忘却とパウダーと

3月3日 月曜日 雪のち晴れ

癒えていくことは、忘却でもあるのかな? 誰かの顔が思い出せなくなって、妙に嬉しいという不思議な体験を山の中でする。

便利って何だろう。

ここでは食事を作るのも一苦労。標高が高いと沸点が低いから、美味しく調理するのはかなり難しい。一見、沸騰しているように見えて、実は指を入れても平気だったりする。でもって、料理器具が貧弱ときた日にゃ、メゲそうなものなのだけれど。自分の反応は逆。どうにか工夫して美味しくしようとする。実際、日本に帰って、何ひとつ不自由のない自分のキッチンに立った瞬間、頭の中にはでっかい ? が 浮かんだりもするしね。便利って、何だろう?

だから、愉しい。

自分の足には自信があった。タダのミュージシャンなのに、毎日20キロ走るわけだから。しかし、山で必要な筋肉はそれではなかった。達人に「air chair」なる鍛錬法を伝授されたが(それは10分できなきゃ意味がないらしい)、な、なんと、初日にできたのはたった1分。それは燃えるでしょう。自分を許さないでしょう。50歳。現在、2分半、死ぬほど辛い。

そんな日々なので、身体が日々変化しています。

だから、面白い。

日々、種類の違うパウダーに翻弄されております。まだ去年のレベルに戻れません、ひょっとして老化してる?崖なんて、とんでもないです。舐めたらあきません。修練が必要です。ありがとう、山の神。神って嫌だな、主にしよう。ありがとう。主。その存在はほんとうにいるよ。

だから、生きている。感謝です。謙虚になります。

あなたは何人?と聴かれたら、地球人と応えようと思います。で、英語で何て云うんだろ?誰か教えて。

ここで鍛えてもらってます。

ここで鍛えてもらってます。

毎日が美しい。

毎日が美しい。

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忘却とパウダーと への6件のコメント

  1. toshie, tokyo より:

    どーぞ。
    Earthian
    earthling
    earthman
    tellurian

  2. saw より:

    とんでもなくてよかった。
    転がり落ちるのはやめてくださいね^^

  3. Kumiko より:

    一見不自由な事が人間の自由さを
    取り戻せるのかもしれないですね。
    リアリティに生きるって事かも。
    体もメンタル鍛錬法にもなりそうですね。
    言葉や考える事も頭から解放して
    無になれたら幸せですね。

    他の天体から見た地球人はアースリングスearthlings。もしや洋さんは宇宙人⁇
    人間Human being…。

  4. (日本では)こんばんは、「地球人」、Ryuichi Sakamoto & David Sylvian の曲名では、World Citizen となっています。
    http://neweraartist.wordpress.com/2007/06/14/ryuichi-sakamoto-david-sylvian-i-wont-be-disappointed/
    地獄アワー、聴かせて頂きました、BOB DYLAN、どこから聴いたらよいのか…、と思っていたのでよかったです!昨日、HEATWAVEのland of musicの後に、Shostakovichの The String Quartetsを聴いていたのですが、「ソウマネスとショスタコーヴィチは繋がっていて、組曲になってソウマネスは帰って来るかもしれない」と、いつもながら勝手に想像していました。この前、千葉に伺った時も考えていたのです、「ソウマネスはやらないかもな、(確か歌詞を改めて読んで感じたのですが)けどあの曲の心性(と言いますか、生みだされた素になったものと言うのでしょうか。作者ご本人にリスナーがお伝えするのもどうなのか、とも思うのですが)は、こと日本では、どうやってか伝えられるべきものなんだろうな…」と思っていたのです。リフレッシュされて、無事にご帰国されることを祈っています!

  5. Kumiko より:

    地球人が英語で何て言うのか
    色々と聞いてみました。
    私自身、白黒ハッキリと知りたいU^ェ^U
    citizen of the world.
    通じるといいですが…。

  6. マキモト より:

    NOW HERE MAN!

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