日別アーカイブ: 2018年4月30日

ARABAKIにて

4月30日 月曜日 晴れ シアトル・マリナーズのイチローが今やユーティリティー・プレイヤーとしてチームに貢献しているように、この頃は同じような役目でフェスに呼ばれることが多い。 若い頃は自分のバンドを見て欲しいという気持ちが強かったけれど、それよりも自分に求めらる役割をまっとうして、音楽の裾野を拡げることができたらと思う。トシのせいか。笑。 実際、今回のARABAKIにはHWのメンバー全員が居たのだけれど、オファーは大宮エリーとほっこりした空間を創ることだった。エリーの言葉はシンプルで人のこころの深部に届きやすい。実際、僕は南の島でひとり彼女の本を読んでいて、ぐっときたことがある。 だから、エリーとは一回目のリハで楽器は取り出さず「ノミニケーション(古っ)」で親睦を深め、2回目のリハで互いにかなりの手応えを得たのだった。 さて、本番。蔵王連峰が見える小さいけれど、ほっこりしたステージ。拳を上げたり、踊り過ぎたオーディエンスを緩ませられたらいいなぁ。 しかーし!隣のでっかいステージからサウンドチェックのときはくるりが、本番のときはサンボマスターのサウンドチェックの爆音が響いてくるのだった。(ちなみに両バンドになんの恨みもないので、念のため)こうなると、繊細なダイナミクスも何もあったもんじゃなくて、エリーと僕が企んでいたことはかなりの部分で未遂に終わってしまって、ちょっと凹んだ。だって、二人はほんとうにオーディエンスに伝えたいことがあったんだよ。 そのあたり、小さな音のユニットにも少し配慮して欲しかったなぁとは思う。何よりも遠くまで足を運んでくれた人々にいい演奏を聞かせたい一心で僕らはステージに立つのだから。 とはいえ、エリーとはすっげー可能性感じるから、どこかでちゃんとやろうぜって約束をした。そのきっかけをくれたのはARABAKI。てわわけで、毎年呼んでくれてありがとう。遠いステージまで来てくれた300万人のオーデェンス。ありがとね!愉しんでくれたかい?  

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