日別アーカイブ: 2011年9月28日

豊かな怒り

9月28日 水曜日 快晴 亡母、誕生日。近所の花屋で白いバラを買ってきました。さぁ、今日も海辺を走るか。 ————————————————————————————————— 書きたいことは沢山あるのだけれど、今日はいくつかの素晴らしい音楽を紹介します。 まずはライ・クーダーの新譜。「PULL UP SOME DUST AND SIT DOWN」。御大、モーレツに怒ってます。社会に、アメリカ政府に、銀行家に、エトセトラ。ただし、それらがルーツに根ざした芳醇な音楽とともに、奏でられるとき。痛快なものとして日々に響いてくるのです。素晴らしい。還暦を過ぎてなお、衰えぬソングライティングへの意欲。天晴です。私欲にまみれた銀行家をけちょんけちょんにコキおろした(僕も諸悪の根源の一端は、一部の銀行家にあると思っています。- 銀行員ではありませんから。念のため)「No banker left behind」、「ジョン・リー・フッカーを大統領に」(痛快!!!!)てな曲が並び、最後にウディ・ガスリーを引用した曲で幕を閉じます。僕のように英語の読解力に乏しい人は国内盤を勧めます。五十嵐正さんのライナー、室矢憲治さんの対訳、共に秀逸。是非。 —————————————————————————————————– 続いて、The waterboysの新作、「An Appointment with Mr Yeats」。マイク・スコットが敬愛してやまないW.B.Yeatsの詩に、彼が音楽をつけたアルバム。買おうと思っていた矢先に、今日ともだちが送ってくれました。愉しみだー。 先述の僕の母親。Yeatsが大好きで、遺言通り、アイルランドのドニゴールに散骨する前に、スライゴーにある彼の墓に連れていって、対面してもらいました。 ——————————————————————————————————- 先日、高知で久しぶりに会った、杉瀬陽子ちゃんの作品「音画」。これがね、久しぶりに聞いた – 日本語の素晴らしい歌でした。3日間くらいターンテーブルに乗ったまま、ずーっと聞いてましたが、まったく飽きない。聞くたびに違う風景が中空に浮かんでくる。豊かな才能です。 ———————————————————————————————————- はてさて。宣伝を。「Live for Soma City」。たくさんの人に手にしてもらってます。嬉しい。ありがとう。でも、その割にリアクションが少ないのがちょっと寂しい。初回プレス、ほぼなくなったので、追加プレスの発注をしました。重ねて、ありがとう。

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