9月10日 木曜日 晴れ
いやはや。いいイベントだったね。心がこもってた。僕にとってはそれが全て。資金の潤沢さ(あるに越したことはない)が最も大事なことじゃない。主催者たちは毎年、反省と工夫を重ね、ビジョンをしっかりともって、タツノオトシゴを江ノ島に戻すために活動してきた。今年は更に震災への支援が加わって、多分仕事量は倍以上に、情熱はそれよりもスケールアップした。それはね、なかなか出来ることじゃないよ。自分でやってみりゃ、良く分かる。泣き虫の主催者がステージに上がって、挨拶しながら、秒殺で泣いてしまってるシーンを「しょーがねーなー」と爆笑しながら、見守るミュージシャンの図。それがこの手作りのこのfesの一番好きな部分かな。
楽屋は常にいいヴァイヴレーションに満ちていて(遠慮しない野郎だらけで、紅一点の石嶺聡子ちゃんには申し訳なかったけど)、それがステージでのセッションに反映されていた。リクオ、心からお疲れさん。
最後のセッションでミュージシャンとオーディエンスがあまりにいい顔をしてるんで、僕は出演者の特権を生かして、ステージの上から撮影することにした。ギターはもう充分に足りてるし、オフィシャルカメラマンもステージには上がれない訳で。そこで何が起こってたかは、写真に説明してもらうおう。
関わってくれた人たち。本当にありがとう。それから寄せられた募金の半分を「海さくら」が僕らのプロジェクトに送金してくれました。海さくらは石巻市湊町を、僕らは福島県相馬市をピンポイントでサポートしています。感謝max!!!!!
今年も海抜60メートルで素晴らしい「共鳴空間」を満喫することができました。
石嶺聡子さんとの”The End of the World”、切なくて。優しくて。深かった。
ソロ。太陽と海に向かって山口さんが弾くギターがどこまでもどこまでも渡って響いていきました。最高でした。見上げると、青空に目一杯翼を広げて風を受けながら空中で定位置を維持する鳶。
富士山に沈む夕日の光の一雫、美しかったです。
いい時間でした。ますます大好きなフェスとなりました。来年も。
ありがとうございました。
(ええい、書いちゃおう。)追伸:
山口さんの”London Calling”が聴きたくなっています。聴きたいです。
いい時間を過ごしました!
石嶺さんとの2曲、声もギターもほんとうに素晴らしい音。
真っ青な空に吸い込まれていくような。
そして、
「アンパンマンを歌うお兄さん」と「大きな声で歌うお兄さん」
(いずれも5歳娘による例えでありますが…)お二人による
満月の夕。しみじみ聞きました。
マウントフジも美しく。暮れてきた夜空に月がのぼり。
よい時間でした! 出演者、スタッフのみなさんに拍手~~~!!!