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下北沢CLUB Que & 宮田和弥 presents「弾けば弾けるVol.12」
~宮田和弥|花田裕之|山口洋(HEATWAVE)3/18(火) 東京 下北沢 Que -
ソロツアー『Highway 60~61 Revisited』-SEASON 3-3/30(日) 広島:音楽喫茶 ヲルガン座4/1(火) 大阪:南堀江 knave4/18(金) 豊橋:HOUSE of CRAZY4/20(日) 静岡:LIVEHOUSE UHU4/26(土) 長野:NEONHALL4/27(日) 金沢:メロメロポッチ5/5(月祝) 千葉:ANGA5/10(土) 高松:RUFFHOUSE5/11(日) 高知:喫茶 spoon
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HW SESSIONS 2025 vol.25/23(金) 大阪 THUMBS UP
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knave 23rd Anniversary supported by KIRIN『the 69』
~山口洋(HEATWAVE)6/9(月) 大阪 南堀江knave
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WORKS
HEATWAVE OFFICIAL BOOTLEG SERIES #008 / 2021122640 Years in a BLINK HEATWAVE
“Unknown Pleasures” HEATWAVE
2022.3.18 Release
詳細/購入はコチラ »
2020.6 Release
詳細/購入はコチラ »Blink HEATWAVE
2019.11 ReleaseOfficial Bootleg #007 “THE FIRST TRINITY” 181222 HEATWAVE
2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
2019.3.25 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #006 19940524』 HEATWAVE
2018.12.19 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #005 171222』 HEATWAVE
2018.5.19 Release『Your Songs』 HEATWAVE
2017.12.26 Release『Carpe Diem』 HEATWAVE
2017.5.17 Release『OFFICIAL BOOTLEG #004 151226』 HEATWAVE
2016.12 Release
HWNR-012 ¥2,500(税込)『OFFICIAL BOOTLEG #003』 HEATWAVE
2015.5 Release
HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
2011.2.9 Release
NO REGRETS XBCD-6003
¥3.000 (TAX IN)
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日別アーカイブ: 2015年7月11日
Blood Moon、光の道
7月11日 土曜日 晴れ アナログ盤に今一度巡りあって、その可能性を探っているときに、佐野元春さんから2015年の新譜が「アナログ盤」で届けられた。まったく、何というタイミング。最新の音楽を最古かつ最良の方法で聴く歓び。 知らない土地を旅するときには、まずは地図を手に入れる。自分がどこに位置しているのか、またその街がどのようなところなのか、知らないとひどく居心地が悪い、というより、旅を続けることができない。外国でgoogle mapを使ったとしても、そんな使い方しかしない。 新作「Blood Moon」は僕にとって、地図のようなアルバムだった。これからどうなっていくのか、まったく予想のできない音楽を取り巻く世界。そこを独りで歩いていくための地図。音楽というより、この時代を生きる「ある種」の人間には必要不可欠な地図。ナビゲーションはないから、行き先を決めるのは自分の意志。聴き手である僕は勝手に叱咤され、そして励まされ、未来へと創造力を飛ばす。 発売前だから、内容を語るのは野暮だし、ルール違反だと思う。かつて、僕は彼に「境界線」について質問したことがある。応えは「それは越えるんじゃないんだ、ぼかすんだ」だった。ひどく納得したのを覚えてる。でも、あれから20年経過して、彼がそのことについて歌っていることに、ひどく打たれる。まるで夏の夕立のように。内容はひみつ。 聞き終えて、居ても立ってもいられなくなって、海沿いを走った。アナログだから、iPhoneに簡単に入れられないのがまたいい。まるで高校の授業中のように、頭の中の残像を反芻しながら、夕陽を観る。Blood Moon、それは光の道。音楽って凄い。そして、素晴らしい。 この作品はいろんな形態でリリースされる。それぞれに合った方法を選べるのはユーザーにとっては素晴らしい経験だと思う。個人的には、レコードをひっくり返す瞬間。それはレコーディングでテープを巻き戻す時間(もうないけど)のように、プレシャスなものだったことを思い出させてくれた。 佐野さん。深く感謝です。オレも新しい曲に向かいます。生きてるうちに書かなければ。 現在にないものは永久にない、というのが私の哲学です。逆に言えば、将来あるものならばかならず現在ある。だからこそ私は将来のことでも、現在に全責任をもつのです。 by 岡本太郎