日別アーカイブ: 2015年1月19日

その鍵

1月19日 月曜日 晴れ   鍵を束ねているものを捨てたくて。激しく捨てたいと思いながら、飲んでいた。タクシーに乗っているとき、それを持っているのを感じていたけど、あまりの捨てたさに、無意識にタクシーに忘れたんだね。嘘みたいなホントの話。  走り去る黒塗りの個人タクシー。あ、鍵がない。  その瞬間に思った。これは戻ってこない。笑。てか、戻ってこなくて、オレは嬉しいけど、とりあえず家には入れん。タクシードライバーと気が合わなかったから、レシートももらわなかった。つまり探す手だてはなし。深夜、厳寒。オレ、薄着。でも、何だか妙に嬉しかったんだよね。リーガルに、あの汚らわしいものがオレから去っていったってこと。  カギの110番みたいなところに電話した。これまた、そいつがかなり好きになれず。もう頼まん。詳細は割愛。嫌いなもんは嫌い。で、家を見上げてどーにかすることにした。このままだと凍死するし。  風呂場だな。酔ってたけど、五右衛門みたいに塀をよじ登って、排水溝に足をかけて、自分の家に侵入。たぶん、これでいいんだ。あいつは去った。見事なものだったよ。  そして気づいた。年末にあの人が鍵を束ねるもの、プレゼントしてくれたっけ?何つーか、すべてはそんなタイミングで、宇宙は動いてる。すごいね。

カテゴリー: 未分類 | 5件のコメント