6月19日 火曜日 晴れ
「リクエストに応えてもらえなかった」。「ルール違反でリクエストされたものを採用した」的な意見への回答。スルーも考えたけど、俺だって誤解は避けたい。ほんとうに一本一本、全力でやっているので。異国にて。
かつて書いた曲が誰かのこころの中で響いていることはほんとうに嬉しいことです。それぞれのストーリーを紹介して演奏することによって、プライベートなものがパブリックになる瞬間を目指して、僕は選曲し、演奏するのです。その人の個人的な思い入れに向き合うことだけが目的であれば、不特定多数の前で演奏する意味はありません。分かりますよね?
ただ、プライベートなことも突き詰めるとパブリックになる瞬間があるのです。昔、ともだちがそのことをプライパブリックと云ったのだけれど、それは音楽の持つすごい力のひとつなのです。
寄せられたバラバラのリクエストの中から、プライパブリックな瞬間を目指して、一本のライヴを構成するのはとっても難しいです。僕と誰かの個人的な思い入れにフォーカスするのではなく、それぞれの人が未来を感じてもらえるようにライヴを創ることは。新曲だって聞いて欲しいしね。でも超絶やりがいあります。でも、毎日できるようなことじゃない。練習も必要だし。
千葉はとってもリクエストが多かったのです。本来ライヴは2時間以上やらない方がいいと思っているのですが、全力を出し尽くした上で、それでもすべてのリクエストに応えられなかったということです。
そういうところ、理解してもらえると嬉しいです。千葉では「すべてのリクエストを採用できなくて申し訳ない」と伝えたと思います。確かにルール違反(締め切りを過ぎて送られたリクエスト)を採用しましたが、茶化していたけど、それはライヴ全体の流れを観て、この曲はプライパブリックを目指すにあたって、演奏した方がいいという僕の判断なのです。公平、不公平という判断ではないです。ロックンロールですよ。僕は来てくれた人にとって、素晴らしい体験になる空間を何よりも目指していること、理解してもらえると嬉しいです。
懲りずにまたリクエストしてください。理解してもらえると嬉しいです。
私はファン歴の浅い者です。
こちらのブログは毎日チェックしておりますが、リクエストをされている方々のストーリーを楽しみに拝見させていただいております。
私の知らない様々な曲たちが多くの方々の心の支えになっているのかと思いますと、その様々な曲たちを知りたいという気持ちにさせてくれるのです。
皆様の大切なストーリーを教えてくださって、ありがとうございます。
リクエストがライブに採用された、されていない関係なく、少なくとも私の気持ちには届いております。
ものすごく個人的な想いで申し訳ございません。
全曲リクエストでライブするミュージシャンっていますかね?ご本人のリスク(ぺいあの?)も高いし。クレイジーケンバンドがリクエストコーナーを取り込むショーケースがあるらしい。海の向うではNRBQが昔はライブその場で観客にリクエストさせる(本人達の曲でなくでも可。常識ある皆がしってそうな曲を観客もリクエストしていたらしい)ってのもあった。私は類をみない体験のライブシリーズだと思うのですが。音楽業界メディアはこれをきちんと伝えているのか!などと見当はずれの憤慨覚える(笑)事も。
私は果報者です。何度かリクエスト曲をプライパブリックにチューニングしてもらえて。かしこ。
リクエストしてみて、やる「かも」よ。そのリクエストの個人的ストーリーも聴かせてくれたら響いて採用「かも」。間際だとセットリスト考えるのに間に合わないかもしれない可能性高し
くらいでいいんじゃないかなー。
たまたま応えてもらえたら望外ラッキーみたいな感じで。
山口様 異国の中、お忙しいところ大変丁寧に誠意ある回答頂きました事感謝申し上げます。m(__)m
恐縮しています。
優遇されるのは、どの世界も同じだとしたら悲しい。
そんな風に誤解するところでした。言葉はどれだけ受け手に伝わるものなのか。難しいです。
でも気持ちを伝えられた事を良かったと思います。
また懲りずにリクエストします。
ありがとうございました。
今回、リクエストせずに勢いで京都の拾得のライヴに参加しましたが、何とも気楽で愉しめたことか・・・どんなのが飛び出すかなーとまったりと。同じ客席にリクオさんが居たとはラッキー!さすが京都!ぐらいで。
終わったら、CDにサインしてもらい〝OPEN”と書き添えてもらおうかと思ってましたが、それだと〝OPEN”そばやになり、語呂的にハマり過ぎだろ!と一人で妄想。笑。
地元の仙台だったら、積極的にリクエストするのですが・・・こんな夜もいいかなと。
あ!私、昨年仙台で2曲リクエストしてしまいました。その節のことはお許しを。
私がそばやになったのは、リトル・スティーブンみたいなバンダナキャップ(和帽子)を被って前の方で聴いてるのを見て、ヒロシさんに秋田や仙台でいじられ、そばやの命名を・・・笑。
ヒロさんとこの仙台のライヴも、どんな曲が飛び出すか今から愉しみです。
次回〝OPEN”そばや!でよろしくお願いします。
KUMIKOさん、ドンマイ!
自分のやるせない気持ちをちゃんと伝えるKUMIKOさんも、それに自分の言葉でちゃんと応えるヒロシも、ホントいい奴だなぁって思う。KUMIKOさんとは面識ないから勝手な印象だけど、そんな人たちと同じ時間を過ごせて幸せだ。
人生って決して伝わらない言葉や行動を、諦めずにどれだけ紡いでいくかだ。それが伝わった時の感動ったらないよね。
千葉のセットリストが充実していたと感じたのは曲数の多さゆえではなくて。もちろんたくさん歌ってくれたのも嬉しかったですが。
リクエストが多ければ多いほど、洋さんを悩ませることが出来て(笑)、色彩豊かな風景を感じることが出来るのかな。これまで人まかせでごめんなさい。KUMIKOさんのリクエストにも、聞けなかったけれどありがとうございます。
それにしても明解かつ丁寧な回答に、ここまでの道のりがいかほどであったのかと。今日は洋さんに足を向けて寝られない気分だけど、どこにいるのか分からないから仕方ないですね。笑
補給完了までどうぞごゆっくり。
ロックンロールですよ!
”ルール違反”したのは、わたしです!あのライブの日、アイルランドに関わる友人たちが集まれるとわかったのは、リクエストを締め切った数日後でした。自分のためならばすることもなかったリクエストをしたのは、偶然以上の流れで、東京の奥地とはるか青森から会場に足を運んでくれたアイルランド好きな友人たちのためにでした。ライブの流れを邪魔しないよう「無理のないとこで」もリクエストのうちでした。でも、そのことで不快な思いをする方がいるとは考えもしていなくて、ほんとうにごめんなさいね。いつも、できれば自分のことより誰かのことを優先して考えたいと思っているのに、ちっともできていなかったことにショックを受けています。あらためて、ごめんなさいね。
松井ゆみ子様
はじめまして。この場でのメッセージ失礼致します。
先日の千葉ANGAで聴けたTHE HOMES OF DONEGAL、
あの会場にいらしたオーディエンスはとても喜んでいました。
山口さんも遠い地アイルランドと青森から来た友達へのおもてなしの心とblogに書いて下さった通り、プライベートなものがパブリックになる瞬間を目指して、僕は選曲し、演奏するのです。
その事が十分に理解出来ました。
演者がルールを決めているものは、守るのがマナー。
私も以前ルール違反の人と紹介された経験があります。
その時、言葉の説明不足と反省しました。
私も山口さんには幾度なくリクエスト曲を演奏して頂いた経験はございます。
公平 不公平じゃなく ロックンロール!
私も そう思います。
言葉足らずの文章ですが、ゆみ子さんの気持ちが今日
晴れていますように願います。
此方こそ御免なさい。
なんだか悲しいです。音楽ってそんなに気を使うものなんですか?
何か違うと思います。
私もルール違反でした。しっかり反省。2度3度と足を運んでくれる友人のために、リクエストしました。その上しっかり自分も。でも、リクエストされないファンの方々も多いです。ライヴに来られるだけでいいと。とても楽しんでるようです。
滅多にない企画ですし、全部行きたいなーと思っても行けないですし。だから、各会場でリクエスト募って頂けるのは本当に嬉しいです。考えるのも楽しい。私もみんなが楽しめる曲をリクエストしてるつもりです。(山口洋さんのギター演奏をもっと聴きたい!)
ライヴを観て笑顔で帰りたいですよね。もっと気楽に楽しみましょう。ロックンロール!
結局行く事はできませんでしたが、行く事が可能であったなら僕はルール違反をしちゃうところでした。
去年の千葉のライブに行ったとき、ヒロシさんが毎回のように直前にリクエストをする人がいるんだよねと苦笑してましたが、それを聞いて素直にアリなんだ~って思っちゃいました(苦笑)で、その時「ついで」の様に歌ってくれた「怒りの門」は本当に聴きたかった曲だったので嬉しかったしラッキーだと思いました。
こうやって自分がリクエストしたわけでもない曲でもサプライズ的に楽しめるのがこのライブの面白いところだと思います。
そこで・・・
ちょっと思いつきですが、締め切りはヒロシさんの中だけで決めておけば良いのではないかな??結局曲を選ぶのはヒロシさんなんだし。
でも、それじゃあコメントしてくれている人に失礼かしら??
色々考えると難しくなりますね・・・
この企画、いつまでやってもらえるのか分かりませんが、行けるならリクエストしたいと思います。(今回も考えてたんだけどなぁ~)
またいつの日にか!
とても誠実で心優しい山口さんと皆様のコメントに感動しています。いい国に生まれてきたんだなあと今更ながら実感しました。世界中がこんな風だったら素敵なのにと思います。くたくたになった心にファイトが湧いてきました。一日は一日で終わるってことに感謝して、明日は明日の風が吹く・・・老体に鞭打ってライブの日を夢見て明日もがんばりまーす。山口さん、Welcome To Japan!