行間で語る人

7月23日 土曜日 晴れ

行間で語る人が減った。

もともとは日本人の特質だったと思う。わかりやすく言えば、松尾芭蕉。多くを語らないことによって、理解の深度は聞き手のイマジネーションに委ねられる。

そんなコミュニケーションが好きだった。

テレビはもちろん、YouTubeもしかり。息継ぎの間さえもほとんどなく、寸暇を惜しんで言葉が放射される。

それが時代の潮流だったとしても、慣れないようにしようと思ってる。

言葉が身体をすり抜けていく。でも経験に裏打ちされた短い言葉は体内で留まるんだよね。それが発酵していく。そんな表現が好き。

今日はこの名曲を。一聴すると、ラヴバラードに聞こえるかもだけど、そんなことなくて。笑。このお方の表現はシニカル兼、常にディープ。興味をもった人はご自分で調べたし。若かりし頃、それを知ったとき、ソングライティングの可能性に興奮したよ。

 

YouTube Preview Image

 

 

たくさんのリクエストをありがとう。来週火曜日いっぱいまで受け付けようと思ってます。

8/2のソロライヴへのリクエスト。このblogのコメント欄にどうぞ。ライヴに参加できない方も遠慮なく。
1. 名前(ニックネーム可)、年齢(サバ読み可)、性別、お住まいの地域

2. リクエスト曲(1曲でお願いします)

3. 聞きたい理由(ここでぐっとくると採用率あがります)

 

数年前に南の島の空港でなんとなく買った月桃がこんなに大きくなりました。めんこい!

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行間で語る人 への6件のコメント

  1. かまを より:

    最近の山口さんの文章と思考がとても共感できます。
    これらはいずれ詩になり歌になるのでしょうか?

  2. 土橋 大介 より:

    ①名前:普通の男 年齢:45歳 性別:男 住所:横浜

    ②リクエスト曲:プロフェッショナルアウトサイダー

    ③聞きたい理由:こんな世の中だからこそ、ユーモアを忘れずに生きなきゃ!8月2日、何年ぶりかにライヴ行きます!横浜の夜空に、アヒルの尻から立ちのぼる虹を見せて下さい!

  3. カズソウル より:

    こんな状況だけど、いや、こんな状況だからこそ、心身とも解き放つ時間が欠かせません。今夜は、ライブ盤『40 Years in a BLINK』を聴いています。部屋の照明を落として。

    「どんな気がする この時代に正気を保つのは」のフレーズ、支えになっています。

    重ねて、ありがとうございます!

  4. ヨシダ より:

    ①ヨシダ/54歳/男/神奈川県

    ②リクエスト曲:陽光

    山口さん、こんばんは。

    ヒートウェイブを学生の頃に聴き始めてから30数年。
    このブログも始まったときから読ませていただいていますが
    初めてコメントします。

    僕の記憶が確かなら、以前、このブログで山口さんが
    「酔ってピアノを弾くと、思わずこの曲を口ずさんでしまう」と
    World PartyのShe’s The Oneを取り上げていたことを覚えているのですが
    僕もこの曲が大好きで、いつか
    山口さんが歌うShe’s The Oneを聴くことが出来たら、とずっと思っていました。

    なので、リクエストはぜひShe’s The Oneを、と書きたいのですが
    8/2に初訪問するサムズ アップさんに生ピアノがあるのかわからないので
    今回は、ヒートウェイブの数多くはないラブソングの中で
    一番好きな「陽光」をリクエストさせてください。

    刹那と輪廻が貫く、儚くて激しい「大人」のラブソング。
    聴かせてもらえたらうれしいです。

  5. ReaMo より:

     ヤバいです。
     この詩の意味を知った上で聴くと、このメロディーにのせて、この、一つ一つ言葉を噛みしめるような歌い方を聴くと、泣けてきます。

  6. そばや より:

    ①そばや、50代半ば、男、陸奥の某所
    ②オールドマン
    ③昨日、旅先でレンタカーに乗り、信号待ちをしていたら、後続車にドンとオカマを掘られた。車を寄せて降りて相手を確認すると、地元のお爺さんだった。免許証を見ると昭和16年生まれで、うちの親父と同級生。お爺さんはかなり動揺しオロオロとうろたえていた。いろいろ確認し、車の状態はたいしたことなかったので、免許証とナンバープレートだけ写真を取って、まず動揺しないで気をつけてちゃんと家まで帰らいんよ…と話して別れた。100%向こうのミスだが、何かいたたまれない気持ちになった。社会の根本で働いて苦労して生き抜いた男たちが、この国では敬われていないではないかと。
    この世の中、悪怯れたヤツは実はいいヤツだったり、明るい所で綺麗事と言ってたヤツは裏でどす黒かったりする。7月の空の下、優しさと抗う気持ちを抱えた男の銃口は罪深い。それでも彼をアナキストにしたのはもっと深い所にある誰も触れない悲しみだったはず。その葛藤や矛盾を垣間見れないのか。オレも、いずれはオールドマンになっていくだろう。葛藤や矛盾を引き連れて。でもそれはオレだけでないらしいと言うことに気づいた。もう大丈夫だ。長々とすみませんでした。

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