丁寧に生きる

11月21日 月曜日 雨

Mr.Childrenをホールで体験させてもらった。

ものごと、ひとつ、ひとつ。丁寧に、丁寧に、丁寧に、丁寧に、丁寧に、向きあい、生きる。駒を進める。丁寧さがパイの生地のように幾重にも重なって、総合的に「この混迷の時代を生きぬく力」を描きだす。メンバーだけでなく、すべての運営スタッフまで含めたところでの「Mr.Children」という体験。圧巻。

とても示唆に富んでいた。僕はそこまで丁寧か?否。もう少し丁寧にやれる余地はあるか?多いにある。

目の前に次々と浮かんでは消える風景を観ながら、頭の中で上記のような自問を繰り返し。すべてが終わり、会場を出たとき、確かに自分の深いところが純化される。生きることは悪くない、と冷たい雨の中で思う。

時代に即して情報過多、説明過多だったなら、僕は何も考えなかったと思う。けれど、積み重ねられた丁寧さは余白の残し方も絶妙だった。音の隙間、言葉の隙間、空間の隙間、ライティングの隙間、エトセトラ。そこに自分の思考が入り込む余地がある。そうやって「Mr.Children」という体験が完結する。

浅草で観た落語のように、序盤は音が小さかった。だからこそ、観客は集中し、聞こえてくる音がある。ただ小さかっただけじゃない、美しく、小さかった。演奏者のこころの粒まで聞こえた。威圧しない音楽。日本のバンドもここまで来たんだね。感激だよ。

Seize the day!

ありがとう!

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