祝福

12月9日 木曜日 曇り/雨

野坂昭如さん。

実の父親と同じくらい「オヤジ」として勝手に慕ってた。ほんとうに父親に似てたし。追随できない生き方も、そのスピリットも。杉並に住んでた頃、近くにお住まいだったのに、声を掛ける勇気がなかった。後悔先に立たず。ほんとうに昭和が終わる。もうあんな人は生まれないだろう。寂しい。ブコウスキーが死んだとき、ショーン・ペンはこんな気分だったんだろうなぁ。あとは遺されたオレ達がやるしかないんだね。野坂さん。大好きです。感謝と、あなたの人生に祝福を。

(アイルランドで母親代わりの人の葬儀に立ち会って。悲しみよりも、生前彼女を愛した人たちが、彼女のLIFEを祝福していることに感銘を受けたのです。僕はかくありたい。)

オヤジの形見。パリでパスポートを失くした代わりにこの版画を買ってきてくれた。

オヤジの直筆。昭和が終わる。

あのアイリッシュのスピリット、忘れないように階段にはアーティストのともだち、アリの作品がある。

ドニゴールの地図もね。

 

ドニゴールからメールが来たんだ。いわく”We’re all getting older and wiser.” 「そんなのは信じない(笑)”って返信しといた。

 

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“この世には根性を貫いたがゆえに、敗れ去った人だっていっぱいいる。純粋であればあるほど、この世では敗れざるを得ない。まったくの無名の人物でも、素晴らしい、己を貫いた尊敬に価する人物はいっぱい存在したはずだろう。そういう人間の運命の方に、ぼくは加担したいな。” by 岡本太郎

何と素晴らしい言葉を遺してくれたんだろう。こころが洗われる。

もうすぐ山に行ける。

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“真理はそこへ至る道のない土地である(Truth is pathless land)” by クリシュナムルティ

彼の言葉に何度救われたことか。

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“お前の目を自由にし、それを真の窓にしろ。目は退屈さを見つめる窓にもなりうるし、無限大を垣間みる窓にもなりうるのだ。” by カルロス・カスタネダ

ネイティヴの土地、再訪するときが近づいてる気がする。

 

メディスンマン、ローリングサンダーに会いに。ネヴァダ州カーリンにて、1993年。標識には弾痕。

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魚さんのマスタリングが施され、出荷されたのも束の間。マエストロの仕事だから「まさか」、とは思いつつも、確認を怠らないオレ。スッポンですからね。プロの仕事は厳しいのですよ。そこでよもやのバグ発見。ただいま、修正中。プログラム・エラーなのだけれど、プロは最後まで製品に責任を持たなきゃね。

じゃ、明日はジャケットを見てもらおうかな。

愉しみにしててね !

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祝福 への4件のコメント

  1. やまちゃん より:

    The Cirque 12510feet 3.813キロメートル。 わぁー ヤバ !

  2. ひっしー より:

    Hotel Existence! 楽しみで楽しみでたまりません!!

  3. いの(高知の22歳) より:

    山口さんはいつも欲しい時に、欲しい言葉や思いを届けてくれます。
    そんな山口さんが大好きなのです。

    遅くなりましたが、高知公演でのリクエストに応えて頂きありがとうございました。
    あの2曲をずっと聴いてます。
    いや、山口さんの曲なら何でもですが。

    また高知でボールを投げてくれる日を楽しみにしております。

  4. 甲斐 より:

    早く聴きたい〜!!!!

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