お宝

5月5日 木曜日 晴れ

各方面に心配かけてすいません。全力で走ってぶっ倒れるっつー、いつものパターンなのですが、学習しろよ、自分、みたいな。無駄に責任感強いのは意味がないっつーか、カルマの精算はエネルギー使うっつーか、これからは周囲と連帯して、柔らかく物事に向かわないとね。死ぬ。笑。

これからツアーもあるし、それまでには整えて復活しますんで、ご心配なく。

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今回の悪夢のような引っ越しで発掘されたお宝、その1。わたくしが30年以上ライヴのメインのアンプとして使っているAMPEG VT-40。ツマミの位置は30年以上固定されたままです。ほんとの話。そのツマミの位置を「こうやった方がいいんじゃないか?」って触ったのは佐野元春さんだけです。これもほんとの話。そのVT-40のマニュアルと回路図を発見したのです。こりゃ、すごい。今まで修理に苦労してたけど(何度入院、改造を繰り返したことか)これがありゃ、もう少し話が早いかも。

魚とよく話すんだけれど、新しいものをどんなに試しても、納得する音がしないのです。だから、この旧い化石のようなものを修理しながら、大切に使っていくしかないのです。そんな意味じゃ、回路図、心強いネ。

このアンプ、地元の先輩から3万円で買ったのです。オレいくつだったかな、まだティーンだったなぁ。ストーンズやフェイセズの70年代のステージにアンペッグが山のように積まれてるのに憧れて。で、名前は明かせないけど、某先輩ギタリストに「貸せ!」と云われてチャンネル1を破壊され、それからチャンネル2しか使えなくなった(最近ようやく治したけど)とか、いろいろ物語があるのですよ。

とはいえ、ただ単に旧いものを愛でてるだけでは音楽をやれなくなる可能性があるので、新しいフェンダーのアンプを僕好みにヤレた音にできると、楽器に詳しいマネージャー様がおっしゃるので、一台預けてあります。

なーんてこと書いてる暇あったら、寝まーす。しゅるしゅるしゅるー。

この印刷とヤレ具合にこころ持っていかれるよね。どうりでオレそのものがヴィンテージって云われるはずだよ。

すてき!

これを見つけたときは声でたよ!

このトラブルチャートが笑えて、すてき!

VT-40とデラックスリバーブの組み合わせは無敵なんだ。

 

 

今日の1曲はリアム・フロスト。バンドの名前がスロウ・ダウン・ファミリーって。笑。登場人物も演奏もいなたくてイケてないんだけど、それを凌駕するだけの素朴な魅力があると思うなぁ。音楽は不思議だね。僕はこの曲に今日、とても癒されたよ。お裾分け。じゃ、Liam Frost & The Slowdown Family で The Mourner’s of St Paul’s。
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お宝 への4件のコメント

  1. スズキコウイチ より:

    リアム・フロスト
    山口さんの言うとおりいなたく、ヨレヨレやんと思って聴いていたら、サビから終盤にかけてバンドが疾走していくところがいいですね。山口さんの体調も昨日より良くなっていればいいのですが。

  2. 内山五月 より:

    +VT22の時の音が好きでしたー。
    クソ重いんすよねVT22。

  3. エイジ より:

    どうぞお大事にしてください。
    ギターアンプと池畑さんで最強無敵ですね!
    Liam Frost & The Slowdown Family 素晴らしいです。
    Jason Isbell and The 400 Unit のライブCD買いました。最高です!

  4. wonderstyle より:

    佐野さんがツマミを触った時の山口さんの心情、お察し申し上げます(笑)。

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