セットリスト

12月28日 土曜日 晴れ

今年のツアーのセットリストはこの夏に阿蘇で毎晩焚き火をしながら、実物のPOLARSTARを眺めながら、考えたものです。というより、必然的に頭の中に湧きあがってきたというか。

それを2020年に発売したノートに書き留めておきました。

バンドってことでなんとなくグルーヴで持っていくことはできるんだけど、そうじゃなくて、ひとつひとつの曲を丁寧に演奏することで、オーディエンスには短編映画を見ているように伝えたい、と。秋に横浜サムズアップで身体がボロボロの状態でやった「ソロツアーの総集編」。そこでリクエストを募ったのもとってもよかった。そこで熱烈に寄せられたリクエストから数曲加えました。それは僕の頭の中にはなかったけれど、パズルのピースがはまるような感覚があったのです。

アルフィー(失礼)と呼ばれたアコースティックコーナーはスタッフの発案。あれもまったく頭にはなかった。我々を楽にさせるはずが、まったくそうはならなかったし、スタッフも大変だったと思うけれど、ダイナミクス、親しみやすさ、生の音、エトセトラ。二部構成にしたことも含めて、いろんな意味でとってもよかった。

実はもうちょっとだけ歌いたい歌があったし、新曲もあったんだけれど、それはまたいずれ。

終わって、昨日気づいたけど。今年のツアーは映像で記録しとくべきだったね。笑。too late。

でも、録音はしてるので、年が明けたら、新曲を書きつつ、ひとつきかけてミックスしておきます。

チームHWがなにがすごいって。たとえば。オレのグレッチをメンテしてくれているRくんがはるばる西東京市からライヴに来てくれました。終演後、グレッチを見てひとこと。「持って帰っていいですか?」。いいけど、電車でしょ?重たいよ。彼はものともせず、クソ重いグレッチ(ハードケース)を電車で持ち帰り、昨日メールが。「そうとうくたびれてるので、がっつり治します」。あなた年末だよ。笑。

こう言う人たちに支えられています。

とあるギターメーカーの人たちが来てくれました。リハから終演後までずっと僕らを見てました。どういうギターが必要とされているのか、ずっと見てた。それを本国に報告する、と。

フェンダーもギブソンもアパレルみたいになって、まったく興味を失ってる中、こんなプロフェッショナルがいるんだなぁ、と感銘を受けましたよ。彼ら機材の撤収まで手伝ってくれて。

ありえない。でも、こんな人たちと関わっていたいと思います。一本ギターを貸し出してくれました。オレが今まで触ったこともないような南のギターです。でもね、ギターがインスピレーションをくれるんです。自分の中にはないフレーズが出てくる。それってすごいことだなぁ、と。たとえばあのグレッチは考えてなくても、フレーズが出てくる。相棒みたいなものです。でも、もうオレ一人じゃどうにもなんない。支えられて生きてます。

そして、情熱忘れず生きましょう。

セットリスト(実物)

岡田くん入魂のシャツ。笑。ありがとう。

 

撮影、三浦麻旅子

 

胸熱情報が届きました。「侍タイムスリッパー」が日刊スポーツ映画大賞で3冠!!!!!

これは嬉しい。素晴らしい!!

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セットリスト への7件のコメント

  1. 萩原晋也 より:

    山口さん
    ツアー本当にお疲れ様でした。
    HW史上最高のツアーだった気がします。
    またやってください。
    ライブ盤、なるべく多く収録希望です。
    新曲も良かった。
    本当にありがとうございました。

  2. daisy3 より:

    ほんとそうですね。ライブ盤、なるべく多く収録してほしいです…。お願いします!

    侍タイムスリッパ―の受賞のお知らせもありがとうございます。
    これはほんと嬉しいし、驚きです。
    出演者やスタッフのみなさんも報われて、ほんとうによかった。

    本ブログでおススメされていたので、観に行きましたが、めちゃ面白いし、グッとくるものがありました。

    特に「(どのような結果になったにせよ、自分の信じた道を?)精一杯生きてきた」というシンプルなセリフにはめちゃくちゃグッときました。

    ほんと超おススメです。

  3. JUNまま より:

    洋さん(ヒロコ?w)、ツアーおつかれ様でした!!
    そしてお誕生日おめでとうございました㊗️お祝いに伺えて良かったです。
    渋谷DUO参加しました!!
    行けて良かった!
    素晴らしいライブでした

  4. fujiiku より:

    セットリスト公開ありがとうございます。新しいギターも気になりますね。インスタストーリにちらりと出ていた 綺麗なギターでしょうか。

    ライブ・歳月の記録1989 聞いてます。凄すぎて言葉が出てきません。音質も問題なく最高です。ありがとうございます。
    26日のライブ盤も期待大です。

  5. より:

    渋谷でのライブでは、3度泣きました。
    そして、ある曲のある部分を何度も何度も繰り返し
    歌っています(脳内で山口さんが歌ってくれています)。
    きっと、今の自分に必要な言葉なんだろうと思います。
    本当にいいライブでした。ありがとうございました!

    そして山口さん大絶賛の「侍タイムスリッパー」の快挙!
    青梅の映画館シネマネコさんでは、2025.1.3から再上映です。
    1月3日限定で、入場者配布プレゼントがあるらしいですよ。
    監督が作ったお米が当たるかも?!

  6. 風にハモ太郎 より:

    ジ・アルフィー(失礼w)の登場は良かったです!池畑さんの表情がよくわかった(後輩をあたたかく見守るまなざし)し、魚さんのニヤリと笑う不穏(失礼)な笑顔にゾクッとしました。画的には”ジョン・ボーナムとジョン・ポール・ジョーンズを従えたディラン”。魚さんにはヒートウェイヴのLIVEでしか体験できない楽器に挑んでいただく事を希望します。洋さんが南のギターにインスパイアされる楽曲も楽しみにしています。

    それと「短編映画のごとく」と書いていらっしゃったが、正にその通り!「ボーダーライン」「マネー」は特にその感が強かった。短編映画はイマジネーションをかきたてます。後者の曲には踏切の警報機のような音色のギターがはさまれていた記憶が・・・。怖かった。そしてヒートウェイブ楽曲史上最もMORな曲と私が思っている「マイファミリー」がすごくハードな、エッジの立った曲にリメイクされていたような気がするのですが、これも映画に例えるならこの時代のリメイク版ということかと。

    できるだけLive盤、収録多めで願います。

  7. なおみ より:

    遅ればせながら、お誕生日おめでとうございます!
    で、ライヴ盤!!
    にゃんと嬉しいニュースではないですか。
    年末の忙しさの中の希望なニュースになりました!
    頑張って年明けの勤務までのりこえるぞー。おーっ。

    30年企画、是非ともフライング気味での告知、よろしくお願いします。
    勤務調整して駆けつけるからさぁ〜。
    何にせよ、夏までのにんじんゲットなのでそれを励みに頑張ります!

    新春お年玉セール。
    告知だけでも今年も太っ腹っすね!
    何を買い足すか迷うじゃないっすか! (嬉しい悲鳴w)

    今年1年もヒートウェイヴの音楽にお世話になりました!
    ありがとうございます。
    皆さま、良いお年を!

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