楽しんでね!      

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