8月3日 火曜日 晴れ
いきなりですが、私は善人ではありません。知ってるか。笑
でも2011年に思うところあって、誘われてMY LIFE IS MY MESSAGEを立ち上げました。ありがちな話だけれど、僕を誘った人間たちはもういません。
もうね、筆舌に尽くしがたいほど、いろんなことがありました。墓場まで持っていく話もたくさんあります。
でも、やってきたことに後悔はありません。誰かに揶揄される覚えもないし、言いたいことがあるなら、僕の目の前にやってきて、目を見て言えばいいのです。
あれから10年経って、もう役目は終わりかなと思っていたときに世界はコの脅威に覆われたのです。
ずいぶん考えて、細々とでもいいから、続けてみようと思いました。なぜなら
「なによりも、命をたいせつにする」ってコンセプトは震災でも、原発事故でも、コでもなにも変わらなかったからです。
もうすぐアナウンスしますが、初めて振り返ってみようと思い、10年前からの写真を見てみました。
遠い昔のようだけれど、ものすごい惨状だけれど、でも人々はしっかりと生きようとしていた。そのことにとっても胸を打たれました。
そして、僕らはあの惨状から、なにも学んでいないってこともね。
誠実さ、とか、気高さ、とか。口にするの恥ずかしいけどさ、とってもたいせつなことなんじゃないかなぁ。
あれからちょうど10年の今年、一地域でも一国でもなく、全世界が死の感染症の大混乱に陥って、原発よろしく、まったく収束できずにいること。
わたしたちは何を学び損ねてきたのか、今度こそ何を悟るべきなのか、続けて問いを発しているのは、繰り返す歴史なのか、強固な神の意志なのか。
「アンダーコントロール」と「復興五輪」で金権誘致したオリンピックの真っ只中に、もはや深刻な肺炎状態に陥っても入院はさせないと、為政者が堂々と棄民を宣言する、この悪夢のような現実は、確かに10年前と帳尻が合ってしまっている。
その開会式の夜の配信ライブを観た時から、「小さくとも忠誠を尽くして行い続けること」の価値と威力を、再確認しています。
視聴率やビュー数、費用や利権とはまったく無関係のところで、ひとりの人間が発する力、それは気休めでも悪あがきでも無力でもなく、有史以来の全世界パンデミックの只中にあって、唯一有効な処方箋を示していたこと。
こんなにも本物の音楽が必要な時はなかった夜に、期を画した意義深いライブ、未視聴でしたらまだ間に合います。
MY LIFE IS MY MESSAGE、自分のように遅れて末席を汚すファンに、ぜひその10年の軌跡が、どんな”小さな行い”を継続してきたのか、伝えてほしいです。
コの猛威が…。地方でも感染が拡がっています。ワクチン1回接種しました。少し副反応もありました。国民の4割が1回接種済だそうです。この状況、いつまで続くのだろう?
MY LIFE IS MY MESSAGE。続けてくださり、ありがとうございます。自分には何も出来ませんが、毎年のライヴを目標に、そして、東北への旅行、熊本にも。今年も行けませんが、来年はきっと。
福山や石垣島でチャリティーライヴが行なわれているようですが、初めてMLIMM参戦のライヴハウスでも、毎年チャリティーライヴを開催しています。それから、今年は、あの靴屋さんの新作がありました。とっても素敵!みんなの想いが、こうやって還流していること。素晴らしいことだと思います。止めてしまうのは簡単ですが、続けることは本当に大変だと思います。おもてなしの心。これからはみんなが安心して生活が出来ること。批判しても何も変わらないですし、少しでもみんなが音楽で元気になれるよう、今年も期待しています。