来客マンス

11月20日　日曜日　晴れ

来客の多い月。この際、来客マンスにしてしまおう。

何故、オレがスキヤキ・マスターになって、我が家で宴を開催しなければならないのか、そのあたりのいきさつに関しての記憶が完全に欠如している。おそらくそれは飲み屋に於いて、流れで決定されたのだと思われるが、主賓とおぼしき連中は事情により欠席。何のための会か分からなくなったまま、アル中たちはスキヤキから怒濤のアルコールの海に飛び込む。いつものことさ、アーメン。

アル中1号が屋上にタバコを吸いに行ったまま帰ってこない。（僕はタバコを吸わないので家は禁煙）僕は厳寒のマンハッタンのアニキのアパートの屋上で閉め出されて、死ぬかと思ったことがある。その状況に少しだけ似てたけど、僕はアル中2号と部屋で静かに盛り上がっていたので、1号の不在に気がつかない。

屋上から助けを求めるノックが聞こえる。笑。閉め出された訳でも何でもなく、奴は酔っぱらって扉さえ開けられなかっただけ。そのまま1号はソファーで脂肪、じゃなかった死亡。でも、1号は旧友、山川浩正くんと同じ1型糖尿病で、インシュリンを自らに打ちつつ、アルコールを過大に摂取するとってもロッキンな奴。実際にその姿を観ると、なかなか格好いいもんだぜ。血糖値を常に管理して、自分のLIFEをエンジョイしてる感じが。

結局1号の出勤のことを考えて、参加者全員ホテル・ヒロシに宿泊。早朝二日酔いでこみあげてくるものを我慢したまま、全員をオレ様の直列6気筒DOHCパラレル・ツインターボでお送りした。

音楽関係者とばかりつき合ってたら情報が偏る。こういう宴で異業種のイカレポンチの話を聞くのはとっても勉強になるのだよ。アーメン。嗚呼、気持悪い。遠慮なく、また来いよ、このアル中どもめ！笑。

スキヤキを終えて、惨事が起きる前。笑。