TOKYO CITY MAN

7月22日 金曜日 晴れ

一週間おつかれさま。

コが猛威をふるっている(ことになっている)けど、みんなも惑わされないようにそれぞれのLIFEを生きてください。ほんと、国もマスコミもひどい。だって、もはやウクライナのことなんてほとんど報じられない。あり得ないよ。無慈悲な独裁者の砲弾に怯えてる人がいるんだよ。あのバカプーチンを権力の椅子から引きずり落とすのがペンの力がやるべきことだよ。

だから、ニュースも必要なときだけこちらから取りにいくようにして、あとはシャットアウトしてるよ。

また飲み屋は閑古鳥が鳴くだろうから、オレはフツーに暮らします。昨日もともだちといつもの飲み屋でバカ話してたんだけど、それってやっぱりたいせつな時間なんだよね。

青森の方から「トーキョーシティーマン」へリクエストを頂きました。ありがとね。

自分が創ったもののことはすぐ忘れるけど、いいアルバムだと僕も思ってます。ポリドール/ユニヴァーサル時代のアルバムも復刻された方がいいと思うんだけど、性格的に常に前を向いてるんで、過去のものに情熱が湧いてこないんよね。アニヴァーサリー的なことにも興味ないし。当時のスタッフはたぶん、もう誰もレコード会社にいないんじゃないかな?

でも、それはオレにやらせろって奇特な人がいたら遠慮なく連絡ください。ソニーにはそういうセクションがあるんだけど、ユニヴァーサルはどうなんだろうね。たぶんサブスクにも出てないと思うんだよね。

ソニーから5枚だして、クビになって、事務所は自分から辞めて、一回なんでもない人になってみたのです。プータロー。それでなにも湧いてこなかったら、外国に行って違う生き方をしようと思ってた。つまり、この国ではオレの才能は不要だってことだと思ったから。

ところが湯水のように曲が湧いてくる。あっという間にアルバム分の曲を書き上げて、新しいレコード会社と契約して、復帰。ジャケットは横尾忠則さんが描いてくれて、ミキシングはミック・グロソップがやってくれた。クソ重たいマルチのテープを抱えて、一人でロンドンに飛んでミックスしたっけ。

「トーキョーシティーマン」はルー・リードの「NYC MAN」への勝手なアンサーソング。バブルのときからこの国に居場所がなかった人に愛を込めて書いた。それは今も変わらない、というか、今こそ聞いてほしい、とは確かに思う。

熱くならない魂なんか、ないんだよね。

この前、友部正人さんとひさしぶりにワインを飲んだ。とっていい時間だった。72歳のチャーミングな青年、友部さんがオレにこう言ったんだよ。「山口くん、ヒット曲書こうよ!」って。しびれたねー。オレ、そんなこと1ミリも考えてなかったから。

熱くならない魂なんか、ないんだよ。

まぁ、ヒット曲はどうでもいいけど、確かにヒット曲があれば、もっとこのアルバムにも目を向けてもらえたのかもしれないね。笑。でもヤイコちゃんが「雨の後〜」に桜井くんが「ヒエラルキー」に光をあててくれて、オレはとっても嬉しかったよ。

なんで、ここに貼っておきます。聞いてみて。

 

YouTube Preview Image

 

 

感染者増えても、ハコが店を開けようという意思がある限り、もうライヴは中止にしません。危険だと思う人は遠慮なくキャンセルしてね。オレは音楽の場所を守ります。

8/2のソロライヴへのリクエスト。このblogのコメント欄にどうぞ。ライヴに参加できない方も遠慮なく。
1. 名前(ニックネーム可)、年齢(サバ読み可)、性別、お住まいの地域

2. リクエスト曲(1曲でお願いします)

3. 聞きたい理由(ここでぐっとくると採用率あがります)

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TOKYO CITY MAN への6件のコメント

  1. wonderstyle より:

    1. 名前 wonderstyle 年齢 52、性別 男 お住まいの地域 東京
    2. リクエスト曲 ノーウェアマン
    3. 聞きたい理由
      こんな狂った世の中で自分はどうしたいのか、ずっと考えていました。
      遠い外国で戦火に巻き込まれている人、他者の欲望のために自分の人生を
    狂わされてしまった人、そして、何だか上手くいかないなと悶々としている
      自分。
      平穏に暮らしていければ。ちっちゃな悩み事、避けられない出来事はあっても、
      穏やかに生きていられるのなら。
      そんなことを強く思うようになりました。そして、「ノーウェアマン」が
      僕の頭の中でリピートされ続けています。

      今、山口さんが歌うこの曲を聴きたいです。

  2. おやす! より:

    自分はトーキョーシティーマン辺りからリアルタイムでheat waveにハマっていったので!とてと思い入れがあります!
    山口さんのストーンズのBLACK and Blueみたいな感じでしょうか。歌の宅配便で初めてLiveに参加させてきた

  3. 千春 より:

    高校を出て東京で一人暮らしを始めた翌日、吉祥寺のWAVEで購入し、特典でいただいた魂のこもった言葉の詰まったDiaryと共に六畳一間で生活を始めました。
    数十年経った今も何もかも忘れられない宝物のような時期を共に過ごしてくれた曲達の音は、今だに胸が熱くなります。
    パワステのライブ最高だった。

    今の人生は正直何も上手く行ってないけど、いろいろ乗り越えられなかったけど、生きていくしかないから。
    泣いてばかりいないで封印していたアルバムを聴いてもう一度奮い立たせます。
    おばさんになったけど、また、ライブ行きますね。
    歌っていてください。

  4. 風にハモ太郎 より:

    青森のロマンティック・ダンディさんの投稿があって「久しぶりだなぁ。アルバムあちこちで、棘the song of Hiroshimaのリクエスト収録されたかつてのだんだだんさんだなぁ。このダイアリーで会話したなぁ(失礼)」と嬉しくなっていたら、山口さんの反応があって微笑んでしまった。
    いいリクエストが並んできて、もはや楽しい状態です。「15でレール」「百万枚の皿」「1人の女」と数字がならぶ歌。数学者の御父上をもった息子のホーボーマンがあれば後いう事無しです。
    8月第1週は、友部正人さんも出演する「どんと還暦祭(HBD)」にも行きます!山口さんも飛び入りで来ていただけないかなぁ・・・。

  5. おやす より:

    トーキョーシティーマン辺りからHeat waveをリアルタイムで聴き出した私です。月に吠える〜日々なる直感 ベストアルバム〜素晴らしい孤独など!山口さんのストーンズのBLACK and Blueのような感じがするのです。ソニー時代は後追いで聴きました。歌の宅配便を体験したのもその辺りでした。アルバム再発して頂ければありがたいです。全盤もってますが…何枚あっても嬉しくなります。
    宅配便で歌ってくださった!主催者さんの希望Northern lightsがあまりにも素晴らしくて!すぐソニー盤も買いました!

    ※ソニー再発のボックスセットも勿論購入しました。
    是非是非再発お願いしまーす

  6. タカ より:

    TOKYO CITY MAN

    ヒートウェイヴを知って(出会いの「1995」は既に発売されてました)、大切なバンドができたと喜び、アルバムを新譜として心待ちにしていたのが「TOKYO CITY MAN」でした。CDをプレーヤーに入れ聴こえてきたイントロに震えたこと忘れません。あ、このバンド聴き続けるなという確信に変わったのがこのアルバムでした。

    うわ、ライブで聴けたら泣けちゃうな。
    思い入れありすぎるから1番アナログにしてほしいかも。そんな日が来たらまた泣けちゃうな。

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