想いを届けにいくこと、千葉県千葉市にて

1月10日 月曜日 曇り

「speechless」ツアー初日。

このアルバムの殆どは千葉市にある「anga」でライヴとして録音された。もう半年以上前のこと。僕らふたりの脳味噌を通過して、ファイルがネットをびゅんびゅん飛び交って、それは完成した。さぁ、届けに行かなきゃ。このハコはほんとうに音楽に愛をもって接している。音響の若いスタッフはここを辞めて、新しい仕事に就いていたのだけれど、無理を云って、戻ってきてもらった。

昨年の9月にバンドのツアーを終えてから、もちろんステージに立ってはいたけれど、僕名義、あるいはバンド名義のものは殆どなくて、ゲスト出演のような形が殆どだった。その間、僕はせっせと「闘う肉体」を作ることに集中していた。老いてる場合じゃないからだ。果たして、僕は久しぶりにステージに上がった。驚いた。細海魚が音を出す。脳味噌が何の指令も出していないのに、勝手に身体が反応するのだった。反応しすぎて、制御不能に陥る。自分でそれを止めることができない。知らない間に、僕は「音楽の動物」になってしまっていた。歓迎すべきことだとは思う。そんなミュージシャンはなかなか居ない。けれど、これはこれで実にやっかいだ。言葉にするのは難しいけれど、肉体が精神を振り回していると云うか。一部を終えて、魚先生が僕にこういった。「普段あれだけ理路整然としてるのに、一旦スイッチが入ると、制御不能なところがおかしい」、と。まあ、無駄に芸歴は長いから、どうにかそんな自分を飼いならしたとは思うけれど、これからは肉体が暴走しないように、自分のテンションには気をつけなきゃね。それが可能になったとき、僕らはきっと無敵の存在になる。

何はともあれ。たくさんの人がangaで生まれたアルバムを手にしてくれて、嬉しかった。みなさんの日々に力強く響きますように。来てくれて、ありがとう。そしてangaのスタッフ。いつも本当にありがとう。一回り大きくなって、また帰ってきます。それまでどうか、元気で。愛と感謝を込めて。

the heart of Chiba, pride of all

the heart of Chiba, pride of all

いつも冷静沈着、魚先生

いつも冷静沈着、魚先生

サルになって何度踏み間違えたことか

サルになって何度踏み間違えたことか

ロイホT、一点ものです。もちろん晩ご飯はそこにお連れしましたとも。

ロイホT、一点ものです。もちろん晩ご飯はそこにお連れしましたとも。

スライサーで爪までスライスしてしまったので、アロンアルファで修復中。

スライサーで爪までスライスしてしまったので、アロンアルファで修復中。

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想いを届けにいくこと、千葉県千葉市にて への4件のコメント

  1. ニシムラノリオ より:

    山口洋さま
    明日、本当に本当に楽しみにしています。
    湘南・平塚より会いに行きます。
    よろしくお願いします。

  2. こゆき より:

    angaからの帰り道、
    今夜はぐっすり眠ることができる
    そんな気分で歩いていました。
    私にとっては久しぶりに味わう
    安らかな気分でした。
    愛してます。
    ありがとう。

  3. Raku より:

    レコーディングされたときも、今回同様に妻と見てました。
    もちろん、今回も。

    なんど、泣きそうになったことか。
    なんど、笑ったことか。

    いいライブを、ありがとうございました。

    月曜以来、「Speechless」ばかり、聴いてます。

  4. ray より:

    『SPEECHLESS』届けてくださってありがとうございました。

    タイトルチューンの「Speechless」
    めちゃくちゃかっこいいです!!

    人間とはさまざまな感情の「織物」ですよね。

    日々の暮らしのさまざまなシーンに溶け込む、
    actualでfantasticなテキスタイル・ミュージック。

    とっても「リアル」です!!!!!

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