チャプター3

6月19日 土曜日 雨 

 たくさんのメッセージをありがとう。とても嬉しかったっす。

 何気ない日々の暮らしが、いかにフツーのことじゃなかったのかってこと。身に沁みてます。棲んでる家はバリアだらけ、すべて間接照明。階段、部屋の移動は手探りじゃないと危険が危ない。Blind Pilotって曲を書いておいて、インスピレーションをくれたあの盲目の女性スキーヤーがどれだけすごい人なのか、あらためてびっくりしています。

 チャプターが変わったのか、と。これまでの生き方を変えなきゃいけないってことでもあるんだけど、そのきっかけを与えてくれたんだと思っています。例えば、酒の飲み方だったり(家に酒を置くのをしばらくやめてみようか、と)、デジタルデトックス(決めた時間以外、コンピュータに近づかない。寝室に携帯を持っていかない、とか)しなきゃなぁ、とか。急がないことを覚えるとか、誰かにぜんぶ任せてみる、とか。

 その上で、優先順位をつけて、やることを決めていく感じかなぁ。このところ、作曲に使える時間がほとんどなかったのだけれど、まずは創作に頭が向くように整えていく、とか。

 できることから無理なく始めて、体を元に戻していく、とか。(今、人混みの中を歩く自信、まったくなし。たぶん人を避けられない)そうしながら、変わってしまった視野に慣れつつ、メガネの度も変えつつ、どこまで視力が回復するのか見極める、みたいな。

 でもまぁ、これもまた経験。クリエイティヴにトライできるといいなぁ。

 そんなこんなで、がんばらない猫パンチ・レジスタンス。インスタライヴは明日の19時30分からです。19時15分くらいから開けてます。コメントは今の視力じゃまったく読めないと思うけど、みんなに伝えたいことと、次の目標をお伝えしたく、気軽に参加してくれると嬉しいっす。

 病気の話はあんまり明るいものじゃないけど、見てくれる人も同世代も多いと思うし、望まれるなら話します。思うけど、町に暮らしていたら、飲み屋の仲間に医療関係の人がいて、税理士がいて、美容師がいて、ミュージシャンがいて、エトセトラ。

 そういう町が理想だよね。なんとなくトータルで体の調子を診てくれている主治医というか、赤ひげ先生的な存在の重要性をつくづく感じておりまするよ。

 なにか話してほしいことがあれば、遠慮なくコメント欄にどうぞ。

 政府の緊急事態宣言なんて、まるで信じてないけど、その間みんなにほっこりしてもらえればと思ってやってることなんで、「いちおう(笑)」明日が最終回のつもりではいます。どなたかはオリンピック期間中も感染者増えたら出すって、意味不明のこと言ってたけどね。苦笑。

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チャプター3 への19件のコメント

  1. yuka より:

    ヒロシさん
    おかえりなさい。

    インスタのストーリーで。
    “BECKと雨” 緑の風景を観て
    いいなぁ ヒロシさんの感性
    ・・・と、つくづく。

    不要なものを取り払っていったら
    感性がより研ぎ澄まされていく。

    ヒロシさんと同じ世代です。
    天から「気づき」をいただいたんですね。
    自分もいろいろ考えさせられます。

  2. かつらぎ より:

    わがみをふりかえり、思い当たること、沢山。
    エポック・ノック。
    人生の水先案内人、洋さん、いつもありがとうございます。

  3. ENO より:

    明日、楽しみにいています。
    無理のない所で宜しくお願いします。
    山口さんから観たら、私は文字だけの存在でしかなく困惑させているのかもしれません。
    でも、ここに存在する私はグレイトフル・デッドとデッド・ヘッズの様にヒートウェイヴ・ヘッズとして日々学んでいます。

    いつも有り難うございます。

  4. SHO より:

    退院おめでとうございます。
    “デジタルデトックス”、その言葉が響きます。
    仕事もデジタル、趣味(遊び)、暮らしもデジタル、特に目に偏りすぎですよね。
    本当、目に厳しいこの暮らし(老眼だけか?)、仕事で8時間、そこから寝るまで続くデジタル生活。
    ”わかっちゃいるけど、やめられない♪♫” 私の生活も反省、見直しが必須です。
    デジタルを全て否定はしないし、助けられることもある。でも体張って感じたいですね。味覚、嗅覚、触覚なんか体感しか得られない、だから旅と密がご褒美なんですね。
     今は体調優先でよろしくお願いします。万全になったら素敵な音をよろしくです。

  5. Masako より:

    本日、HOKUSAIの映画を観てきました。字のごとく葛飾北斎の生きたストーリー。「絵は世の中を変える」そんな言葉が印象的でした。この時代に生きたら、自由に表現することも出来ない。そして、生活は人間の動力だけです。一枚の紙と墨。不自由な時代だからこそ、見えない物が見え、表現することの素晴らしさに変わっていき、人々を歓ばせる。今は自由に表現が出来るし、本当に便利な世の中です。音楽も、小説も、アートも、一人ひとりの生き方だって、本当に自由です。でも、何か見えていない。山口洋さんが、ここで表現者として、発信してくれること。葛飾北斎が残した絵のように音楽も文章も、未来に繋がり、きっと世の中が良くなるように、導いてくれているのかも?言葉にすると難しいけれど、今日はそんな風に思いました。
    いつもありがとうございます。
    明日はチャボさんの配信ライブがあるので、ちょこっと抜けてきますね。(。•̀ᴗ-)✧

  6. MAYU より:

    おかえりなさい。
    慣れない視野でまた疲れやすいと思いますので、
    ご自愛くださいませ。

    そして、
    もしかしてと思うことがありまして・・・

    全部間接照明と書いてありましたが、
    暗めの部屋でのパソコン作業は、
    目にとても負担がかかります。

    瞳孔が開いて、多くの光が目に入ります。
    明るい所で作業されると良いかと思います。

  7. Masa より:

    自分も47歳頃右目が網膜剥離になりバックリング手術で治り
    ました。
    若干右目の視力が落ち、塵のようなものがチラつきますが
    今現在生活に全く支障なく問題ありません。
    見た目的には元の状態に戻るのに半年以上かかったかと
    思います。その間仕事中は左目だけコンタクトをして過ごし
    ました。今は問題なく両目コンタクトできています。
    自分の場合ストレスと強度の近視で眼球が横に伸びて引っ張られ
    網膜が破けたと思います。
    山口さんも網膜剥離になったばかりで不安かと思い、自分の
    体験が励みになればとメールしました。

    山口さんもいち早く目が完治するのを願っています!

  8. fujiiku より:

    洋さん ご自宅に戻ることができてなによりです。私も以前このブログに書かせていただきましたが。年齢55 強度の近視に老眼 仕事ではパソコンに向かいあう比率が高く 読書好き お酒も好きです。 テレビ/スマホ/パソコンはなるべく避けてはいますが
    洋さんが先生から教えられた目に優しい生活様式など教えていただければと思います。
    ますはゆっくり休んでください。

  9. かまを より:

    退院おめでとうございます。スターゲイザー、シューゲイザーならぬフトンゲイザーの日々、自分でしたら辛くて泣いてしまいそうです。
    ともあれチャプター3、どうなるのでしょうか?楽しみです。
    ちなみにManfred Mann Chapter3というバンドは好きです。

  10. オバキューピー より:

    配信、楽しみにしてます。くれぐれもご無理のないように。

  11. Mute_ks より:

    自分の身体を労ることで、まわりがクリアになってくるのかな。そんなことをかんじました。日々、身体が変わっていきますが、いいとき、わるいときをかんじながら、コアな自分が磨かれていくようにおもえます。今日はいい日だったと眠りにつけるような毎日でありますように。
    山口さんのダイアリー、たのしみにしています。お大事にされてください。

  12. 堺のヒロシ より:

    がんばらないネコパンチ

  13. タカ より:

    おかえりなさい。
    より自分をいたわり丁寧に過ごすのはきっと目に心に良いのでしょうね。

    「いちおう(笑)」明日が最終回のつもり…
    ということなので、聞いておきたいと思ってたことがあり、お身体に影響のない範囲で教えていただければと。

    それは「どうやって終わらせるか」ということです。
    見よう見まねでアクリルで絵を描いてみたところ、迷いに迷ってどのように終わらせていいものか途方に暮れた経験があります。
    山口さんはたくさんの楽曲を生み出していますが、一曲の歌が「よし、これで世に出せる、完成!」と思える瞬間や、ライブで「この日のライブが良いものとして終われる」といったような山口さんが持つ終わらせ方がありましたら是非とも教えていただきたいのです。

    明るい話ではありませんが、亡き母は自宅で脳出血で倒れ病院に運ばれたときは既に息絶えていました。自宅に帰って諸々の準備をしている時、当時流行りのエンディングノートを見つけ、式は小さくでいい、伝えてほしい友人は誰々で、銀行口座は、保険はと記してくれていました。長くはないと悟っていたのでしょうか、いつか来る終わりの予感を見つめ残してくれたのは息子としてアッパレというか感謝でした。

    こんな経験から「どうやって終わらせるか?」というのは自分にとって人生のテーマになりつつあります。

    山口さん、どうぞどうぞご自愛を。
    長く長く応援させてください。

  14. よし・いとう より:

    ゆっくりとカムバックして、フル充電完了して全力発進なのかと思ってましたが、早速インスタライブをやっていただけるとは感激。山口さんの体が心配ですがライブ活動することも回復に繋がるなら、一緒に時間を過ごさせていただきます ♪

  15. かつらぎ より:

    タカさん、わたしも、終わらせ方について、
    山口洋さんに、うかがいたいです。

    小学1年生に図工をおしえていて、紫陽花の花を、手のひらくらいの丸く切ったピンクの色画用紙に小さな花を描いてもらっていたら、終わらせ時を見誤って、いろがにごってしまった児童がいました。せっかく、2分前は、綺麗だったのに。
     その子にとっては、一声かけてあげるべきでした。それも、エゴかも知れず、一声きいてあげたらよかったのかもしれません。たとえば油彩は、何度でもやり直しがきく画材、どうやって、ここで筆をおこうと、決めるのでしょうか?
     妹は、地元国立の教員養成課程で中学校と高校の美術の免許を取りながら、実習で自分には、荷が重すぎると採用試験を受けませんでした。

     児童の気持ちと、よこからみていて、気を揉む気持ち、
     いろいろあるのですが、着地するときには、なにか閃きのようなものがおりてくるのですか?

     質問させていただき、ありがとうございました。

  16. たく より:

    洋さん、入院生活ご苦労様でした。
    あまりご無理をされないようお気を付けて。

    ところで十数年前ですが、洋さんにピックを記念に頂いた際にもう作ってないから…みたいなことを話されてましたがまだお手元にはあるのですか?
    ちょっとした疑問です笑

  17. 堺のヒロシ より:

    あれれ?午前中投稿したメッセージが
    一行しか反映されてないよ〜

    今夜の、がんばらないねこパンチレジスタンス。
    スマホに向かって、ただしゃべりかけてくれるだけでいいので、ワンオペややこしいことなしで、ゆるゆるゆる〜りと、おめめに負担のないようにお願いします。兄貴と、ファンのみなさまと、同じ時間を過ごせるだけで、それだけでいい。

    ひと月後の完全復活を目指して…。
    (=^ェ^=)ニャン♪

  18. chopin718 より:

    (=^ェ^=)猫パンチタイムまであと4時間〜

    なのにこれから大久保へ出かけます……たぶん間に合えない〜_:(´ཀ`」 ∠):

    みなさんでまた素敵な時間になりますよう(*´ω`*)

  19. ルッコラ より:

    洋さん まずは、退院おめでとうございます。
    いろいろと大変でしたね。

    突然の手術、入院と不安もおありだったでしょうに。
    でも、秘密工作員になってくれる友達がいるのって、素晴らしいことですね。

    以前、一緒にスノボに行った居酒屋店主さんが骨折された時も、にわかにチーム「骨折だもの」が出来て、替わるばんこに面倒を見に行っていらした様子をうかがい、いい仲間を作っていらっしゃるんだなあ~と思っていました。
    うらやましいです。
    草野球や居酒屋で親しくなるのですか。

    おひとり様にとっては、そのような助け合える仲間こそが命綱ですよね。

    チャボさんが与えた分だけの愛が与えられる、と歌っていたと思いますが、私にとってはそこが難しいところです。

    視野も視力もまだ、慣れていらっしゃらないとのこと。
    くれぐれも、ご無理なさらず、じっくりと養生してくださいませ。

    新しいチャプターに入って、きっと広がる世界もあると思います。

    洋さんが網膜剥離ときいて、浮かんだのがPrefab SproutのPaddy McAloonです。
    彼も、両目がなったと聞きました。
    それでも、宇宙の偉大な力を感じさせてくれる音楽を作っています。

    洋さんの次の作品を楽しみに待っています。どうぞ、まずはお体を一番ご大切に。

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