day#009、青森県弘前市へ

7月15日 月曜日 晴れ

さぁ、弘前へ。

なかなかに疲労が蓄積してきたから、おとなしくしておこう。札幌ー弘前って土地勘のない人にはわからないと思うけど、思いっきり遠い。昨日5時間って書いたけど、6時間かかった。

札幌は大都会。全般的に北海道のホテルの値段が無茶苦茶なのです。どう見ても5500円でしょってレベルのものが2万円くらいする。こういうのも微妙に疲労する原因。それぞれの職務の役目ってものを日本人は失わない方がいいと思う。

札幌ー函館ー新青森。ようやくたどり着いたら、アキラが駅まで迎えにきてくれた。嬉しい。

男どもで弘前イチの男飯を食べに(ごちそうに)行って、荷物の整理をする。いろんなものを家に送り返してるので、荷物が減っていくのが爽快。今日のライヴを終えて、手元に残っているものが、ほんとうにバイク旅に必要なものってことになる。

「日曜美術館」見てくれたかな?震災を乗り越え、伝統の技を今の時代に伝える匠たち。達観という言葉が適当かどうか不明だけれど、おそらく見つめているスパンが宇宙的なものだから、どうしようもない事実を粛々と受け止め、それぞれの創作の中で、ひとつづつ復興を果たそうとする姿に打たれました。

澄んだ目。それがすべてを物語ってた。

さぁ。今日はこのシリーズ最終日。弘前にて。ぜんぶ出し尽くします。ぜひ、来てね。

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day#009、青森県弘前市へ への3件のコメント

  1. にゃあにゃあ。 より:

    観ました。
    作品もさることながら、匠のみなさんのお顔が素晴らしくて。。
    困難に、怒りや絶望でなく、ひたむきさと謙虚さで向き合っていらっしゃる。
    木と漆。自然と向き合うお仕事だから、自然がもたらす災いへの受け止めかたも、深く、端然としてらっしゃるように見えました。
    都会にもいつか必ずおとずれる災害、心がまえを学ばせていただきました。
    そして静かな作品たち、胸打たれます。

    NHKオンデマンドで日曜美術館と検索すると、220円で3日間観れるようです。

  2. 中澤 美穂 より:

    山口さん、おはようございます。

    「日曜美術館」観ました。石川の漆器は自然と共に歩む中で産み出されてきた。職人さんたちの分業によるいくつもの工程を経て完成に至る。

    従って、作家の皆さんは、世界は自分(人間)のためだけのものではないこと、自然なくして作品も産まれないこと、同時に自然の大きな力の前には無力であること、自分ひとりの力などたかが知れていて、周りの人と自然によって自分が生かされていること、そういったことが誰に教えて貰わなくても、作品製作を通じて自ずと身についていらっしゃるのだと思いました。

    作品のモチーフに、草木、雨、波、鳥など、身の周りの自然が扱われるのは当然であり、時にそれは、宇宙から見た地球(鬼平さん)のイメージまで拡大していくのでしょう。

    震災を経て、大切な人たちや家財を失い、なぜこの仕事をしているのか、何を作るのかにとことん向き合って製作、展覧会に出品された作品の数々。石川の工芸の強さを感じました。

    自然と向き合い、打ちのめされても挫けず、なお、謙虚である。そんなかたがたが支える石川の伝統工芸が絶えるはずがないですね。

  3. 中澤 美穂 より:

    にゃあにゃあさん、教えてくださりありがとうございます。私は「日曜美術館」NHKオンデマンドで視聴しました。

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