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HEATWAVE OFFICIAL BOOTLEG SERIES #008 / 2021122640 Years in a BLINK HEATWAVE
“Unknown Pleasures” HEATWAVE
2022.3.18 Release
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2020.6 Release
詳細/購入はコチラ »Blink HEATWAVE
2019.11 ReleaseOfficial Bootleg #007 “THE FIRST TRINITY” 181222 HEATWAVE
2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
2019.3.25 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #006 19940524』 HEATWAVE
2018.12.19 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #005 171222』 HEATWAVE
2018.5.19 Release『Your Songs』 HEATWAVE
2017.12.26 Release『Carpe Diem』 HEATWAVE
2017.5.17 Release『OFFICIAL BOOTLEG #004 151226』 HEATWAVE
2016.12 Release
HWNR-012 ¥2,500(税込)『OFFICIAL BOOTLEG #003』 HEATWAVE
2015.5 Release
HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
2011.2.9 Release
NO REGRETS XBCD-6003
¥3.000 (TAX IN)
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日別アーカイブ: 2018年5月20日
日々雑感、そして黙っていられないノイズ問題。
5月20日 日曜日 晴れ 長くなるけど、読んでくれると嬉しいっす。たいせつなことを書くので。 午前中、地元でいちばんイケてそうな花屋をリサーチして、2つの花束を作ってもらう。ガサツな俺にしては丁寧に2つの状況を説明して。最近花が好きだから、初対面の花屋さんと花束を作っていくのはとってもクリエティヴな作業で愉しかった。 ともだちの家族がいらっしゃるホスピスのような施設を訪ねる。病院にいいイメージなんてまったくなかったけれど、この施設を一目見ただけで、「本来」の目的のために運営されているのがわかる。てか、ほんとうに人の命の終わりについて考えぬかれていることにこころが動いた。 庭園にはいろとりどりの季節の花が咲いている。その中を親子が状況に合わせた車椅子を押しながら歩いていく。陽射しがキツかったから、僕はレイバンのデカ長グラサンをかけたまま、歩いてくる親子に「こんにちは!」と挨拶をする。ガラ悪くてごめんなさい。その親子たちの佇まいが美しくて、泣けた。きっといままでにいろんなことがあって、5月の陽射しの中、最後になるかもしれない散歩をする。美しい風景。人があんなに柔和な顔をしているのを久しぶりに見たし、車椅子に乗っている親の多くは透明な顔をしていた。実のところ、殺伐とした世界に生きていて、癒されたのは僕の方だった。愛のある仕事ってほんとうに素晴らしい。 大好きな国立へ。名だたるロック・ミュージシャンの衣装を創ってきたルゥさんの展覧会。国立の街が僕を彼女に会わせてくれた。彼女はぜんぜん僕よりミュージシャンみたい。笑。 彼女にはあんな風に世界が見えてたんだね。僕だってもちろん見えているけど、いつもモノトーン。あんまり色が好きじゃないんだ。彼女の色彩は派手なんだけど、まったくいやらしくない。てか、美しい。彼女が女性にスタイリングしてあげたあと、その女性が輝きを放つ瞬間を見て、洋服は暑さや寒さをしのぐ以外にもレッキとした目的があることを教えられる。てか、素晴らしいアートだよ。 会場はさながらルゥさんの脳の中。すごい刺激を受けたなぁ。ルゥさん、誘ってくれて、ありがとう! 閑話休題 伝えておきたいことがいくつか。 HWは5/18から新しいスタートを切りました。長年バンドを支えたベーシストの脱退に際して、続けるためには通常は誰かを入れる(サポートでもいいわけだし)のが普通でしょう。 でも、「敢えて」その方法を選ばなかったことが、バンドを継続する3人からの応えのすべてです。もう一回書きます。「敢えて」その方法を選ばなかったことが、3人からの応えのすべて。 これ以上の説明は野暮だと思います。ぜひ、一度ライヴに足を運んでみてください。僕らは地球上にこれまでになかったバンドを目指します。本気っす。そして、道が二つに分かれたなら、険しい方を選びます。たいていの場合、それがアーティストとして行くべき道だからです。 ——————————————————— 最近のHW作品における「ノイズ」と言われている問題について。 音を生業にして、誇りを持って仕事をしてきた以上、これは黙っていることはできません。 「ノイズ」と云われているものは僕の古いギターアンプ、フェンダー・デラックスリバーブとアンペッグVT-40から出ている音です。僕はこのアンプをデビュー前から使っています。もう30年以上同じアンプで、同じギター。もっと云うならツマミの位置まで同じです。そんな人、僕以外に見たことないです。 古さゆえ、トラブルは多々あります。だから、定期的なメインテナンスは欠かせません。運搬、保管にも気を使います。会場やスタジオの電源から「ノイズ」が乗ってしまうこともあります。 あまりに扱いが難しく面倒なので、ある時フェンダー社に行って、現存するすべてのモデルを試奏しました。けれど、僕が愛してきたアンプを超えるものはひとつもありませんでした。一応スペアとして、その日一番良かったものを買いましたが、未だにサブ扱いです。 細海魚。彼も僕と同じく、すべて本物の楽器を使っています。いまどき、サンプリングされた優秀な楽器もあります。軽くて、壊れなくて、運搬が簡単で。それでもあの小さな体で、どんな現場にも、リハーサルのスタジオにもすべて本物の楽器を運んできます。 なぜなら。そこがHWのHWたるこだわりだからです。音は空気の振動によって伝達されます。どこに行っても同じ音がするなんてことはありえないのです。その微妙な差異から僕は「今日の」彼のメンタルの状態やヴィジョンを受け取るのです。それらが複雑に絡み合って、トータルとしてHWのサウンドが表現されるってことです。 僕や魚のスピーカーの震え。音を愛する人間として、僕ら固有の音を「ノイズ」と云われるのはとっても心外なのです。みんな、無味無臭の漂白されたサウンドに慣れすぎてませんか? あれらの「ノイズ」も含めて僕ら固有の音なのです。作品を完成させるまでに100回以上、ミックス時に聞きます。どこにどんな音があるのか僕は熟知しています。音に命を賭けてきた者として「ノイズ」と思っているものを作品にするなんてことはあり得ないのです。 道を歩いていて、野生の花にこころを動かされるのは雑然としているように見えるけれど、そこに生きる意志を感じるからです。手入れされた庭よりも遥かに切なくて美しいと思います。 なにがいい音なのか、なんてことに応えはないのです。僕らは僕らにとってのいい音をこれからも追求します。作品として昇華されたものはHW印の誇りを込めた良品です。理解してもらえると嬉しいです。 あまりblogには書きませんでしたが、この作品2018年1月。ひとつきまるまるかけて、気持ちを込めてミックスしました。 OFFICIAL BOOTLEG#005、通販開始です。 Recorded Live at … 続きを読む